8月4日(水):馬場のど真ん中で木星を観測す | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

滝沢村の「馬っこパーク」。サマーキャンプに参加の小学生とスタッフを対象の天体観望会。早めに到着し、砂場に望遠鏡を設置完了。ひずめの跡がびっしり。なんだか、馬になったような気分・・・。


開始まで一休みと思って管理棟へ。夕食のご相伴にあずかり、恐縮でした。食堂でみんなそろって、まずは「賢治とベゴ石の会」の会長、田中明弘氏のお話。宮沢賢治と石、星、山にまつわるあれこれ。


19:30、外も暗くなってきて、星空の時間。朝の時点では終日曇りの天気予報が、昼になって、21:00頃までは晴れの予報に変更(気象庁とNHK)。とはいっても、全体に雲は広がっており、北極星は見えない。西の方角と天頂がかろうじて晴れている状態。


金星は雲の中、そして木の陰に。望遠鏡の設置場所がまずかったか?土星。薄い雲の合間から何とか顔を出してくれて、細い環が見えました。月の出は23:00過ぎで、今回はお預け。晴れ間が広がっている場所で見えるのは・・・M57(リング星雲)、M13(球状星団)、あたりか?


リング星雲、子供たちの見立ては、「白丸」「四角形」「六角形」「星形」・・・・。先入観がないといろんな形に見えるものです。M13は、「綿菓子」「雲」「ぼんやり」「見えない」・・・など、これもいろいろ。


終了予定時刻も迫ってきて、最後の最後、宮沢賢治にまつわる対象、ということで、「アルビレオ」です。色の対比が美しい二重星ですが、「青」はみんな共通。もう一つの色は「黄色」「オレンジ」「肌色」「白」と、これも人それぞれ。あえて答えは言わず、見たまま、感じたままの色を心に残してもらいました。


さて、4日~5日にかけては、木星の大赤斑チャンス。パークのご厚意に甘えて、望遠鏡を馬場に設置したまま、一人、木星の出を待ちます。


22:50、撮影開始。大赤斑はすでに見えています。右下には黒い斑点。自転の連続撮影にはもってこいの感じ。1時間ほどは順調そのもの。このまま天気予報がはずれて、ずっと晴れで推移することを期待するも、23:50頃、大赤斑がちょうど子午線を通過する時間、四方八方から雲が。あっという間に木星の姿はかき消され、その後1時間ほども見えず。なお、この時間でも、スタッフは馬のお世話のようです。大変な仕事です。


観測目的は、連続写真とスライドショー狙いのため、撮影は中断、そして断念。なかなか一晩中スッキリと晴れる日がありません。暑いだけやたら暑くて、・・・今年も変な夏?5日からは晴れベースが続くようなので、仕事も趣味もこれからに期待。


星を見るのは「趣味」、星を見せるのは「仕事」。