オーバー・ドーズ・スピーカー
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lack write draw!2



  プレゼント





わたしが呼吸をするたび嬉しそうに

ほころんだ表情で見つめてる

肺の奥を酸素がいったりきたり

その循環をそっと眺めるような目で



特別に色づけされたレンズは

どんなわたしもすてきにしてくれるから




望みはなにかな?



もうなにもいらないよ、




そう言える日をわたしは待ってる









  生きたがり





薄暗い廊下のいちばん奥の

そのまた奥の奥の奥

か弱い灯りは点滅しながら

いのちの限り最後の呼吸




ボクはまだ生きてるよ、




主張するみたいにチカチカする電球









  day.





教室のイスでゆらゆら

もたげた頭で見る逆さまの世界

切り取られた四角い空は誇らしげに

ここから逃げ出せないわたしを笑った



無数に降ってくるビルの窓から

誰かが手を振っているようだけど

それがこんにちはなのか

助けてなのか

わからなくて泣きそう



地面になった空は蒼く広がって

こんなにきれいなコンクリートなら

飛び降りたあの子を優しく守ってくれたかもしれないと思った



そんな心情でゆらゆら

こんな晴れた日に消えていく命もあるんだと

はためく校旗に息を合わせていたら過呼吸になって

イスごと後ろへ倒れた









  落書き





昨日の心の落書きは

朝目が覚めたらどこへやら



日常、

アトカタもなく

ウタカタである



何度だってリセットできしまう

ロールプレイングのゲームみたい




電源落とせば はい 終わり




くるしみとか

いたみとか

昨日あんなに吐きなぐったのに



なんて書いてあったっけ

思い出せないや









  旅





新しい世界を求めて透かして見た地図は

裏側と文字がかぶってて

なんだか訳がわからなくておかしかった



床一面に大きな地図を広げて

その上を悠々と歩いてみたいなあ

まずどこへ行こうかな

ドイツ、ヨーロッパ、アメリカ、フランス




うん、たぶんきっと


バスに乗ってキミのところだな



lack write draw!




  春一番





窓を開ければひらひらと

舞いこんでくるホコリの風

わたしの目にはそれがまるで

無邪気なたわむれのように映る


末期の春先病です、



整備されたばかりの道路のでこぼこ道を

また今日も同じ水色のトラックが通りすぎる


毎日毎日

何をそんなに運ぶのか



もっと大きな風よ吹け

もう飽きたよって嘆いてる

汚れた水色と一緒に

この憂鬱もぜんぶさらってけ









  電波の糸






こうして幾度もつむぐのは

光の向こうの生命体に何らかのアクションを起こしてみているという

とても前向きな試みだったり、




ただどこかしらで繋がっていたいという



哀れな希望だったりで









  girl.






眠れないんです、とキミが言うから


眠る気がないからだと思います、とわたしは言う


キミはとても不満そうに

ありがとうございました、と頭を下げる




答えがすでに出ているのなら

相談もアドバイスも必要ないと思うけど

また無性に誰かに話したくなっては

何度も繰り返し訪れる心理









  廃棄物





月夜の下で煌々と燃えているのは



廃棄されたゴミ

誰かの想い


ボクの幸せ、キミの涙

キミの喜び、ボクの悲しさ



そんなふうに世界はいつも背中合わせ

大量生産で人類を産み出した責任に追われてまわる




立ち昇ってく煙とともに

浄化されてリサイクル









  トリック





人の感情は手品みたい

枯れた心の片隅に

突然パッと咲く一輪の花だったり


かと思ったら真っ白な鳩になって

定まらない視線でそっけなく

空高く飛び去ってしまったり




種も仕掛けもございません、

なんて

そう言いきれるアナタにびっくり









  心のこり





ペンがきしむくらいの筆圧でボクは何を書くんだろう

ああしたかったとか、

こうすればよかったとか、

みじめったらしい言葉しか出てこないというのに



机に向かって3時間

結局いきついた答えは

伝えたいことなんて何ひとつなかったということ




まるめて捨てた屑紙のように

ボクの想いもぐしゃぐしゃポイ









  雨





それは雨

ただの雨

服も心も重くしてしまうだけの

ただのやっかいな雨









  武器





大切なボクを守りたくて

ボクはボクに銃口を向けた


ボクがキミを傷つけてしまわないように

明日は二人で出かけようって約束したから



でも本当はね、



大切なボクを守りたくて

ボクはキミに銃口を向けたんだ


キミはボクを傷つけてしまわないように

だって明日は二人で出かけようって約束したから



キミがボクを守るなら

銃弾なんていらなかったんだろうけど

キミが守るものはボクじゃないから

きっとそれが必要なんだ




キミがキミを守れたら

ボクがボクを守れたら

空砲はただ空に響いて

今日が始まる第一声の

かけがえのない合図になれたのにね



 synesthesia .



