珈琲と虹と鯨の棲む場所 -63ページ目

珈琲と虹と鯨の棲む場所

東京都三宅島をフィールドに直感を綴る


西のてっぱつが止んで、カフェの西側の海が凪ぎると双眼鏡でクジラのブローを探してみる。
遥か沖に二頭のブローが見えたので、暫く追っていると、目の前の桟橋で大きなブローがあがった。
あんまり近すぎて、えええええぇ~~~~~~~~そこぉ~~~って思って、
急いで三脚にビクセンの望遠鏡を置いてカメラを近づけて撮ってみたのがこの写真です。
※2014年にハワイ島のサウスポイントで見たブローを思い出すなぁ、人生最高の想い出のひとつ。

ハワイアンは地球上で大きな生き物は神様の使いとされて、神聖な生き物と崇められている。
亡くなったクジラが漂着した場所は、神聖な生き物の最期の場所であるとされ、特別な場所だと言われる。

かつて、富賀浜にマッコウクジラがストランディングして、沖縄の美ら海水族館に勤める同期に写真を送ると、
「マッコウクジラのストランディングなんて、一生に一度あるかないかってくらい貴重なんだぞ!」って言われました。

たとえ365日、毎日クジラに会えたとしても、地球上で一番大きな神聖な生き物との遭遇、
それこそ、この島に住んでいるからこそ起こるミラクルなわけで、
全身の毛穴が開いてしまいそうなくらい、感動して、その偶然には感謝しかない。
一生のうちで、野生のイルカやクジラに出会うことなんてない人がたくさんいると思う。

何が言いたいかというと、島に住んだら、そういう事を大事にしたいと思うし、
毎日のように見れたとしても、一期一会なんだと思ってその偶然に感謝し、
その貴重な時間に対して、島に恩返ししたいと思うくらいの気持ちで生きて行きたい。
そしてこの貴重な偶然を、たくさんの人に三宅島で体験してほしい。

ある方とお店で島の自然について深く話をした時に、
「三宅島の人たちは、もっと、いまある島の自然を大切にしたほうが良い。」と言われました。
あたりまえになってしまわないで、身近な小さなことを大事にするべきだと。

かつて大きなプロジェクトを推進していた方からも、
「三宅島の残念なところは、生け花みたいに、最初はきれいに見えても、
すぐに枯れては捨てて、また新しい花を飾って、枯れては捨てる。
種を蒔いて、芽が出て、花を咲かせ、大きく育って木になり、林にして、森にしていく
そういったビジョンに欠けている。」と言われたことがある。

すでにたくさんの身内や友人の死を見送ってきた。
自然の中で生かされている、自然の中で遊ばせてもらっている、
いつまでも謙虚な気持ちで、「個体の掟」の中で、自分と向き合っていきたいと思う。



 


何度か観ている映画ですが、2019年初めには最適な感動の実話、超オススメです。
人間の一生にはいろいろな事があります。お金だけでは解決できない何か。

なぜ人は芸術に興味を持つ?それは、唯一の残せる足跡だから
 

 


今年の成人式には14名が出席していた。
自分の成人式の話は置いといて、いくつか感じたことを書こうと思う。

今の若者は総じてまじめだし、いろいろと考えている。
地元に貢献したいとか、未来の子供たちに伝えていきたいとか、
大いに夢を語ってほしいし、輝かしい未来があると思う。
式では5年前に書いた、二十歳の自分への手紙を何名かが読み上げていた。
何名かはそれにむけた勉強をしていたり、学校に通っていたり、
でも、ほとんどがその頃書いた自分とは違い、方向修正しているようだった。
それでいいと思う、若いんだし、思い切りやればいい
世界は広い、島から出て行くと、都会には人はたくさんいるし、
情報も島の何十倍も溢れていて、緊張もするし、自分の小ささに苛まれる。

新人にむけた3つのメッセージを書いておく
・元気良く
・スピード感を持って
・諦めない
この3つは、どんな若者でも必ずできること。

自分で限界を作ったり、若いうちからサボることを覚えたら、絶対に夢の実現はない。
そんなことをしている間に、コツコツと努力をしている人は世界中にいる。
ましてや、若者よりも経験も実績もある大人が、圧倒的努力を続けていたら追いつかない。

ちょっと前のブログにも書いたけど、口に出したり、SNSに書いたら、
圧倒的な努力をすること、「圧倒的な努力」とは、
他人が休んでいる時に休まず、他人が寝ている時に寝ないでやること。
努力なくして、成功なし。

多くの三宅島人に輝いて欲しいと思う。
そして自分の夢が実現したら、島に少しだけ恩返しして欲しいと思う。
義理・人情・恩返しを大事にする。そういう大人になってください。


自分がいま、この場所で存在していること、それは代々続く先祖からのリレー
今年もその意味を感じながら、この場所で生きて行く