カレを制覇? | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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カレを制覇?

(「カレ」って、「彼」じゃないよニヤニヤ




入手したブツを連れ帰る際、


通常My own case に移し替える。


しれっと取り出してニタッニヤリとして、

ササッと仕舞う。これがよい。


だってあの重デカい箱↓を新幹線車内で


これでもかっ❗️って引っ張り出して


中から取り出して愛でるわけにはいかず。

(セキュリティ上の問題もあるし)




申し遅れました。


6=11というのは


パテックフィリップ年次カレンダー


2010年リリースの5205G-001。


このアーチ状の曜日・日・月の配列は


既に04年にカレンダリオで登場。


06年ラウンドケースに落とし込まれて


パテック初の自動巻クロノに搭載されるも、


更に4年後の2010年、年次機能単独で


より洗練されたスタイルで登場した。


それがこの5205G。当初はWGだけの設定。

(現在はRGもあり)




それにしても、連れ帰ってじっくり見て


改めて思うのだが、スッキリし過ぎて


かえって凄みがないんよ。年次カレンダーは

一応は複雑時計の部類に入るが

(部品点数は永久カレンダー275に対し、こちらは実に356)


それを感じさせない。これはある意味


長所であると同時に短所でもある。


しれっと何気に複雑時計❗️は魅力。反面


え❓フツーやん⁉️と見過ごして


素通りしてまう、みたいなんもどう?‥‥


アーチ状インラインカレンダーは


パッと見メカの凄さや複雑機構に


結び付きにくく、コンプリケーションの


〝コ〟の字すら出て来ない。つまりは


なんか物足りない、の一言。


複雑さが出立ちに滲み出ているぐらい


風格があってもいいが。その意味で


永久カレンダーのインダイアル指針式は


改めて威厳と迫力があると実感する。


長短針の組み合わせが3セット、更に


1本、そしてムーンフェイズ。これだけで


何事⁉️と言わせる出立ちだからねぇ。




この年次カレンダーで唯一、迫力がある


と言うなら、巨大で厚みのあるケース。

今のパテックとしてはさほどではない


のだろうが、90年代の小振りなケースに


慣れている私などは圧倒される。




ケースについてはいずれまた場を変えて


書くとして‥‥さて、思えばこれで


3998シンプルカレンダー

5205年次カレンダー

5039永久カレンダー

パテックの三通りの代表的な


カレンダー時計を所有したことになる。


パテックのカレンダー基本形を一通り制覇?