仕掛人・藤枝梅安② | 月を見上げるもぐらのように

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日記及び読んだ本や面白かったサブカル感想(ネタバレ有り)を書きたい、なと思ってみたり、みなかったり。

仕掛人・藤枝梅安②を見てきました😊

2月に公開された藤枝梅安①鑑賞済みです

本当は、You Tubeの映画レビューchで評判が良かった『ダンジョン&ドラゴンズ』が見たかったのですが、人気が無いせいか?上映回数が少なくて仕事終わりの時間帯に見るのが不可能だったので、仕方なく鑑賞予定の藤枝梅安②で妥協しました。

個人的評価は★★★★★(とても面白い)でした。

《あらすじ》
京では、無頼の浪人集団が町家で暴れまわっていた。
その中心にいるのは井坂惣市(椎名桔平2役)という男だった。
そのころ、藤枝梅安(豊川悦司)は恩人・津山悦堂(小林薫)の墓参りをするため、相棒の彦次郎(片岡愛之助)とともに京に向かっていた。
その道中で、彦次郎は妻と子を死に追いやった憎い仇にあったという。
だが、男はきちんとした身なりの武士であり、非道を働くような人柄に見えないことから、梅安は本当にこの男が仇なのか違和感を覚える。
その夜、上方の顔役で殺しの依頼を仲介する元締と久しぶりに再開した梅安は、いきなり井坂の仕掛を頼まれる。
一方、店ですれ違いざま、梅安の顔を見て、目を見張る浪人がいた。
男の名は井上半十郎(佐藤浩市)
井上梅安も切り離せない憎悪の鎖でつながれていたのだ。
新春の祭りで華やぐ京の町で、彦次郎梅安井上、暗い因縁の決着をつけるべき時が来た。


梅安②のメインテーマは『復讐』って感じでした。

①では仕掛の話よりも藤枝梅安の過去を掘り下げる事と飯テロがメインって感じだったので、②の方が、エンタメよりな構成だったように思います。


②だけでも十分楽しめますが、①を見ていると藤枝梅安という男の複雑な心境をより理解できるかも


ここからは、長重的みどころ


一番はやはり、妄執に囚われた男、佐藤浩市さん演じる『井上半十郎』ですね。

藤枝梅安との確執、同じ仕掛人という立場でありながら、仕掛人の掟を破り梅安を付け狙う執念と諦念に因われる姿は、最高に格好良かったです、もちろん殺陣シーンも、静から動に瞬時に切り替わる感じがたまりませんでした😤👍

佐藤浩市さんの相棒 佐々木八蔵役の一ノ瀬颯さんの二刀流の殺陣シーンもスピード感あって良かったですね。


佐藤浩市さんには及びませんが、梅安の家のお手伝い おせき役の高畑淳子さんも素晴らしかったです。


注目するシーンはいっぱいありましたが、特に凄いと感じたのは、豊川悦司さん演じる梅安が、相棒である彦次郎に見せる顔と、恋人である おもん(菅野美穂)や梅安に秋波を送って来る女達に見せるセクシーな顔と、家族枠である おせきに見せる顔を演じ分けていた所でした(自分の思い込みの可能性も否定できません)


時代劇としては、殺陣シーンが少なめなのが残念ですが、仕掛人って役どころである以上仕方ないとも思いました。


〈一言日記〉

この間、隣町(県内第2の都会)に中古本探しに行ってきました。

今年はラノベから少し難易度を上げてミステリーに挑戦しようと思い、綾辻行人先生の館シリーズや、森博嗣先生の長編シリーズを大人買いしてきました。

お陰で積本が50冊に迫って来ましたが、読みたい本、読まなきゃいけない本に囲まれていると、無性にワクワクしてきますよね☺️