7月27日(火):木星の斑点を追跡する | イーティーズ・プレイスの星空観測行

イーティーズ・プレイスの星空観測行

岩手の移動天文台、「イーティーズ・プレイス」による、星空と天体の観測記録。 http://www.justmystage.com/home/etplace/

24日の木星観測で見られた、黒い斑点の正体を見極めるべく、張り切って観測しようとして外に出たところ、月も見えないほどの曇り空。満月の光も遮断するほどの厚い雲です。6メディアの天気予報を改めてチェック。1局のみ、「紫波町が晴れ」の予報を出しています。ただし、この局は、私的天気予報検証において、6メディア中、的中率第4位であったこともあり、半信半疑で、でも、期待を込めて遠征です。

22:40、紫波町彦部。西~南はやや厚い雲、そして全体に薄雲がかかってはいるものの、月は十分に見え、1等星と、一部の2等星程度までは見えている状態。幸い東の空はほぼ晴れの状況です。望遠鏡を設置している間に、木星が山陰から昇ってきます。写真撮影には十分な明るさと透明度と判断しました。

23:10、撮影開始。あの、黒い斑点が見えたときと同じくらいの経度になるまで(00:30頃)は、何としても晴れのままで推移してほしい。あわよくば、大赤斑とは別に、自転の様子がわかるくらいに見えてほしい。

いよいよ問題の時間帯に。肉眼で見て、そしてカメラのモニターで見て、南側に明らかに「縞」が見えます。斑点がそのまま縞状に広がったのではないかと判断。3日間で大きな変化が。これは画像処理が楽しみ。



さて、画像を比べてみると、・・・。縞が見えると言えば見えるのではあるが、それほどはっきりしているわけでもなく、かなり淡い。斑点が広がったにしては、こんな短時間でここまでというのも不自然な気もするし。う~ん。さらなる検証・観測が必要です。前回の斑点は、明らかに自転とともに位置を変えていたので、間違いなく表面の模様であるはず。決して見間違いでもなく、カメラのノイズなどでもない。

20世紀初頭(だったかな?)、火星表面の模様が、火星人が造った運河と考えられていたことがあります。しかも、高名な天文学者による説でした。今日見た縞模様も、実はひょっとして頭の中で、あるいは心の中で見たものかも。人は、自分が見たいと思ったものを見るし、見たくないと思ったものは見えないように、脳のフィルターが作用するとか。

でも、・・・。

今一度、時間を正確に計算し、きっちり観測・撮影し、このモヤモヤを解消させます。今回はここまで。