10月16日(土)~17日(日):祝!「岩手の星空」県内全市町村を制覇! | イーティーズ・プレイスの星空観測行

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岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

土曜日の日中、岩泉町からの仕事帰り途上、岩洞湖畔の紅葉と湖面に映える白樺林が目に入り、「これは画になる」と思い、一旦帰宅後、撮影のための準備を整えて、水天宮のある島が見渡せる駐車帯へ。しかし、月明かりがやや不足気味で、しかも、風が出てきて湖面にさざ波が立っており、さらにはあちこちから大きな雲がどんどんとわき始める始末。小一時間待機するも、ここは諦めて移動。

盛岡市内を中心とした撮影の予定ではありましたが、ここに来て西空から晴れ間が広がってきたこともあり、今年すでに何度か振られている西和賀町の和賀岳を見に。そしてついに、快晴の山頂を目にすることができました。弱々しい月光を正面から浴びる山、前景のススキを入れて快調に撮影します。なかなかに手強い場所でした。


山は色づき、ススキが揺れ・・・秋ですねぇ

1月から始めた、「比較明合成写真による岩手の星空」シリーズも、この和賀岳(西和賀町)をもちまして、岩手県内、全34市町村を網羅いたしました。もちろんこれが目標ではありませんので、まだまだ撮影は続きます。

さて、花巻に抜ける県道12号線。約30kmの山道は所々濃霧が発生しており、鉛温泉に至るまでにすれ違う車は1台もなし。見かけたのは、狸が2頭のみ。ノコノコ、モコモコと道を横断しますが、気をつけてよ、轢かれるから。

花巻市内では、「ダメかな」と思いながらも、円万寺境内の展望所に立ち寄りましたが、早池峰山方向は雲がたまったまま動かない状態で、ここはいくら待っても状況は変わらないと判断し、雲が広がってきていることもあり、帰宅して夜食タイム。

月が沈んだ午前00:00、盛岡市内愛宕山展望台へ。市街地を見下ろす絶好ポイントでの撮影。岩山展望台とはまた違った方向、雰囲気で、まずまず。低空には雲がたなびいてはいるものの、雨上がりのせいか、街を包む、いつもの靄というか埃っぽさが少なく感じられます。深夜にはさすがにカラスも寝静まっているのでしょうか。羽音もありません。夕方は、樹間の歩道を歩くだけで、カァカァ合図(?)しながら一斉に飛び立ち、○○○爆弾(白い液状の物体)で攻撃してくるので注意が必要です。


沈みかけの木星の軌跡が明るい

市街地に入り、今何かと話題・問題となっている、桜山界隈へ。ひょっとしたらこの風景が変わってしまうかも、との思いで、記録用に撮影しようと試みましたが、何しろ街灯が多く、しかもその光は強烈。街路を綺麗に写せば星の姿は拾えず、星をとらえれば地上は光で真っ白状態。結局心の映像としてしまっておくことに。


強烈な照明の中、木星がぎりぎり写る程度(右端中央の光点)

上の橋。盛岡城築城時に架けられた由緒ある橋で、当時の擬宝珠が数多く残っている貴重な場所です。どこから狙えば最も印象的な画になるか。橋本体はもちろん、川の流れ、町並み、そしてもちろん星々の軌跡。すべてを完全に満たすポイントはなかなか。橋の周囲や川沿いをぐるぐるまわった結果、川下から北東方向にカメラを向けて設置。ちょうど北斗七星が昇ってくる時間帯でもあり、画面にその軌跡が写る構図です。


このまま撮影できればよかったのですが・・・

水辺での撮影で、夜露に加えて川の水しぶきにも注意が必要。さっそく撮影を開始したところ、わずか数分でカメラのバッテリー切れです。気温がだいぶ下がっており、消耗が激しくなっています。夏場の半分以下、条件次第では3分の1ぐらいまで低下します。

仕方なくバッテリー交換の上、再撮影。ところが今度は、レンズ保温のためのカイロのバッテリーが切れて(しばらく気付かず)、カメラ本体とレンズに露がついて、それがしたたり落ちるほどに。画像はもちろん使い物にならず。


気付かずにこんなのを何十コマも撮影してしまい・・・

今夜は、食事と休憩の中休みをはさんで、実働8時間。結果は・・・写真できあがり2枚分。ちょっと作戦的にまずかったか?紅葉ポイントもあちこち撮っておきたいし、これまで撮ったものの再撮影もしたいし、時間と天気との勝負です。20日はハートレイ第2彗星の最接近、22日はオリオン座流星群の極大、と、こちらも見逃せないし・・・まずは晴天(できれば秋の快晴)を願うこととします。