交換、また交換① | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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エアキン、前回のダイアルに続いて

ベゼルも交換することにした。




〝ダイアル交換した〟


と前回書いたが、正確に言うと実は


グレーエアキンからブルーエアキンに


ダイアルも含め、時計そのもの


交換していたのだ。だって

(つまり買い替えた、と言った方が早い‥‥💦)


ダイアル交換とオバホを抱き合わせると、


グレー個体を下取りにブルー個体を買う


追い金と大して変わりない額に。前のは


ケース裏に好まないキズもあったから、


刷新するつもりで。いたずらに


本数を増やさずに済み、まさに渡りに船。




エアキンは研磨の妙を楽しみたい時計。


ロレのラインナップ上、今は亡き


エンジンターンドベゼル。これは


やはりエッジが効いてバキバキでこそ


本来の美しさと魅力が堪能できる。


369ブルーのシブく煌めくサンレイは


おニューなベゼルの輝きでなきゃ‼️


という思いが優って。丸みを帯びた


経年ベゼルも味があってよいが、


ダイアル、ケース、ブレス共に


状態は良いから、ベゼルだけダルく


アンバランスなのが許せなくて。




それに、ノーチラスやアクア他


パテックのステンレスモデルを通して

(持ってるのは5085だけだが。あとはサイトやYouTubeの画像を見て研究)


その次元で研磨の妙と奥深さを知ると、


5桁ネオヴィンテージなら


多少金と時間がかかっても、


本来のバキバキの姿で味わう方が‥‥


なんて思ったわけ。というのも


パテックに比べれば料金は可愛いし、


何より、顧客の判断で交換決定が可能。


パテはパテ側の判断に委ねるしかなく、


まずスイス送りスイス判断になる。


ロレックスの昔のモデルに関しては、


扱いがまだこの程度なのでよかった。


だから、やれる内に❗️と思い、


早速アクションを起こした。




新しさを求めるか、枯れを求めるか。


オタ歴の各フェイズで、同じ時計でも


それは異なった。今回はエアキンに


新しさを求めた。それでいい。だって、


エアキンエンジンターンドベゼルは


ステンレスの磨きと造形の妙を


真に楽しめるロレックス唯一の時計だ。


現行ステンレスモデルを探しても


STベゼルはノッペリしたものばかりで、


これに匹敵するものがない。これは


謂わば、5桁までのロレの遺産。


現行品は高級感こそ増しても、


こういう方向性でステンレスに


手間をかけようとは考えてないみたい。


やたらキラキラ光らせる一方で、例えば


ラグのサテン仕上げの理(すじめ)は


直接方向ばかりになった。単調。退屈。


研磨の妙も何もあったものではない。


だから、このエンジンターンドに


求めるものは格別。


変な方針に毒されたCEOや上層部の


〝失われたロレの魂〟


を取り戻すような気分。