高校の同級生13 | 珈琲と虹と鯨の棲む場所

珈琲と虹と鯨の棲む場所

東京都三宅島をフィールドに直感を綴る

 


正直、食べ物の話は面白く読むものの、その内容についてはあまり興味がない。
どんな高級な食べ物も、B級グルメも、カップラーメンも、おなかに入ってしまえば、
後はカラダを通って、翌朝にトイレに行くだけ。それくらいにドライに考えている。
食事というのは、誰と一緒に時間を過ごし、どんな会話をしたのか、それを彩る。
名わき役というか、もちろんメインになる時もあるけど、
お金を掛けなくても美味し物はたくさんある。味覚は人それぞれでしょ?
SNSで煌びやかに食事の写真ばっかりをアップしている方は、
まったくもって興味がないので、たまにフォローを外します。笑

絲山さんが生活している群馬の話は、毎回懐かしさを感じる。
爺ちゃんと行ったスズランや群馬弁の「イチゴ⤵」の下がり方や
「食べり⤴」の上がり方は、生まれ育った場所の石鹸では落とせない
カラダに沁みついた懐かしさを感じる。


最終話の父娘でキッシュを作る話では、自分の父の事を思い出した。
オヤジの本当に嬉しそうな顔をみたのは、人生で3回くらい
1回目は都立新宿高校に合格して↓入学式で写真を撮った時

2回目は一緒に「夜の虹」を見て、その日が父の50回目の結婚記念日だった時
親父は 「70年以上生きてきたけど夜の虹なんて初めて見た。そういえば、
今日は結婚記念日なんだよ」 と言って、嬉しそうに介護ベッドから夜空を見ていた。

3回目は2016年、最初の選挙で当選した時、この年にオヤジは他界した。
人生でたったこの3回くらいしか、自分の事で嬉しそうな顔を見れなかった。
親孝行できた瞬間がそれだけ少なかった。あとは心配と迷惑ばかりかけた。
血が繋がっているのに、親子関係って本当に難しい。
自分も娘との関係にはとっても緊張するし、なんだかスタイリッシュではない。笑

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