8月10日(火):雲を追い、雲に追われ | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

8月6日から、夕方の西空に見えている三惑星、金星・土星・火星の集合写真を連続撮影してきましたが、その5日目です。5日連続の晴天は最近にはなかったことで、このくらいの期間があれば、それぞれの惑星の移動量が比較できて結構興味深い画像になるはず。

ところが、日没とともに雲が増えてきて、特に西空には多数の雲の固まり、そして筋雲。わずかな切れ目から撮影するしかありません。雲の出没とその移動はなかなかに予測が難しい。頼りは自分の経験と勘のみ。

ということで、雲の切れ目から惑星たちが顔をのぞかせるであろう方向に移動を繰り返します。盛岡市内→紫波町→矢巾町、そして再び紫波町へ。雲を追いかけ、雲に追われ、時間との戦い。撮影可能時間は19:30~20:00までのわずか30分。その間に撮影できそうな場所を求めて車を走らせます。

結果的に、三惑星をかろうじて捉えられたのは、紫波町内の田んぼの中の一本道。ぎりぎりセーフでした。ただし、雲がだいぶ出ており、完璧というわけにはいきませんでした。




11日からは曇りや雨の予報ですので、とりあえずここまでの画像を処理して、5日間にわたる三惑星の移動を合成してみました。5日間の撮影条件(場所、時刻、感度、露出時間、ガイド、固定)はすべて異なります。



下が金星(-4.2等)、その右上が土星(1.1等)、左が火星(1.4等)で、画角の左上の星は、おとめ座γ星(2.7等)です。それぞれの惑星の、明るさや一日の移動量の違いが比較できる画像になりました。

9日~10日にかけて、宮古市真崎海岸で撮影した、木星の自転画像の処理も終わり、スライドショーに仕立ててみました。4時間30分を54コマ、1分間にしたものです。HP「観測の記録」→「惑星観測(木星)」にて。
後半はシーイングもよく、比較的鮮明な画像になった気がします。



ところで、12日~13日、ペルセウス座流星群の極大当日は、やはり雨模様のようで、今年も見送りの公算が大となりました。台風4号が、12日夜にも上陸かと。天体観測どころではなさそうです。昨年も極大日が曇りで、翌日の観測では大きな流星が少なかった記憶があります。



2009年8月14日、雫石町小岩井の一本桜駐車場にて

夏の風物詩、今年も振られそうです。