春の眠りとさくら餅 | ethlinの煩悩毛だらけ

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これは嫁妄想ネタです。

嫁妄想とは好きな人の嫁になった妄想です。字のままです。

そんなものが苦手な人はここで脱出してください。

ちなみに幕末編の方です。嫁以前のお話です。

ひっそりと嫁妄想出張版 の続きになってます。




道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅道明寺桜餅





「ethlin、桜餅買ってきたよ。」

「わぁ~大島の桜餅だ~。」

姉さまの手にはぷっくりとした道明寺が二つ乗っている。

「やっぱり桜餅は道明寺だよね~。江戸ではペタンコのお餅かなんかにあんこがはさんであるんだって。」

「え~そんなの桜餅じゃないわよ。」

「だよね~。そんなの食べる江戸の人の気がしれないよね~。」

「ふふっ…京に生まれてきてよかったわね。父様に感謝しないと。父様がお仕事で京に上がる事がなかったら、もしかしたら私達は江戸に生まれてきたかもしれないわよ。」

「嫌だ~。やっぱり京がいいよ。ねねっ!さっそく食べようよ。」

「クスクス…ethlinったら本当に食いしん坊さんなんだから。」

姉さまは笑いながら、私に桜餅を一つ差し出した。

それを手に取ろうといた瞬間、上から誰かが桜餅を奪い取ってしまった。

「えっ!?ちょっと!それ私の桜餅だよ。返してよ!!こんの泥棒~。」

そう叫びながら上を見上げた。

私の目の前にいたのは…鬼!?

「なっ…なんで鬼なんかに桜餅を奪われなきゃいけないのよ。返せ~!!」

手を振り上げて鬼に向かって行くと、ひょいと着物の襟を掴まれ高く持ち上げられる。

「ちょっと!ちょっと!離せ!離してよ~!!」

じたばたと暴れていると、鬼は私の望み通り手から着物の襟を離した。

「あっ…ちょっと待った~汗

下は暗い奈落の底。

私は吸い取られるように、真っ暗な闇へと落ちていく。

そして強く体が叩きつけられた瞬間、目が覚めた。

「痛っ!な…何?あれ?ここどこ?姉さま?桜餅は?」

「まだ寝ぼけてんのか?いい度胸だな…。」

声のする方に顔を向けた。

その私の目の前にいたのは…新選組の鬼副長こと、土方歳三その人だった。

「あっ…汗ごっ…ごめんなさい。また…仕事中に寝てましたか…じゃなくて…ねっ…寝てしまいました!すいません!!」

一気に目が覚めた。

体中が熱くなってきて、嫌な汗が流れてくる。

それとは反対に私の顔は青褪め、慌てれば慌てるほど目の前の書類を取りこぼし、ついにはバラバラにしてしまった。

「ずいぶんといい夢見てたみてぇじゃないか。姉さんと桜餅食う夢だろ?姉さんの花嫁姿を見て里心がついたか…ふん…ちょうどいい。ここから出てけ!」

「あっ…。」

いつものように「嫌です!」とは言えなかった。

姉さまの夢を見ていたのは本当で、家に帰りたいと思っていたのも本当の事だ。

「わっ…私…。」

ここを離れるのは嫌だ。

この人から離れるのは…絶対に嫌だ。

でもどうしても言葉が出ない。

「仕事の邪魔だ。」

その短い一言が心に刺さった。

その一言が、私がここにいる理由を消し去ってしまう。

「………うっ…うううっ…。」

口からやっと出たのは嗚咽のみ。

目からも涙が止まらない。

泣いても仕方ない事くらいわかりきっているけど、それでも涙は止まらない。

「ちっ…めんどくせぇな。」

邪魔な上に面倒とまで言われたら、もうここを出て行くしかない。

私がここにいてもいい理由もいる理由も、もう何一つ残されてはいない。

「今まで…お世話に…なりました…。」

「はぁ?」

やっとやっと絞り出した最後の挨拶さえも、不機嫌な声で返されてしまった。

筆を文机に置く音が大きく響いた。

驚いて体を強張らせていると、土方さんの腕が私の方へと伸びてきた。

殴られる

そう思って体をすくめた瞬間

ペシッ

額に軽い衝撃が走った。

「ごちゃごちゃくだらねぇ事ぬかしてんじゃねぇ!さっさと顔洗ってこい。今日中に仕上げなきゃなんねぇ仕事が山ほどあるんだぞ。それくらい俺の小姓しているお前ならわかる事だろうが!」

