あぎニャンの地球一周の旅 -2ページ目

有機栽培のバナナin Ecuador

昨日、ずっと見に行きたかった有機栽培で作られているバナナ農園を
見学に行ってきました!

すごく美味しいバナナで本当に別格なんです、ここのは。
まず、身がしっかりとしまっている。
外見が結構、茶色くなってフニャフニャかも、と思っても食べてみると
身はしまっていて美味しい!
ミラクルバナナです。

見学に行ってみてびっくり!こだわりの製法。
バナナを出荷時に洗う水までこだわり、ペットボトルに詰めて売れるような良質の水を使っていたりするのです。

循環型の農法で商品にならない廃棄バナナもしくはカスをミミズさんたちに食べさせるなど、捨てるところがないのも驚き。このミミズさんたちのお陰で土壌の健康も守られています。
その他、EM菌を使って鶏糞やパームヤシの殻などを堆肥として利用したりしています。

このようにこだわりの製法のバナナがまずいわけがありません。
そして一般的に、バナナはすごく農薬や除草剤を使っていて
汚染がすごいそうです。

ここのバナナは有機バナナではなく、有機栽培のバナナ。
なぜ、有機バナナではないかというと殺菌剤を使用している
からとのこと。
どうしても、熱帯の雨の多い気候では葉っぱが病気になってしまうとのこと。
そのため、殺菌剤を使用しなければならないと。
その殺菌剤も自然由来の原料を使い、回数も最小限。
一般的にフィリピンあたりのバナナ農園ではこの殺菌剤を年間、数百回、やるそうですがここはたった、20数回。

何より、感心したのがここがアグリビジネスとして成功していること。
自然にも労働者にも消費者にも優しいバナナを作りつつ、それをビジネスとして成功させていること。オーナーさんは日本人で商社勤務の経験もあり、きちんとビジネスとしての視点も持ちつつ、いかに良質で
安全なものを作るかを両方追求しているのです。

彼らは日本に輸出をしています。
その名も田辺農園のバナナです。よかったらぜひ、お試しあれ!
味は太鼓判です。
イトーヨーカドー系で購入できるそうです!
私は毎朝、食べている幸せものです。。。。

モナカについて

ずっと日記を書いていませんでした。

いろいろと毎日が楽しすぎて充実しすぎてネットにアクセスするのも

もったいないくらいだったので。有難いことです。

今回の旅は犬に縁があるようです。浜辺のベンガ(犬)についてはまだ

問題解決中で、あんまり書きたくないので書きません。

今、私は友人の紹介で知り合いになったとある事業家の日本人家庭のお留守番

と犬のお世話番をさせてもらってます。生涯に一度住めるかどうかという

大豪邸に可愛いわんちゃんと今、住んでいます。

その名もモナカ。栗モナカのようなきれいな茶色と黒がミックスした長い毛を持っています。ペキニーズと何かの雑種らしいのですが大きさはヨークシャテリアくらいです。

犬だけど猫のような性格で、気分が乗らないと遊んでくれません。

散歩の綱を投げたりして遊ぶのがお好きなのですが、喜んで遊んでいる、と思いきや、次の瞬間、ソファの下で知らん顔。一緒に喜んで遊んでいる私が恥ずかしくなるほど。

そして一日一回の夕餉の時間も。一日交代でチキンと牛肉の煮たものを食べます。

口元にお肉を持っていて食べさせるのですが、どんなにおなかが空いていても、最初の

数回は顔をそっぽに向けて知らん顔。こちらが、「ま、ま。モナカさま。お食べください」

と数回勧めてようやく、食べてくれます。

隣の家にはゴールデンリトリバーが住んでいてお友達のようです。モナカはその犬が出てこないと呼ぶくせに、出てきたら知らん顔を決め込んでシャナリシャナリと歩いていってしまいます。

こんなモナカですが人間が大好きで、いつの間にか他の人と話していると傍のソファやイスに丸くなっています。そして私の移動とともに私のいる部屋に移動してきます。

ああ、モナカを愛しすぎてモナカのご主人様が帰ってきても離れたくなくなりそうです。

子どもと同じしゃべり方

今週からいよいよボランティアを開始することになりました。
場所は首都のキトの外れにあり、住んでいるところから一時間半かけて
バスを乗り継いで通っています。けれども、のどかでつり橋があったり、牛がいたりいい所です。

仕事場はお母さんが売春婦もしくは刑務所に入っている子どもたちのための施設です。
3歳から12歳までの20名の子どもが住んでいます。

彼らはここから学校にも通い、週末だけ母と過ごします。
そこで、遊び相手になるのが私の仕事です。
彼らは新しいボランティアの私が珍しいらしく、とてもなついてくれます。
「Chinita !(直訳すると中国人の女の子。しかし、東アジア系の女性を一般的にこう呼ぶ。)」
と私のことを呼ぶので、
「Senorita Etsuko!」と日に何度も繰り返しています。この「Chinita」には特に彼らにとって
悪い言葉のつもりはないのですが、道端でよく「Chinita」と言われると、「私は日本人だし、もしかしたら
韓国人かもしれないのに決め付けないで」という思いをどうしても禁じえないので彼らに何度も
そういう意味も込めて決して気持ちのいい呼び名でないことを伝えています。
そして、何より私個人の名前を早く覚えてもらいたいのです。

とにかく、腕白な子どもたち。私のつたないスペイン語で怒ることもしばしば。
そして、スペイン語ができない私に一生懸命、説明しようとしてくれる子どもがほとんど。
その忍耐力にちょっと感動しています。
一人の男の子(5歳)が「Senoritaは僕たち子どもみたいに話すね」と一言。
そのとおり!
スペイン語は英語よりも時制も豊富で、人称によっても動詞が変化します。
しかし、私はよく、それも間違うし、動詞の原型で話すことも多々あり。
子どもみたいに話しているのです。
よく見ているなあ。子どもは。