人力ワインダー実験 | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

人生漫ろ歩き 時を刻む
美しいもの、大切なもの、
ありのままに‥‥

やってみた。


ゼンマイが解け切って完全に針が


止まった状態で、枕にセットした


5205を手に持って準備完了。


手首を振角180度で左に半円、

(この記事の説明用にとりあえず撮ったので、角度は実際の180度より大分甘く写っております)


右に半円の往復運動を行う。


要するにこれでローターに動きを与え、


ゼンマイを巻いた。人力ワインダーだ。


毎分50〜55回のペースで60分やった。


トータルにして3000〜3300の往復運動。


この巻き上げ状態で放置したら、


果たして何時間動き続けるのか?

(以降時計を動かしたり、竜頭巻き上げ操作をすることは一切せず)


逆に言うと、どれだけの運動を与えれば


フル巻き上げできるか?


それを知りたくて


やってみた。




結果は49.5時間、2日とちょっと動いた。


つまり、あれでフル巻き上げ可能なのだ。


上記の人力ワインダーメニュー1時間で


フル巻き上げが出来たということは、


センターローター5205の巻き上げ効率は


格段に良いわけだ。何と比べて?って❓


もちろん5039。遊びで以前


同じことをやったが、その時は


フル巻き上げは出来なかったのだ。


やはりマイクロローターは巻き上げ効率で


センターフルローターには敵わないか。

(今思えば、前回は不具合が判明してオバホに出す前のことだったので、再度やってみる価値はあるかもしれない)




ちなみに、カタログ上は5205も5039も


パワリザは48時間。だがフル巻き上げで


確保できた稼働時間を比べると、

(私の個体で)


5205は+1.5時間で49.5時間。


一方、5039は+3時間で51時間。


共にスペック以上の数値だが、


5039があれだけ薄くて小さく、


ローターのサイズを考えても


信じがたい数値かもしれない。


打ち出の小槌みたい、と言うと


ちと大袈裟か。




それはともかく、改めて5205が


あの人力ワインダーのルーティーンで


フル巻き上げ可能なら、夏場などは


腕にハメずしてカレンダーを安定して


回し続けられることがわかった。


これはいいかも。