最初に向かったのは一戸町の観光天文台。11月から冬の閉鎖期間に入っているはずですが、雪が少ないので現地まではたどり着けるのではないか、と考えての行動でした。
近づくにつれて雲行きが怪しくなってきます。雪は思った以上に少なく除雪もされており、これならば、と思って山道を進みます。が、天文台の手前900mにて、除雪は終了、目の前にして断念。さすがに雪の中を歩いてまでとはなりませんでした。また来年。
戻ってきて滝沢村の新鬼越池へ。前日の雨と、高めの気温で池の氷がとけているのではないかと甘い期待を抱いていましたが、やっぱり氷に覆われているわけで。こちらもまた来年。
雫石町の一本桜。快晴で湿度も低く、撮影にはもってこいの状況ですが、風が強く、岩手山の頂上付近は激しい雪煙が舞っている様子。ただ待つよりは、ということで移動。
玉山区の渋民公園啄木歌碑。再撮影ですが、シャッターを切り始めると、岩手山の上空から次々と小さな雲が湧いてきて、なかなかまとまった時間晴れてくれない。結局滞在すること3時間あまり、撮り直し数回。

月明かりが少し強すぎるかも
一本桜に戻った時には既に22:00過ぎ。だいぶ予定よりも遅くなってしまいました。風も止んで、山の吹雪もだいぶおさまった様子です。さっそくカメラを向けて撮影開始。
ところが、ここも岩手山の上空が雲のわき出し口のようで、小さな雲が湧いては消え、消えては湧き、の繰り返しで、10分ともたない始末です。撮り直すこと5~6回、滞在時間は4時間を超えました。

大きな雲が写り込んだコマは大胆にカット。星の軌跡がぶつ切りに。
他にも撮影したい場所はありましたが、月が天頂~西に沈みかけており、状況的には今ひとつ。ここまでとし帰宅。
さて、月食当日。天気予報は、朝の時点で内陸は19:00頃までは晴れ。月食の終了が19:02ですので、ちょうどいい加減。ちょっと用足しをして午後に帰宅。さて、天気予報。
あら?朝と違います。「気象庁の」予報では、18:00頃から曇り。西の方がわずかに晴れ間が残る程度。あれこれ総合して、網張での観測を決断。月の出が16:07ですが、出の頃は山の陰で、たぶん17:00頃にならないと見えてこないはず。
現地は、空全体が厚い筋状の雲に覆われ、先行き不安。勘を頼りに望遠鏡を設置し、月の出を待ちます。待つ間にも東の雲は厚みを増し、かなり厳しい状況になりつつあります。
17:50、やっと月らしいぼんやりとした明かりが雲を通して見えてきました。皆既は終了間際、、ここからは満月に戻るまでの過程を観測するだけです。食の終了は19:02、約90分の観測時間となりました。

厚い雲の中、望遠鏡をとおしてもこれが精一杯
今年は月食が3回もある珍しい年で、その最後を飾るのが皆既月食という何ともドラマチックな展開でしたが、当日がこの天気では何とも残念。帰宅後周囲の話を聞けば、岩泉や久慈は晴れていたようで。どうも天気予報とは違う状況が・・・。全国的には天気が悪く、北日本や北海道でしか綺麗には見られなかったようです。