我が家のパテック三兄弟。
3998J
カラトラバケース
34㎜径
厚さ7.45㎜
ケース仕上げ:ポリッシュ
ベゼル:フラット★
シンプルカレンダー
パテックの良さを凝縮した日付入りの
渾身の実用的一本。冠婚葬祭も含めて、
これさえあればパテックオーナー端くれ。
私にとってのパテック入門最終段階の
タイムピース。
(ちなみに入門機は5014ゴンドーロ手巻き)
5039G
カラトラバケース
36㎜径
厚さ9.0㎜
ケース仕上げ:ヘアライン&ポリッシュ
ベゼル:クルドパリ★★
永久カレンダー
小振りで薄軽時計。古き良きパテックの
(と言ってもまだ四半世紀前あたりと比べてだが)
名残が滲み出るスタイル。それでいて
内部に伝統的なレバーによる複雑な機構。
まさしく雲上の王者パテックらしき一本。
5205G
カラトラバケース
40㎜径
厚さ11.36㎜
ケース仕上げ:ポリッシュ
ベゼル:逆R★★★
年次カレンダー
デカい。
社長の座はフィリップからティエリーに。
当初、彼の手がけたタイムピースは
アクが強くてかなり否定的だったが、
それまでとは一線を画すコテコテの
〝これぞ新生パテック〟という一本、
(と言っても、既に干支一周前のモデルだが)
それもいいと思い始めていた。
〝他の二本とは全く異なるタイプを〟
それもパテ3本目のコンセプトだった。
異なると言えば、90年代同社の時計とは
一部例外的なグラコンを除いて
桁違いのビッグサイズ。クォーツ全盛期に
スターン会長が機械式時計に求めた
サイズ感とは180度異なる。
ケースからラグにかけて大きくえぐった
サイドの景観には違和感があったが、
このマッシブなサイズが、パテックの
新しい潮流だと言うならば、そして
改めてよく見れば、それも悪くはない。
3998も5039もサイズ感は典型的
90年代ネオヴィンテージパテック。
その代表的なケース&ベゼル形状。
対する5205はケース形状は典型的
カラトラバだが、サイドをえぐり、
ベゼルは逆R、サイズも大きい。
(この際、外装の他のパーツの差異はこれ以上云々せぬが)
結果的に三者三様、被りは少ない。