かつて「中国製造」の意味は現在のものとは全く違っていた。真に畏怖の念を抱かせる最新技術を駆使したものを意味していたのだ。古代中国の発明は、よく知られているものと知られていないものがあり、欠かせないもの、役に立つものから単に面白いものまで実に様々だ。

 

  中国の四大発明

 

文明の発展に大きな役割を果たした古代中国の四大発明から見てみよう。

左:火薬の処方。1044年『武経総要』より。右:爆弾の図

 

火薬:9世紀、不老不死の妙薬を製造しようとしていた中国の煉丹術師が、皮肉なことに、火薬を発明してしまった。時が経つにつれ、より強力な引火、爆発をもたらす配合へと改良されていく。西洋社会で銃が通常の武器になるかなり前に、中国では火薬を花火、火炎弓、手榴弾に用いていた。

 

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