こんにちは。
英語多読と英検シリーズ、たくさんの反響をいただいております
読書量や英検の捉え方について参考になったという声も届いており、とても励みになっています
それでは本日は最終回。
中上級者編ついてお話ししたいと思います。
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例えば英検2級、こちらはだいたい高校3年生レベルといわれます。
当スクールの2級合格者の傾向を見た場合、英語力は'同等でも中高生が圧倒的に有利
もちろん小学生の合格者様もおられますが、中高生の場合は短期間でさらっと合格される方が多い印象です。
多くは英検3級以上の英語力をもってスタートされるため、短期間といっても、もちろんゼロからではありません。
ただ、英検3級レベルの子が、準2、2級とコマを進めるスピードがとても速いんです
一番驚かれるのは本人たちより保護者様のようで、過去にも記事で何度かとりあげさせて頂きました。
なぜ小学生より中高生のほうが有利なのでしょう?
一つの要因として、やはり学校の英語授業があると思います。
学校で理論を学び、英語多読で質と量を補う。
この相乗効果は想像をはるかに超えるほど大きく、結果につながりやすいようです。
また、発達や年齢的な部分も無視できない要素になります。
中高生になると抽象的思考が育ち、時事問題などにも明るくなります。
英検2級では環境問題、教育、いじめ、雇用など様々なトピックスが次から次へと出てきますが、このような知識基盤を支える土台もだいぶ出来上がってきます。
そのため、小学生にとっては苦戦する部分も、英語力さえあればさらっと乗り越えていけるように思えます。
また、中上級者の場合、英検やリーディング力以外での成長も著しいんです。
それはスピーキング力の向上
前回の記事で、「英検準2級レベルの生徒様で、英語を話せない子はいない」とお話ししましたが、どの生徒様もスピーキング力がどんどん伸びています。
こちらは中学生の男の子。
もともと英語を話せる子ではありましたが、たった数か月で見違えるほど伸びました。
いかがですか?
流暢さ、使う語彙の幅が増えているのはもちろん、発声までも変わっているのがわかると思います
英語多読アカデミアはコーチングをベースいしているので、基本は生徒様の歩調に沿って進みますが、中上級者からは少し変わってきます。
初中級者に比べ、負荷の強度が上がるんです。
十分な基礎英語力がついている生徒様にとって、この学習方法は非常に有効。
生徒様自身にも耐性がついているので頑張って乗り越えようとします。
おうちでは保護者様に「△△先生厳しい~」「難しい!」とこぼしているようですが、頑張るんです
女の子は小学生のうちから割と安定して伸びていきますが、男の子場合反抗期なども加わり若干ジグザグが目立ちます。
ただ、そして面白いことに中高生にもなると男の子が勢いづいてきます。とにかく根性がある
どのタイプの生徒様にどれくらいの負荷をかけていくのか、こういう部分を細かく見ながらレッスンを提供できるのはコーチングの強みかもしれませんね
このように生徒様はたくさんの成長を見せてくれていますが、実はレッスンだけが理由じゃないんです。
おうちの方との関わりが成長を大きく後押しします。
各家庭ではどんなふうに保護者様が関わっているのか?
どのような関りが有効なのか?
次回はこの辺りについて一緒に考えてみたいと思います。