自分のパテックコレクションの中では
大黒柱のような存在だから。もっとも
手元にないのは当然、暫くの間だけ。
直れば退院して来るわけだから。
こういうタイミングは良いチャンス。
レバー式を敢えて捨て、一から叩き上げで
創り出した独自のパテック渾身の
年次カレンダー機構を5205で体感し、
よりよく実感して知るチャンス。
ということで、ずっと回し続けてはいるが
改めて取り出し、webChronosを開いて
見直す。歯車だけでカレンダーを構成する
連続型として調整さやすく故障しにくい。
「懐に余裕があるならぜひ持っておくべき
使えて楽しめる時計の最高峰」
とまで謳う、年次カレンダー改良最新型。
反面、ロゴのデカさは改めて気になる。
またツートーンダイアルは正直好みでない。
そういえば一時期あったでしょう、
あれ大嫌いだったんだよね。
考えてみれば5205も似たようなもの。
しかし、この30年のオタ経験でも
思えば不思議な程exciting だったのは、
アンチだったり、嫌いだったものが
180度ひっくり返って好きになったこと。
そんな伸びしろ、余白みたいなものが
まだある今、楽しめるものは楽しもう。