各メディアの予報は、内陸・沿岸ともに曇り一時雨。唯一、気象庁の天気分布予報が、21:00~03:00頃まで、沿岸北部の狭い地域が晴れることを予報。ということは、予報通りであれば、21:00前から徐々に西から晴れてくる可能性がありそう。ということで、迷わず遠征。目的地は宮古市の真崎海岸に決定。
18:30、現地到着。全体に雲がかかってはいるが、流れは速い。そして、19:00ごろからは期待通り西からどんどん雲がとれて晴れ間が広がってくる。海岸の砂浜に三脚を設置し、山あいに沈んでいく三惑星を狙う。ギリギリのところで何とか撮影完了。惑星の動きは速い。わずか3~4日でその配置を大きく変えています。

ところで、19:10頃、砂浜がかすかに揺れる感触。帰宅後に確認したところ、やはり地震だったようで。幸い、津波などなく、事なきを得ました。この記事執筆最中(10日15:00)宮城県北部で震度4の地震。学生時代の昭和53年、宮城県沖地震で、ブロック塀の下敷きとなり多くの命が失われたことを思い出しました。
21:00前、木星が出る時間ですが、東の海上付近には流れていった雲が大きく停滞していて、なかなか木星が顔を出しません。ペガススの大四辺形は完全に昇っていますので間もなくのはず。近くのキャンプ場では、花火に興じている家族連れらしきキャンパーたち。だいぶアルコールも入ったような、大人の皆さんの嬌声。
21:30過ぎ、やっと木星が現れ、すぐに晴れの領域へ。早速撮影開始。大赤斑はすでにかすかに見えはじめている状態です。心地よい波の音を聞きながら、撮影は続きます。5分間隔で、露出を変えながら各3~4コマ。今回は画質にこだわり、感度を下げて、カメラのノイズを極力抑えた撮影を心がけます。23:10頃、大赤斑が子午線通過。02:45、4時間30分にわたる木星の自転観測終了。

予想、期待以上の晴天で、22:00過ぎからは文字どおり雲一つない快晴のもと、MT160では木星の観測撮影、LX90では各種星雲星団の観測。もちろん肉眼では満天の星空観測です。あれこれ見た星雲星団の中では、おうし座のM1(かに星雲)が好きな対象。メシエ天体のリストの一番にあるというだけでもかっこいいが、その姿形、1054年に大爆発した超新星の残骸であり、現在でも秒速150kmの速度で膨張を続けています。
01:00をすぎたあたりから、それほど大きくはないものの、流星がいくつか見られました。径路から判断すると、ペルセウス群ではないかと思われます。今日の天気、12~13日までとっておきたいほどの晴天でしたが、流星群当日はあいにく曇りベースで降水確率60%の世界。予報が外れることを願ってはいるが・・・・。
最後に、徐々に姿を見せてきた秋~冬の星座をいくつか撮影して、本日終了。総撮影枚数、奇しくも222枚。おひつじ座~おうし座~ぎょしゃ座、と久しぶりに見る星座が次々と昇ってきます。03:00頃には、夏の大三角が西に沈む頃、東の空には早くも冬の王者オリオンが顔を出します。夏8月、明け方近くにはすでにして秋~冬の使者たちの姿。

おうし座:プレアデス星団(すばる)とヒアデス星団
帰路、宮古市街を抜けると、とたんに雲が広がり、川井~区界は猛烈な濃霧。対向車のライトも直前にならないと見えないほどの危険な状況。そして盛岡は完全な曇り。