まだ家族で暮らしていたころ。
1階の無線ルータが調子悪いみたいだったので
2階のパソコンといっしょに再起動したりして様子をみた。
家は介護施設でもあって
10人くらいの利用者さんたちが
気遣ってくれていた。
僕は長めの部屋の2段ベッドの上に寝ていた。
突然衝撃と音を感じ、
同じ部屋にいた兄妹たちはみんな起きて脱出した。
僕は起きようと必死になるけど
なかなか起きられない。
ちょうど金縛りを自ら解こうとするみたいに。
一進一退してどうにか起きた。
もう遅いかもしれない。
明るかった。
時計は7時15分だった。