何気なく天文雑誌を開いたところ、7月23日、木星の大赤斑が夜半に子午線通過、ということに気付き急遽出かけることに。内陸の天気は曇りベースで観測は無理そう。各種予報を総合して、沿岸南部、陸前高田市に決定。
日没時に到着。暑い・・・。木星の出には間があったので、陸前高田と言えば高田松原、ということで、前にも撮影してはいるが、月明かりのない夜のものだったので、改めて月下の浜辺を撮影してみる。あちこちの光が入ってきて、ちょっと微妙な発色にはなったものの、まあまあか。

さて、観測場所への移動です。何度か行ったことのある、蛇ケ崎の園地です。ここは、広めの駐車場とトイレが完備されていて快適です。ここでもまだ時間に余裕があったので、沿岸の島々を撮影。鶴島、亀島をはじめ、多くの岩礁が散在しており、展望台も整備されています。

亀島撮影中、大きな月と真正面には強烈な漁火の中、流星が。時刻は、22:08。肉眼で見た感じでは、明るさは-2~-3等かと判断しました。真っ暗な空に流れたら、びっくりするほど大きな流れ星だったに違いありません。
22:00を過ぎ、木星が昇ってきて、高度もそろそろ十分。園地駐車場にて、望遠鏡を設置し、撮影準備完了。22:50、撮影開始。すでに大赤斑が見え始めています。ここから約2時間で、大赤斑が木星表面を横切るはず。5分間隔で、各4~5コマで撮影を続けます。
天気は、これ以上望むべくもないほどの晴天。今日こそ、なんだか行けそうな気がする~、と思わずつぶやきたくなるほど。00:10頃、大赤斑の子午線通過、予定時間の半分が経過。時間が経つのが早い。木星の自転も速い。順調、順調、不安材料これっぽっちもなし。
01:45、大赤斑は木星面を通過し、やれやれと終了しようとしたところ、木星面になにやら黒っぽい斑点が見えている。はじめは、カメラのノイズかとも思ったものの、時間経過とともに移動している。これは、木星表面の模様に間違いなし。何かの衝突痕か、と一瞬思ったが、これほど大きな痕が残るような出来事があるはずはない。
あるいは、今年になって淡化し見えなくなった縞が復活(再出現)する兆候ではないか。それにしては、まだ早すぎる。う~ん。今後の観測と情報に注目です。


自転のスライドショー仕立てはホームページ「観測記録(惑星の観測)」で。
結局、すべて終了したのは02:30。薄雲が広がってきたこともあり、黒斑点の観測も途中で終了です。継続観測が必要かと。さっさと撤収し、頑張って帰宅。帰路、住田からこっち、内陸は星一つ見えない曇り空。沿岸南部だけがピンポイントで晴れていたのか?奇跡的です。「信じられないタイガーの夜」(30年ほど前、深夜の仙台で流れていたテレビCMです)。