2本目はBS2で録画していた「夫婦善哉」。
1955年の東宝の作品で、出演は森繁久彌、淡島千景などで、監督は豊田四郎。
昭和7年の大阪船場。
親に勘当された大店の放蕩息子とその愛人の芸者が、苦難を乗り越え夫婦になっていく様を描いた人情喜劇。
これは4:3での放送で、オリジナルもスタンダード。

森繁久彌扮する柳吉のワガママ振りに、多少イラつきながら観ていたら...二人の愛情が次第に私の心に染みてゆく...そんな映画。
愛のない結婚をして、その妻が病気がちな柳吉と、世話好きな芸者・蝶子の関係が、二転三転していきながら、構築されていくストーリーの流れに、乗れるか乗れないかがポイントのように思った。
ラストの二人のカットが、とてもよかった。

続編(こちらはシネマスコープ、16:9での放送)も録画しているので、近いうちに観ようと思う。