今日は児童発達支援、小集団療育の日でした。
親として、とてもモヤモヤした日でした
先生の事を信頼しているので、“療育”としてのやり方なんだと理解しようと思っても、モヤモヤがはれないのでここに書いて消化…そして、自分の気持ちを整理したいと思います。
だいぶ長くなります。
今日は2人(相手の男の子をJ君とします)での小集団療育でした。
これから書く内容は決して、J君の行動に対しての批難ではありません。
開始時間になり、席に着きJ君を待つ息子。
J君は上着を脱いだり、手を洗ったり、いろいろな準備で少し時間がかかっていました。
準備ができプレイマットの上に来ると、J君は先生に「大きい椅子がいい」と要求をしました。
先生は『ちゃんと言葉で言えたね』と褒め、J君の椅子を別室の椅子と交換しました。
やっとスタートできると思ったら、J君は次に「事務所に行きたい」と要求を始めました。
先生は初め『小集団のプログラムが終わってから』と伝えたのですが、それではJ君は納得出来ず…。
先生といくつかやり取りし『気持ちをしっかり言葉で伝えられたから』と、事務所へ連れて行ってもらっていました。
事務所からJ君が戻り、プログラムスタート。
息子とJ君の前に、それぞれのストレッチマットが敷かれ、その先の壁にそれぞれの目印が貼られました。
まずはウサギさんでマットの上をぴょんぴょん跳ね、壁の目印をタッチして
戻ってくる。
次はイヌ🐶になり四つん這いでマットを進み、壁の目印をタッチして戻って来る。
J君がイヌはやりたくないと言ったので『やりたくないと言葉で言えられたから、ウサギでもイヌでもどちらでも好きな方で良い』となりました。
するとJ君はウサギになり息子側の目印をタッチ。
ついに息子からJ君へ「そっちじゃないよー。ちがうよ!」と小言が出ました。
すると先生が『どっちへタッチでも良いんだよ。そっちはダメってルール言ってないよ』と。
確かに‼︎そんなルール言っていない。
先生の言葉を理解し、素直に受け入れている息子に、心の成長を感じました。
次の“買い物のプログラム”はすんなり終わり。
つづいて、今回の1番のモヤモヤ発生プログラムがありました。
1〜6まで書いてあるブロックを1つ持ち、ケンケンパリングの中をぴょんぴょん跳ね、マットの上をゴロゴロし、バランスブロックの上を歩き、フープの中にブロックを置いてくる。
初めは1から6まで順番に運び、123456と積んでいくルールでした。
息子が1番を持ち、ゴールに置いて戻って来ました。
次にJ君は好きな番号を持ち、スタートしました。
それに対して先生は、『好きな数字のブロックを持ち、フープの中に置いて来る』と、すんなりルール変更をしました。
また息子の順番になると、J君が息子にブロックを渡したくなくなってしまい、息子は好きな番号選ぶ事が出来なくなりました。
J君が自分は4がいいからと、息子に6を渡しました。
息子は渡された6を持ち、フープへ置いてきました。
すると、J君が自分も6が欲しくなってしまい…
息子が重ねたブロックから6を持って来てしまいました。
息子は悲しい顔をして「僕の置いたブロックなのに」と言ったのですが、J君の返してくる言葉に泣いてしまいました。
すると先生は『言葉で伝えられたから、今日は特別に』と、倉庫から他のブロックを持って来ました。
そのブロックは7〜のブロックで、
その中に紫色の“9”のブロックもありました。
逆さまにすると“6”…
その9を2人に見せ『この6はどうかな』と。
息子はすぐに「これは6じゃない」と言っていました。
J君は6を持ったまま、息子には9を使うように言ってきました。
すると先生は、9を持ち、息子に向かって
『2人とも6がいいって言うので、先生は6を2つ準備しました。J君は紫の6を葵君にどうぞってしてくれたよ』と。
いやいや先生、それは9だから。
そもそもJ君は、息子の積んだブロックから持って来ているんだよ。
そこに対するフォローが曖昧なまま、息子はそこまで我慢しないといけないの?
泣く息子の元に行き、抱きしめたくなりました。
10分ほど折り合いが付かなかったのですが…
最終的に、J君が息子にブロックを渡してくれて、息子は涙をこらえながらブロックを自分のフープへ戻しました。
J君には『渡せて偉いね、優しいね、かっこいいね』
息子には『良かったね』と、先生は言っていました。
そして、次の工作のプログラムに移りました。
工作の前に、自分のポケットからハンカチを出し、自分で涙を拭く姿に、胸が熱くなりました。
工作はスムーズに終了。
2人の切り替えにびっくり…
私の方が気持ちの切り替えができませんでした。
◾️最後のフィードバックで先生が言っていた内容は、
・少し厳しかったと思いますが、この時間も成長に大切だと思います。
・6を最後まで譲れなかった葵くんも、その気持ちを通す事ができて良かったと思います。
・最後にブロックを渡してくれたJ君の優しさをこれからも育てていきましょう。
そんな事を言って言っていました。
他にも大切な事を言っていたのかもしれないし、言い回しが違っていたかもしれませんが、私には全く言葉が入ってきませんでした。
いつも、とても信頼している先生なのですが…
6のブロック出来事以外、厳しさなんて何にもない、言えば通ることばっかりだったじゃん。
言葉で伝える大切さは分かる!
でも…
せっかくの集団療育なんだから、もう少しみんなでルールを守った先にある大切な事を教えて欲しい。
J君は最後にブロックを渡せて、すごく偉かった‼︎そこを褒める先生の言葉は間違ってはいない。
でも…
葵はブロックの数字を選べず、渡されたブロックを積み、積んだものを取られたのに“譲れなかった”という表現になるの?
言葉で気持ちを伝える事は、お友達の作ったものを壊す事はダメだと教える事よりも大切なの?
相手が褒められた事にモヤモヤするとか、そんな簡単な事ではないんです…
きっと、先生には療育のプロとしてちゃんとした意図があると思います。
でも…
でも…でも…ばっかり出て来てしまう。
完全にママ目線になってしまった日でした。
このモヤモヤには、先生とのやり取りとは関係ないもう1つの理由があります。
息子はもう数ヶ月で年長さんになります。
年長さんになると始まる、就学相談。
その悩みが、今日のモヤモヤを増加させたように感じます。
その事については、改めて書きたいと思います。
まだモヤモヤしていますが、
この一度の出来事でいろいろ評価しない、区別しないように気を付けたいと思います。
前向きに、そして、感謝を忘れずに。