わたし
生きてるなあー

ただ生きてるなって
思う


生まれたままの髪とか
不器用な指とか

そういうものに憧れて




どうして人は鮮やかな色だけを愛せないんだろう

褪せてゆくことそれすらも美しく思えるんだろう

泡沫を末期を終わりへ向かうもののすべてを

記憶したいと願うのだろう




あんなにも緩やかな光の朝も薄れて

こんなにも不安な夜を迎えまた繰り返す

多くが愛しているものがそれなら

白にも黒にも染まれない

哀れな泡沫をわたしは愛したい



共感覚



あーわたし泣きそう
音楽そのものでもアートそのものでもなくこれで

共感覚者たちは自分が特別な感覚を持っているということを大概知らずに暮らしている
自分が感じているのと同じように誰もが
文字に色を感じ、音に色を感じ、形に味を感じ、温度や質感を感じていると思っている


「共感覚は色覚障害や絶対音感などと同様で本来受容器が受け取った情報を違った知覚として認識する症状」


神経症や精神的な病気とはされていないそうだ


あなたの周りに学校に職場に
いつでもノートに不思議な模様を描いている人がいたら
理解し難い話をしてくる人がいたら
ぼーっと空を眺めている人がいたら
それは数少ない人たちだけど共感覚者なのかも知れない
もしくはまた別の素敵な才能を持っている人かも知れないよ


変な人だな、で終わらせないように
わたしは知識を養う



共感覚の人たちが集まって何かひとつのものを創造したのなら
それはどんな表現になるのだろう

きっと美しく素晴らしいと思うな、




ふつうに暮らしていたんじゃ見えない世界がたくさんある
これだけじゃなくもっともっともっとある
だからわたしはいつも時間が足りない、と思う
まだ探すことすらしていないものが世界に溢れているんだ
知らないことだらけで暮らしてるんだ

だからわたしは誰かにあなたにあの人に
伝えたいときに伝えたいことを素直に伝えたい
そう思うんだよ



わたしの言葉は
誰かに届いているかな ?




同じ感覚を持った「誰か」を探す旅

それは心の底を綱渡りするみたいにどきどき



地球の裏側に生きている人かも知れない
宇宙の裏側に生息する別の生物かも知れない
この瞬間にも生命を失った何かかも知れない
まだ生まれたことのないそれかも知れない
どこかにいるかも知れない
どこにもいないかも知れない
それはわたし自身だったりするかも知れない


わたしが
わたしなんかが
思うことだけど


伝えたいな、それだけの想いで
見たこと知ったこと書いたこと
まだ短いまとまらない言葉だけど
とある出版社に応募してみたりしてます


外部とコンタクトを取ろうとなんぞしているのです


わたしはずっと自分のためだけに表現をしていきたいと思ってそうしてきた
わたしの感情を内側をはっきりとした形にして物質にして眺めたいと思っていた

これってナルシズムの一種かなあ


だけどいつの頃からか伝えたがりになって
理解されるのはまだこわいけど
共有して欲しいとも思うようになった

これはどういう心の変化なんだろう






世界は狭くて
世界は広くて
世界は孤独で
世界は幸福で
世界は生きづらくて


世界はときどき美しい


そのときどきに触れていたいから

わたしはときどきじゃない部分だってきちんと見ていくよ




夜が明ければ朝になり
朝が巡って夜になる


その単純な繰り返しさえ尊く感じるとは
わたしはどうかしてしまったんだろうか




とにかく

「atmosphere/アトモスフィア」

っていう曲を作っているんです

意識も浮きそうなこんな時間に




ライブしたーーーーーい


とぶ、とぶ





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