1st Step | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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ありのままに‥‥

何故いきなり18Kに?


と聞かれるかな。金張りだと


メンテでの脱着や、使用の擦れで


ケースや裏蓋、ラグ等何処かしら


剥がれがあったりすることも。

(もちろん、ゴールドフィルドにせよ、カップゴールドにせよ、小傷や擦れが味わいになることは百も承知だが)


たとえ今なくとも今後可能性はある。


その心配からフリーになりたければ


選ぶのは無垢素材しかない。これは


キンクロとGS.1stで感じていたこと。

(もっともこの二本には金無垢版はないが)




巡り合わせもあっただろう。今回


金張りやステンレスの綺麗な個体より


金無垢の方がたまたま見つかった、


というのもある。我が国産ヴィンテージ


コレクション初の金無垢素材の個体、


彫り字SDマークの比較的綺麗な


セイコーロードマーベルが晴れて手元に。




この時代は非防水であるがゆえに


竜頭巻き芯からの結露や汗の浸入で

ダイアルにシミ、腐食のある個体が多い。


良い状態と金額双方の折り合いがつく、


そんな個体に巡り合うにはどうしても


それなりの時間がかかる。




擦れこそあれ剥がれの心配がない、


と言えばステンレス個体もそうだが、


販売当時とは逆に今はレア扱い。


これもそれなりの時間がかかる。


でも何より、やはり


オールドセイコーは金色が似合う。


フォルムが武骨で力強いキンクロなら


いぶし銀のステンもまだよいが、


小振りでコロンとした可愛さのLMなら


断然、暖色の方がいい。それに、


ステンは彫り字LMが何たるか、もう少し


わかってからでも遅くないかな。


つまり、ステップで言うと金張りの次。


焦る必要はない。




なんだかんだ言っても、以前も記したが


ジャパンヴィンテージは


自分にとっては今がタイミング。

(根も葉もなく私が勝手に言っているだけ)


見つかったら躊躇なく‥‥


先立つモノが圧倒的に不足だが


可能な限り‥‥。