いよいよ三冊目にして、同級生、絲山秋子さんの芥川賞受賞作品を読んだ。
なんだか切ない、そして登場人物と地域の画が鮮明に頭に浮かぶ描写が素晴らしい。
登場人物の背景や忘れそうになる影の薄い人物にも配慮のある、
どこか忘れさせない不思議な文章の魔力がある。
ひらがなばっかりで読みづらい「みなみのしまのぶんたろう」も面白かった。
都会から島へ、魚やイルカと会話ができるあたりは自分と被るのかな?
絲山作品はラストの終わり方が好き。古い映画のような、
ハッピーなのかどうかも、それぞれの想像にまかせるあたりがよい。
「沖で待つ」を読んで フロムエーの同期の事を思い出した。
1990年バブル入社組の自分たちにとって
今年は30周年記念の年(会社辞めちゃったのが殆どだけど)
新卒採用担当からは、過去最低の不作の年と言われた世代
先日、メッセンジャーで懐かしい同期と会話して
久しぶりにみんなで会いたいねと話したばかり
内定式に寝坊して遅刻したっけなぁ~
新卒の配属は渋谷営業所、たぶん50くらいあったうちのわりと上位の営業所で
最初の上司は女性のマネージャーだった。
入社最初の目標が確か400万円、2Q目が800万、3Q目が1600万、4Q目が2000万
学生の頃からバイトで営業していた同期なんか横浜・川崎で3000万くらい売ってた。
(リクルートグループは1年を3か月毎の4つのクオーターに分けて業績を判断していた。)
15年勤めてトータル60クオーター、辞める最終Qは10億の目標に対して
12億で達成、通算5回のMVPはフロムエーで1回、渉外1回、出向者で3回、
リクルートグループを卒業した。もうかなり遠い昔のハナシ
感染症対策で自粛が続く中、いつ会えるかわからない人、いつ行けるかわからない場所
会えるようになったら会おう、行けるようになったら行こう、
そう思っても、なかなかいざとなると実行に移すことは難しい。
人生は長いようで短い、やりたいことはやっておこう。
「思い立ったら、重い腰をあげよ」と、千葉に棲むガレージシェイパーがよく言ってたっけ。
【追記】
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切ない、かりんの告白から急に涙が止まらなくなる。
最初からずっと後ろ髪を引かれる思いで話が進んでいく
軽い表現や心の動きの中で救われるいくつかの事が、一気に海の底に潜っていく感覚
この二冊に共通している事は、「大事な人の死」である。
人間は生まれた瞬間から死へ向かって必死で生きる。
そこに関わる人間関係の切なさを素晴らしく表現している。
関係ないかもしれないけど、かりんと同じタイプのジープ乗ってたんだよね。



