10月18日(月)~19日(火):快晴キタ~っ!! | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

ついに来ました、文句なしの秋晴れ。ハートレイ第2彗星も見たいところではありますが、これだけの快晴、比較明撮影のためにあるようなもの。撮りたい場所は・・・次々と候補が浮かんできて迷う、迷う。

早い時間帯は、是非奥州市の国立天文台水沢の巨大電波望遠鏡を撮りたい。岩手から銀河系の真実を探求する最先端科学の象徴、のような存在。隣接する宇宙遊学館も由緒ある建物でよい雰囲気を醸し出しています。

事前の連絡なしで突然訪問し、不躾にも「撮影させてほしい」との申し出に対し、寛大にもご許可をいただき、さっそく電波鏡の正面に座り込んでの撮影です。ところが、思っていたよりも鏡の動きが頻繁で、静止しているのは長くても20分程度。2時間近く向き合ったものの、十分な露出時間が得られず、やや中途半端な仕上がりに。しかも、微調整(?)による動きで鏡の部分が少しぶれたこともあり、迷った末に20m鏡については一部合成とし、全体像を伝えることを優先としました。


天頂を向いているのが10m鏡、正面向きが20m鏡(一部合成)。画角左に沈むのは北斗七星

21:00、早池峰山、気温0度。快晴微風、月齢11の月がほぼ南中、星の配置もまずまず、と条件的にはほぼベストの状態です。秋というよりはもう山は初冬を感じさせます。1時間近くの露出で撮影しましたが、確認したところ、最後の10分ぐらいは、露というよりも「霜」によるレンズの曇りが発生し、結局40分程度の露出時間の作となりました。


紅葉がわずかに残るが、木の葉は落ちて早くも冬の気配が

花巻市内、円万寺境内の展望所。ここも何度も足を運んでいる場所ですが、今年になってスッキリ快晴は今夜が初めて。見下ろす田畑の中に点在する家々、遠くの花巻市街地、その向こうに北上高地、とすばらしい景観です。ちょうど冬の星座たちが顔を出しており、オリオン座が東上空に横たわり、おおいぬ座のシリウスが徐々に昇ってくる時間帯です。


遠く北上高地に雲がかかり始めたものの前景は美しい

ここでちょうど日付が変わる頃。月もまだ残っており、時間的にもあと1~2カ所は回れる状況ではありましたが、どうも体が言うことをききたくないようで。心残りではありましたが、ここは無理せず帰宅、就寝。

再び夜。夕方までに画像処理をほぼ済ませ、「さて、ネオンでも」と外に出たところ、またまた快晴。天気予報をチェックすると、21:00ごろまでは晴れそう。こんな空を見たら、知らんぷりはできません。撮影できるのは、時間的にみて近場の一カ所か?

選んだのは岩洞湖。水天宮の島、対岸の紅葉と白樺林、穏やかな湖面、魚のはねる音。北斗七星とアルクトゥルス(うしかい座)が沈む時間帯で、月明かりも絶妙。


弁天島と対岸の家族旅行村

秋晴れもここまで。またしばらく、曇りベースの天候が続く予報です。ハートレイ第2彗星の最接近(20日)とオリオン座流星群の極大(22日)は観測が難しそうです。