さようなら2020 | 珈琲と虹と鯨の棲む場所

珈琲と虹と鯨の棲む場所

東京都三宅島をフィールドに直感を綴る


2月に改選があって、新しい任期を得た。選挙に関わり、こんな自分を応援してくれたり、
投票してくれた勇気ある123名の方には感謝して止まない。
そして支援者の皆さんの人生は、この上なく応援したいし幸せになってほしい。
かつていじめられっ子体質だった自分自身は、とっても小さな人間なので、
嫌なことをされたら何倍にもして仕返ししたいと思っていたし、
嬉しいことをされたら、それは恩返ししていきたいと思っていた。
しかし二度の選挙を終えて、大きく変わったこと、知り得たことは、
カルマとは良い事をすれば必ず良い事で返ってくるし、
悪い事も自分に必ず返ってくるという教えだった。そして人間はいつか必ず死ぬという事も。
だから今は良い事だけに集中して、数少ない周りの方と幸せを追求したいという考え方に変わった。

コロナが広まると、2月のボルダリング大会がキャンセルになり、世界が急速に変化した。
4月の伊那市(旧高遠町)との友好交流40周年や7月の東京オリンピック2020はもちろん、
年間を通じてさまざまなイベントなどが中止となった。同時に島から出張することもなくなった。

島の中でできた時間を少しでも新しい事にチャレンジするために、
まずはこれまでやりたかった事、これからやりたい事を整理しながら、
同時に様々な申請作業などもやりつつ、島籠りを充実させた一年だった。
人生の後半戦、自分の成長に繋がらない「やりたくない事」を無理矢理やるのはやめにした。

新しいプロダクトも揃えることができたし、読書も映画もボーンカービングもできた。
過去にお世話になった人たちに連絡をしたりして、直接声が聴けたりした。
噴火から20年という事を言われ、10年前の噴火から10年の時はどうだったのかを振り返ったら、
エコライドやったり、クライミングも今の体育館の準備、レディースランの構想など
同じような葛藤と感情に苛まれていた。その後に3.11の震災もあったり、
オヤジが倒れて、お店もカフェにしたり、10年前にもいろいろと変化していた。
だから自分の根本はなにも変わっていないし、もっと言えば、
中学生の時の夏休みの感覚はずっと続いている。
まわりが変わってきたようで、ある一定のサイクルでループしているにすぎない。

過去にも感じていた事だけど、逆スパイラルで時代は変化している。
レイヤーは時間の流れで一段上がっているけど、判断の基準や考えている事、
趣味、趣向は全く変わらない。それを経験してきたか初めて来るスパイラルなのかの違い。
三宅島は約20年間隔で噴火しているから、そういう逆スパイラルのループ的な考え方は、
多くの島民が、そして地球に敏感な人たちはカラダに沁みついていると思う。

 

西之島が噴火で大きくなっていくように、三宅島も過去を調べれば、
経験していないだけで、1535年、1643年の噴火で土地が変化している。
もしかしたら次の噴火でもう一つ島ができるかもしれないし、島が大きくなるかもしれない。

2020年はいろいろな変化があるようで、長い歴史の中で、
宇宙規模で考えれば、人間の生活なんて、ほんの一瞬を切り取って
100年くらい生かされているだけなんだと実感する。
※木星と土星の接近だって397年ぶりでした。

いま、目の前でクジラが毎日のように見れている。
地球で一番大きな動物で、最も頭が良いと言われている。
※鯨類は脳の20%を使えているらしい(人間は10%くらい)

かつて、パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードが言っていたこと
My direction is as pleasing to the soul.(魂にとって心地よい生活)
もう一度、自分の魂に問いかけて、新しい年を迎えたいと思う。