久し振りに、シトシト雨...涼しい日曜日。

 

 

ただ、涼しいんだろうけど、何だか身体は夏モードで、その雨のジメジメはまだ何となく心地悪い。

 

 

 

明日からはまた暑い夏が帰って来るらしいので、このまま夏モードを引きずっておいた方がいいのかも。

 

 

 

という訳で、映画を観た。

 

 

NHKで昨晩から始まった土曜ドラマ「夫婦善哉」のオリジナルともいえる1955年、豊田四郎監督の「夫婦善哉」を。

 

 

観るのを再開した「山田洋次監督の選んだ日本の名作100本・喜劇編」の順番が偶然、ホント偶然に廻ってきて「夫婦善哉」。

 

 

この映画、観たことあってこのブログでもその感想をしたためている。

 

 

その過去の記事 を振り返ってみると、もうかれこれ5年前。

 

 

...成長してないな俺、と。

 

 

 

ま、そんなことを言ってもしょうがない。

 

 

 

久し振りに観てみて、その印象にはさほど変化はなかったのだが、どうも作品にのめり込めない自分がいて、自分にはいわゆる「見る目」がないんだなと、変なモヤモヤ感が残ってしまった。

 

 

日本映画史において間違いなく名作と数えられる1本だろうし、森繁久彌と淡島千景の絶妙なコンビのその丁々発止は楽しい...が、どうも心の底から堪能できない。

 

 

森繁久彌演じる柳吉のキャラを受け付けないのか、物語そのものを受け付けないのか...そんな自分に戸惑いながら観ていたら、いつの間にか終わってしまった。

 

 

構成やら、キャラとキャラの葛藤のぶつけ合わせ方、ふたりの関係性のアクセント、そののらりくらり感...学ぶことは多かったとは思うが、うーん、何だろう、スランプ?

 

 

いや、単純に疲れが取れていないのかな。

 

 

ま、いっか。

 

 

近いうちに、録画した土曜ドラマ版を観ようと思うが、さて、どうだろうか?

 

 

でもこの作品を観る限りでは森繁久彌と淡島千景以外に考えられない配役なんだけどね。

 

 

 

あ、ひとつだけ。

 

 

私は出演作を観るたびに、淡島千景がどんどん好きになっていると感じた。

 

 

ホント、素敵な女優さん。

 

 

ファンというのではなくて、憧れとはまた違う。

 

 

 

森繁さんやその他の脇役陣もみんなそうだけど、本物の役者さんがいた時代に、憧れる。

 

 

 

にしても、こういう映画を心の底から楽しめない私は、まだまだ未熟だ。

 

 

まだまだ、いろいろ、やることがたくさんあって、困る。

 

 

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