Happinrss ② ~二人でDinner ~ | ethlinの煩悩毛だらけ

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煩悩さらけ出し日記

私達は小さなイタリアンのお店に来た。


隠れ家的なこのお店は席数が少ないため、予約が入ればいっぱいになってしまう…そんな小さなお店だ。


結婚する前も何度かここに足を運んだ。


季節が変わるたびに新しいメニューが登場して、毎回毎回目でも舌でも楽しませてくれる。


私は特にここのデザートがお気に入りで、今回も迷わずこのお店に行きたいと言った。


秋の食材を使ったお料理が次々と運ばれてきて、口にするたびに私は感嘆の声を上げる。


「ん~!美味しい♪」


「お前は何でも美味そうに食べるな。連れてくる甲斐がある」


歳三さんは私を眺めながら嬉しそうに笑う。


「だって~本当に美味しいですよ♪それに歳三さんに連れてきてもらうお店ってハズレがないです。不思議」


「そりゃぁ…美味いもん食わせてやりたいからな。煩いあいつらに気づかれないように、こっそり人づてに聞いたりしてな…」


歳三さんは6人兄弟。


訳あってみんなばらばらに暮らしていて、やっと兄弟がそろって暮らし始めたところだと、付き合い始めて間もない頃に教えてもらった。


人にはいろんな事情があるからあの時詳しくは聞かなかったし、歳三さんも詳しく語らなかったけど…今ならわかる…。


あの一筋縄ではいかない義弟達に余計な事を少しでも知られたら…歳三さんの眉間の皺は増える一方だろう(苦笑)


「美味しいから皆にも食べさせてあげたいな…でも皆を連れて来たら…このお店が大変な事になっちゃいますね汗。食材を食べつくされちゃいますあせ


「だろ?だからこの店のオーナにも言われてる。誰にも教えるなって…な」


「じゃあ二人だけの秘密ですね」


そっと人差し指を唇にあてる。


「あぁ…二人だけの…秘密だ」


手を取られ、人差し指びに優しくキスをされた。


「///////」


「ふっ…お前…いつまで経っても変らねぇな」


歳三さんはクスクスと意地悪そうな顔をして私の手を離さない。


「人が見てるから…」


口づけられた指先が疼く。


誰かに見られているかもしれないと思えば思うほど、恥かしさでさらに指が疼く。


「見てねぇよ…それに…この席は一番見えにくいところにある」


えっ?


「かっ確信犯…?」


「だったら…どうする?」


どうするって…


「どどどどうって…がっがんばって家まで我慢してください!!私も我慢しますから!!」


って…何言ってんの?私!?


「ふっ…また我慢かよ…そこまで言われたらしょうがねぇ…お前が我慢するって言ってるのに、俺が我慢しねぇってわけには…いかねぇよな?」


やっと手を解放されて、慌てて引っ込める。


(恥かしい…恥かしいよぉ(>0<)またおかしな事言っちゃった…)


「気にすんな。お前は最初に会った時からおもしれぇからな。そういやぁ…最初に飯に誘った時も…」


「いや~忘れてください!!アレは人生の汚点の一つなんですから!!次の日お店の皆にめちゃくちゃ笑われたし///」


「いいじゃねぇか。お前らしい…ふっ…勘違いで…」


「あ~ぁ!もう!!めっちゃくちゃ笑ってるし~」


久しぶりに出会った頃の話をしたりして、楽しい二人だけの時間はあっという間に過ぎていった。