第九回「ちぐはぐチューニング」 | 川瀬有希の独り言

川瀬有希の独り言

田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ

NHK・Eテレにて『響け!ユーフォニアム3』第九回「ちぐはぐチューニング」がオンエア。


合宿回後半は簡潔には描かずぐっと掘り下げてきた。


とりわけ低音部のオーディション結果に納得していない部員は多く、関西大会を前に部の雰囲気は最悪。


過去一空気の重い夏合宿だったと言っても過言ではない。


最大の原因は滝先生の判断基準が明確でないことにある。


その説明が一切ないことも拍車をかけているといっていい。


この点は各部員共通。


最初のオーディション以降引き摺りつつ久美子も麗奈の手前なかなかそれを口にしてこなかったが、遂に今回は滝先生の判断に対する自分なりの疑問を面と向かって言い放った。


結果、朝の登校が別々となる状況にまで亀裂が走る。


麗奈曰く「部長失格」。


彼女にしてみれば滝先生の方針を疑うなんて信じられないという思いだろうが、部が混乱している以上部長である久美子が動かない訳にはいかない。


これまで常に麗奈に味方し寄り添ってきた久美子だが、この発言・行動は正しい。


早朝音楽室の鍵を受け取りに職員室を訪れたところで終わったが、果たして次回、問題解決に向けてのヒントを滝先生との会話の中で見つけ出せるだろうか。




今回特に物議を醸しているソリの件、久美子目線で見てくると確かに彼女の苦悩には同情するが、一方の当事者・真由からすれば針の筵にいるような状態だ。


表面上は友好的であっても久美子が自分に対して複雑な思いを抱いているのは間違いなく、他部員には言葉にこそされないもののすっきりしない感情を陰で持たれ、それでもソリの練習を続けなければならないわけで、要するに居場所がない。


本日唯一と言っていい救いの場面は、そんな真由に合宿の夜、一緒に花火をしようと誘ってくれた釜屋つばめの存在。


原作にはないこのアニメオリジナルのシーン、これがなければかなり後味の悪い印象ばかりが残る放送回になっていた筈で、制作陣を称賛したい。




ということで、更なる感想はいつものように後日改めて。


エンドカードは奏か。


ここだけの話、僕は奏というキャラがあんまり好きじゃないので・・・いや、これ以上はやめておこう。


多くのファンを敵に回すことになりそうなので。



ところで、目下宝島社でユーフォ関連のプレゼントキャンペーンが実施されており、恒例の限定仕様の特製カバー付き(公式上は全面帯と呼ばれているがカバーにしか見えない)文庫が発売中。


昨年アンサンブルコンテスト上映の際は2冊だけだったが、さすが三期絶賛放送中の今回、対象は実に11冊。


版元も気合入ってる。


まだ4冊しか購入してないが、キャンペーンは7月末まで続くので慌てることはない。


それにしても同じ本をこれまで何冊買ってることやら。


いいカモにされてる(笑)。



それともうひとつ。


原作者の武田綾乃さんが今月から産休に入られたそうで、こりゃめでたい!