なんと、今年は、米州首脳会談を4回行うことになる可能性があるという。
あと2回は、11月に深圳のAPECで、12月にマイアミでのG20で、習近平とトランプが首脳会談を行う可能性があるというのである。
しかし、東アジアの民は、台湾を挟んで米中戦争が勃発することなど望んでいない。
人々は経済的繁栄と安定、平和を望み、戦争は避けたいのである。
思い出すのは、孤立を深める北朝鮮の暴発寸前の緊張が高まるなかで開かれた、2019年6月の日本の大阪で開催されたG20。
その直後、トランプが板門店に行き、金正恩と会談し、手をつないで38°線を超えた。
これには世界が驚き、胸を撫で下ろしたものだ。
しかし、実は、あの時のトランプの背後には、中国の習近平、韓国の文在寅、日本の安倍晋三の協力があった。日本と韓国の間では、徴用工問題が横たわっていた。それぞれの利害関係が絡んでいたとはいえ、4カ国が協力して「戦争」勃発の危機を回避したことは、素晴らしい。
高市は、台湾問題に関する「失言」を撤回し、国益のためにも日中関係を改善しなければならない。
【トランプ大統領が異例の出迎え】習主席アメリカ到着 米中貿易摩擦の“休戦”ベッセント財務長官「来年1月まで延長で合意」
Donald Trump, Chinese President Xi Jinping deliver remarks at White House | Full speeches 2026/09/25
ドナルド・トランプ米大統領は、習近平中国国家主席をホワイトハウスに初めて迎え入れた際、「真に素晴らしい友情」について語り、第二次世界大戦における米中同盟に言及した。
「勇敢なアメリカ人パイロットたちが志願して中国に赴き、この伝説的な国の存亡をかけて戦った」と述べ、日本軍の侵略から中国を守ったフライングタイガース航空隊に言及した。
「彼らは本当に素晴らしい」とトランプ大統領は語った。
習主席は冒頭の挨拶で人工知能(AI)に触れ、両超大国にはAIを常に人間が操作することを保証する責任があると述べた。
また、習主席は、米中外交の緊張が高まる中、中国が2024年にアトランタ動物園から4頭のパンダを返還したことを受け、誠意の証として2頭のパンダをアトランタ動物園に送ると発表した。
🇺🇸|🇨🇳 Treasury Secretary Scott Bessent Concludes Meeting with Chinese Prime Minister [LIVE] 2026/09/24
ベッセント財務長官(米中首脳会談後'26年9月24日):
日曜日に中国側から大きな取引の提案があった。
今年は首脳会談が最大で4回行われる歴史的な年になる可能性があり、この度が2回目の会談となる。
深圳と、それからマイアミで。ブエノスアイレスでの合意を継続するのか、より大きな取引を検討するか、その両方の考えに我々は前向きだ。どちらでも構わない。米国国民にとって最善を尽くすつもりだ。
第一トランプ政権 米中首脳会談
- 2017年4月6~7日:アメリカ・フロリダ州のマール・ア・ラーゴ(Mar-a-Lago)
- 2017年7月:ドイツ・ハンブルク(G20)
- 2017年11月:中国・北京(トランプ氏が訪中)
- 2018年12月1日:アルゼンチン・ブエノスアイレス(G20、夕食会形式)
米中「貿易戦争」の一時休戦を合意 https://www.afpbb.com/articles/-/3200153
- 2019年6月:6月28~29日日本・大阪(G20) 米中(トランプ・習近平)、日中(安倍晋三・習近平)のほか、日米首脳会談も行われた。文在寅もG20に参加。 ★6月30日:韓国・板門店(DMZ)でトランプ大統領と金正恩総書記が会談。 南北対話と米朝対話を推進していた文在寅は、トランプ氏の板門店訪問を強く歓迎し自身も同行。→ トランプ氏が軍事境界線を越えて北朝鮮側に足を踏み入れた。習近平は、6月20〜21日に北朝鮮を公式訪問し、その直後の大阪G20でトランプと会談した際に「米朝対話の早期再開を支持する」と述べている。 中国が「仲介役」になり、韓国が「調整役」となり、トランプが「交渉役」となり、日本は拉致問題を抱える立場から距離を置きつつも「G20ホスト役」として場を提供し、4カ国が協力し合い、戦争を回避し、北朝鮮との対話のチャンネルを開いた。
2026年 米中首脳会談(予定)
- 5月(北京)
トランプ氏が中国を訪問し、北京で初の対面会談。- 9月24日(ワシントン)
習近平氏が国賓として訪米し、ホワイトハウスで会談(現在進行中の2回目)。- 11月(深圳)
中国・深圳で開催予定のAPEC首脳会議の機会に会談の可能性。- 12月(マイアミ)
米・マイアミで開催予定のG20首脳会議の機会に会談の可能性。
トランプ大統領との会談で、習近平国家主席は
米中軍事衝突回避に向けた条件を提示した
中国国家主席による緊張緩和策は、AIと貿易を巡る両国の激しい競争が続く中で打ち出された
The Guardian 2016年9月24日
中国の習近平国家主席による緊張緩和策は、人工知能(AI)と貿易をめぐる両国間の激しい競争が続く中で提示された。習主席は、AI、貿易、台湾をめぐる緊張の高まりの中で、米中両国を軍事衝突へと導く「トゥキディデスの罠」を回避するため、ワシントンとの広範な協力を呼びかけている。
ホワイトハウスで行われたドナルド・トランプ大統領との首脳会談の冒頭で、習主席は、両超大国が将来の軍事衝突を回避し、相互利益の道へと進むための相互理解の条件を提示した。
トランプ大統領の政治的スローガンを引用し、習主席は対立ではなく、「中華民族の偉大な復興とアメリカの making America great again は両立する」という条件こそが目標であるべきだと述べた。
