もう一度 | 川瀬有希の独り言

川瀬有希の独り言

田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ

来月デアゴスティーニから「あぶない刑事」のDVDマガジンがリリースされるそうだが、かつて講談社から出たのを揃えたので今回は見送り。

「あぶない刑事」に限らず人気のあるコンテンツ(寅さんとかゴジラとか)はパッケージを変えて同種のパートワークが販売されるケースがよくあり、今回もその類いだが(リマスターはされるらしい)、このパターンでもう一度〈ちゃんとしたもの〉を出してもらいたいドラマがある。

それは「大江戸捜査網」という時代劇。

朝日新聞出版から10年くらい前に発売されたはいいものの、とにかく酷いのなんの。

まずエンディング曲が全てとり替え(その程度の許諾も得なかったのか)。

付属ブックレットの解説がいい加減(何の思い入れもない執筆者が解説にもなってない上っ面な短文を載せてるだけ)。

現在では不適切と思われる台詞を全て消している(テレビでの再放送ならともかく、販売ソフトでこんな処置をしたものは他にみたことがない)。

これら以外にも言いたいことはたくさんあるが、とにかく酷かったので途中で買うのを止めたくらいだ。

かつて好きだった時代劇だけにそういう扱いをされたのが許せなくて、いまだに朝日新聞出版の本は手にする気になれないし、実際一冊も買っていない。

今後も恐らく買わない。

DVDマガジンとはいえ書物は書物。

愛情をもって本づくりをしない版元を認めるわけにはいかない。

もし将来「大江戸捜査網」のパートワークが再度出されるなら、どうかまともな出版社に制作してもらいたいものだ。