時計オタなら
思い入れの時計
と言われたら、手元にあるなし含め
何本かは挙げられることだろう。
まだオタ黎明期には、ただ漠然と
「凄い時計だ❗️」という意識から、
また一目見たインパクトの強さから、
「これがいい❗️」という思い入れが
出来上がり、いつかは‥‥と
盲目的にそれに向かって
静かにかつゆっくり、しかし熱情をもって
追い求めている思い入れの時計がある。
それは価格や世間的な評価に関係なく、
オタになってから自分の中に出来上がった
時計観と相まって更に醸成される。いや、
何らかのサブリミナル効果みたいなことが
自然と偶然とタイミングの悪戯で
出来上がってしまったのかもしれない。
以下は、私にとっての思い入れの時計。
黒ピラミッドダイアル&バーク仕上げ
(この二つが同居してしまった。一石二鳥とはこのことか。黒ピラミッドは元々は16233で欲しくなった。未だにそちらが欲しいという気持ちも燻る)
3998
(シドニーの正規店で手にしたWGで思いが絶対的なものになった。手に入れたのはYGだが)
これ以外にもカルティエの超薄型手巻き
(欲しいのはスケルトンではなくノーマル。これは93年に質流れ市で見て以来、さすがに一度もお目にかかっていない)
そして究極の鳴り物、ブランパンの
ミニッツリピーター。音が好きだ。
いずれも夢やロマン、と言えるもの。
反面、だからこそ、かえって
手に入れない方がよいとも言える。
そこは複雑な思いだ。