南北朝武将列伝 南朝編 | 月を見上げるもぐらのように

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日記及び読んだ本や面白かったサブカル感想(ネタバレ有り)を書きたい、なと思ってみたり、みなかったり。

12月に入り、朝から車が凍結する日が増えてきました、少しは安くなるかな?と、期待していたガソリンは、ほとんど値下がりする気配は無いし(現在最安値は155円)、コロナの変異種オミクロン株って奴がでて来たし、年末に仲間と久しぶりに飲みに行く約束もあったのですが、これからどうなっていくのか…🤔


日記も大事ですが程々にして、感想へ


今回読了したのは、

南北朝武将列伝 南朝編

南北朝本に手を出したのは、BSでやっていた大河ドラマ「太平記」や、ジャンプで連載が始まった、逃げ若の登場人物の理解を深めたいから、と1年くらい前に購入して、ずーっと積み上げていたからなんですが😅

【簡単なあらすじ】
近年、南北朝~室町時代がブームと言われている。
しかし、読んで楽しむ書物が少ないので、研究の進展を付け加えて、南北朝時代の武将を南朝・北朝問わずに紹介する姉妹本の南朝編。

南朝編で取り上げている武将は31人
北畠顕家が率いた東北、陸奥将軍府関連
北畠親房が立ち上げた、常陸を中心とした関東勢
近畿地域で、足利尊氏・義詮と相対した吉野方
中国地方、九州地方を席巻した征西府関連
各地で活躍した武将を解説していました😊

特に興味深った人、エピソードをいくつか抜粋。

1人目は「北畠顕家
鎮守府将軍として、奥羽の地を任された若き公卿
奥羽の地は、北条得宗家の強固な勢力基盤であり、建武政権に従わない北条得宗被官達を鎮圧する為、後醍醐から「恩賞充行」と「所領安堵」権を特別に許された。

北畠顕家と言えば、2度にわたる畿内遠征を行い、足利尊氏を追い落とした若き公家武将として有名ですが、1度目の遠征の帰路、関東で足利方の武士の抵抗にあったり、帰り着いた奥羽でも、足利方に寝返った武士たちを鎮圧する為に戦に明け暮れた。
そんな状況でも、吉野に逃れた後醍醐の要請を受けて2度目の畿内遠征に出発し、関東・畿内で足利方を打ち破り、足利方の高師直軍との決戦に敗れて戦死した。

顕家が、後醍醐から特別な権限を与えられていた事。
その権限を持ってしても、足利尊氏を支持する武士達の抵抗を抑え込めず、関東・奥羽で苦しい戦いを強いられたって話は、初めて知ったので興味深かったです。

他にも、千種忠顕さんや、征西府を率いた懐良親王や菊池武光に着いても書きたかったのですが、間が開きすぎたので、諦めました😅