「我々は意思疎通を強化すべきだ。中国と米国は国情が異なるが、率直で深く継続的な対話を通じて、両国は互いをより深く理解し、相違点を棚上げして共通点を見出し、相互信頼を築くことができる」と習近平国家主席はトランプ大統領が見守る中で述べた。
「我々は平和的に共存すべきだ」と習主席は述べた。
「中国と米国は二大国として協力することで利益を得、対立すれば双方とも損失を被る。
両国の軍は定期的な対話を維持し、危機コミュニケーションと危機予防のメカニズムを改善すべきだ」
こうした条件が整えば、「トゥキディデスの罠」を克服できると習主席は述べた。これは、ギリシャの歴史家トゥキディデスが定義した、新興国が既存国の覇権に挑戦する際に生じる緊張状態を指す。
習主席は5月に北京で行われたトランプ大統領との会談でこの言葉を用い、トランプ大統領にトゥキディデスの罠をどのように回避するつもりなのかを尋ねた。
トランプ大統領が提示した緊張緩和策には、10万人のアメリカ人若者を学生交流プログラムで中国に招待することも含まれており、人工知能と貿易をめぐる両国間の激しい競争が続く中で発表された。両国は互いに関税を課し合っている。
トランプ大統領は先に習近平国家主席と彭麗媛夫人をホワイトハウスに迎え、習主席が米国を2度目の公式訪問をする初の中国指導者であることを強調した。前回の訪問は2015年、バラク・オバマ大統領時代に行われた。
「習主席と彭夫人は、米国建国250周年という重要な時期に来訪されました」とトランプ大統領は述べた。
トランプ大統領は、習主席と「真に素晴らしい友情」を築いたと述べた。「習主席と私は、両国が直面する課題において大きな進展を遂げました」と述べ、「両国のチームは、アメリカの農家や牧場主への新たな市場アクセスを含め、より均衡のとれた貿易関係を促進するために尽力してきました」と語った。
習近平国家主席は、今回の訪問では安全保障、技術、そしてAI(彼が「超知能* “super intelligence”」と呼んだもの)について協議すると述べた。この「超知能 “super intelligence”」という言葉は、火曜日の国連総会での演説で(*トランプがAIを「artificial intelligence」ではなく「super intelligence」と呼ぶよう提唱)初めて用いたものだ。
習主席はまた、トランプ大統領との個人的な関係を称賛し、「トランプ大統領と私は互いに尊敬し合っています。私たちは個人的な信頼関係を築き、連絡を取り合ってきました」と述べた。
トランプ大統領に直接語りかけ、「今年の中国訪問の際、私たちは戦略的安定に基づいた建設的な米中関係を構築することで合意しました。私は、米中関係という巨大な船を未来へと着実に導くために、あなたと協力する用意があります」と述べた。
ホワイトハウスでの歓迎式典は、トランプ大統領が前日の夜、メリーランド州のアンドリュース空軍基地を訪れ、滑走路で習主席夫妻を出迎えるという異例の行動をとった後に行われた。
木曜日の式典でも、両国の国歌が演奏されるなど、同様の華やかな儀式が繰り返された。トランプ大統領はメラニア夫人を伴い、閣僚や側近、そして同僚から「人間プリンター」の愛称で呼ばれる献身的なアシスタント、ナタリー・ハープ氏らが見守る中、式典に臨んだ。
トランプ大統領と習近平国家主席は、式典と歓迎演説の後、二国間会談を行う予定だった。
両首脳は和やかな雰囲気で臨んだものの、アナリストらは、多くの問題に関して長期的な安定協定が締結される可能性について懐疑的な見方を示している。
人工知能(AI)開発競争において、米国は中国のAI開発を遅らせるため、マイクロチップ、半導体、ソフトウェア、チップ製造装置に対する厳しい輸出規制を課している。
昨年、韓国でトランプ大統領と習主席の間で合意された関税引き下げを目的とした休戦協定は、11月に期限切れとなる予定だったが、スコット・ベッセント米財務長官によると、2月まで延長された。
アナリストらは、今回の延長はトランプ大統領が習近平国家主席の貿易に関する譲歩案に依然として不満を抱いており、12月にマイアミで開催予定のG20サミットで両者が再び会談する際に、より有利な条件を引き出すことを期待して圧力をかけ続けようとしていることを示唆していると見ている。
両国間の貿易戦争にもかかわらず、中国からの米国への輸入は急増し続けている。中国は2年連続で1兆ドルの貿易*黒字を計上する見込みだ。
*** ***
補足:
※*「super intelligence」という言葉をトランプ大統領が使い、規制に慎重な姿勢を
示している一方で、中国側は「人間の制御下に置くべき」という立場を取っていると
報じられている。米中首脳会談でも、この「制御 vs 競争」の緊張が議題の一つにな
っている。要するに、AIは大きな便益をもたらす一方で、制御不能になるリスク、
社会的な混乱、地政学的な対立の激化が、現在最も議論されている問題である。
※ *黒字:ガーディアンの記事の原文ではdeficit(赤字)と記述しているが、
おそらく、surplus(黒字)の間違いだと思う。
実際の現実のデータでも、中国は2025年に約1.2兆ドルという過去最大の貿易黒字を
記録しており、2026年も1兆ドル超の黒字が続く見込み。
トランプ氏「米中共通の利益に焦点」 第2次大戦時の協力に言及https://t.co/x11dgHi3Nb
— 毎日新聞 (@mainichi) September 24, 2026
第2次世界大戦当時の米中の協力関係に触れた上で、「あの戦争に勝つために共に取り組んだように、習主席と私は両国にとってより良い未来を築くため、今後も共に取り組んでいく」と話しました。
