ノラ君が、そばにいるよ。 | eteko屋スタジオ

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勝手気ままに生きてる自己中だよ。
妄想では、苦節40年のミュージシャンなのだ。


ノラ君は、最初は廊下でゴミ部屋の中をうかがってた。

コタツの上に置いたパソコンに向かってる男を観察してた。

部屋の戸と言うか、障子は、暖かくなってきてから、開けっ放しだ。

暖房器具がこたつしかない部屋なのだ。
エアコンはあるけど、この部屋では、役目を果たさないようにも思える。

パソコンに向かった男は動かないので、この距離で充分なのだ。



ずーと、観察してると、部屋の入り口の所に食べ物らしきものを置いてくれた。
その時は、ノラ君は、その場を逃げ出した。
おそる、おそるもどってくると、食い物の匂い。
ぱくつく。
ノラ君は、思った、この場所にいれば、食にありつける。

それから、ノラ君は、この場所に現れるようになった。
爺さんの気配を感じると、ねぐらから出てくるのだ。

5月に入ってからは、見かけない日はなくなった。

まだ、身体には触れさせてくれない。
一定の距離を置いて、くつろいでる「ノラ君」なのだ。