昨秋以来、積んドケー(時計)状態
にあった5205を取り出した。
入手以来3か月は、装着せずとも
動かし続けてカレンダーを回していた。
その後愛猫の死から止めていたが、
2月の閏日が過ぎた頃からまた動かしていた。
ようやくまともに装着し、私の手の動きから
動力を与え、輪列の歯車を繰り出した。
格別の思いだ。パテックに関しては
こんな積んドケー式のハメ方・頻度でも
ありかな、なんて思う。今のところ、
中途半端な複雑機構とカレンダーの
5085が一番登板頻度が高い。あれは
普段使い、毎日着用でもいい。
ここ最近思う:複雑系カレンダー時計の
曜日・月等の細かい表示は、見なくても
アタマでわかっているから別にいい、
となれば、パッと見の一瞬に埋没して行く。
機構の凄さは、そのパッと見のイメージの
奥に微かに実感できればいい‥‥。
そう開き直ってやり過ごす。そんな
活かし方、味わい方でも悪くない。
要は、だんだん中三針日付のシンプル
で事足りる、なんて今さら思ったりして。
そこんとこ、もちょっとハッキリ
見えて来るだろ。積ん時計やめて、
年次カレンダーもこうして実際
ハメて使ってみれば。