8月24日(火)~25日(水):気仙地方は今夜も快晴なり | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

今夜の晴れは一関地区と沿岸南部という予報です。

今回の最大の目的は月の撮影。8月25日02:05が満月の瞬間です。月が地球を回る軌道は完全な円形ではなく、わずかに楕円形です。最も近いときの距離は約36万km、遠いときは約40万km。それに伴い、見かけの月の大きさも最大12%ほど変化します。今年は、1月の満月が最大、そして8月の満月が最小です。

とりあえず一関に向かい、市内厳美にて待機。月が高く昇るまでには間があったので、「霜後の滝」を撮影しようと現地へ。しかし、空を広く薄い雲が覆っていて、比較明撮影は断念。どうも雲の動きが怪しい。スッキリした快晴にはならないのではないか。

「待つ」ことよりも「動く」ことを選択。月は一晩中出ているはずなので、あちこち移動して最も条件のいい場所で撮影したい。そこで、頼みの気仙地区へ。陸前高田、晴れ。ここでも十分。しかし、その後のこと(比較明撮影)を考え、さらに大船渡へ移動。碁石海岸、晴れ。当地の晴れ方は実に潔く、誠に頼りになります。

早速、月の撮影。上出来。1月の満月と比べてみました。




イメージでは分かっていましたが、実際に並べて比べてみると、その違いは驚きです。この中間が平均距離にあるときの大きさですので、両極端の比較ということです。

引き続き、穴通磯(春先の撮影時に雲が少々)の再撮影に向かいましたが、北側の雲が動かず。1時間程度待機したものの、「無理」と判断し移動です。実は、この夜も昨日に続いて山が見たい気分。そこで向かったのは、気仙と言えばこの山、「五葉山」です。

大船渡から望む五葉山は撮影済ですので、今回は住田側から見た山を撮影します。上有住の山中。遠くになだらかな稜線が見えています。山頂付近に北から流れる雲が集まっていますが、動きは速い様子。00:00ジャストに撮影開始。早々、おうし座のアルデバランが満月の明かりをものともせずに、その赤い光を山陰から現し始めました。

やや望遠で、20分程度の撮影が無事終了。これ1枚で満足、帰ります。帰路、花巻~盛岡は雨や曇り。今回の作戦は大成功、大いに意味のある遠征となりました。