頭では分かっているのにできない理由
人は論理ではなく感情で動く生き物であるとはよく言ったもので、合理的な判断をいつも取っていると思いながら、感情が先行した判断をしているものです。これは投資行動に顕著に表れます。下がるのを目の当たりにしながら損切りできない感情、プラスに傾いたら少しでもプラスを確定させたい感情、これが投資失敗の理由というのはよくいわれるところ。 瞬間瞬間では必ずと言っていいほど感情や欲望に左右されています。でも長いスパンで考えるならば、合理的な行動をとりたいものです。しかし、交渉事やアドバイスも、合理的な説明 はある種の人間を除いてはほとんど役に立たないのではないでしょうか? もっともただ単に感情に訴える商法は詐欺やマルチのたぐいと敬遠されます。いかに論理的なベースの中で感情を刺激するか。それは数字で感情を刺激する、もしくは感情を刺激した結果数字に裏付けされた結果に導くかどちらかだと思いますが、その程度はなかなか難しいものがあります。 人に合理的な決断をさせるための感情への揺さぶりは交渉事においてはひとつ重要なファクターでしょう。