腕を強く掴まれ、廊下に押し出された。

「涙が止まるまで戻ってくんな。今度泣いたら庭に放りだすぞ!」

わけがわからないまま、言われた通り顔を洗うために井戸へと向かった。

早く戻らなくてはと焦るほど涙は止まらず、何度も何度も洗い直した。

顔を洗っても涙の跡は消えなかったらしい。

副長室へと戻る道すがら、何人もの隊士に「また土方さんに怒られて泣いたのか?」とからかわれた。

(ひどい顔してるのかな…やだな。)

副長室の襖は開け放たれていた。

中を覗くと土方さんが黙々と仕事をしている。

気まずくてなんと声かけたらいいのかわからない。

私は廊下から文机に向かう広い背中を黙って見つめる事しか出来ずにいた。

「何やってる?」

不機嫌な声が聞こえる。

「はい…あの…。」

「早く入れ。春とはいえ今日は風が冷たい。さっさと襖を閉めろ。」

「はっはい。」

慌てて中に入り襖を閉めた。

「…」

「…」

しかし気まずい空気が重くなるだけだった。

「おい。」

「はっ…はい!」

土方さんは不機嫌そうな顔で私に何かを差し出している。

「とっとと受け取れ。」

「はい!ごめんなさい!!」

慌てて手を差し出すと、小さな包みを押し付けられた。

「俺には桜餅なんざ買いに行く時間なんてねぇ…。今日のところはそれで我慢しろ。」

そっと包みを開けてみる。

「こんぺいとう…。」

包みの中には鮮やかな星がいた。

「総司の部屋から盗んできたんだ。ありがたく食え。」

一粒口の中に含んでみる。

「…おいしい。」

つい笑みが零れた。

「それ食ったら仕事だぞ。いいか、死ぬ気でやれ。予定通り仕事が終れば…なんだ…明日は…に連れてってやる。」

「なんですか?」

「…」

「あの…最後が聞こえなかったんですけど。明日は何か大切な用事があるのですか?」

これ以上失敗しない為にも、言われた事はしっかりと聞いておかなくてはならない。

「…に連れてってやるって言ったんだよ。」

「はい?」

しかしどうしても肝心の部分が聞き取れない。

再び筆を置く大きな音が部屋に響き、不機嫌な大声が私の耳へと届いた。

「明日は花見に連れてってやるって言ったんだ!ごちゃごちゃ言ってねぇでさっさと仕事しろ!」

「はいぃぃ!!」

慌てて残りのこんぺいとうを袂に押し込み、土方さんの横に座り書類をかき集め始める。

「ったく、怒鳴られてやっと目が覚めたか?…ったくノロノロしてんじゃねぇよ。」

違う…。

「何にやにや笑ってやがる?」

そう言われても自然に顔がほころぶ。

「はい。すいません。」

「すいませんって顔じゃねぇだろ。」

貴方がくれた甘いお菓子とひとつの約束。

「すいません。つい…嬉しくて。」

「ふん…どうせお前は花よりその後の団子が楽しみなんだろうよ。」

今年も貴方と一緒に桜を見る事が出来る。

ただそれだけが嬉しくて…。












前にも何かのネタで書きましたが、目が覚める一番の方法は『仕事で失敗する事』

やりたくないけど、やりたくない分効果テキメンです(苦笑)。

あとはすごく嬉しい事があった時とかね。

「やるぞーしゃきん。」って、力が漲りますね(笑)。



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