【正常化ではなく多重化】露「サハリン2」から原油輸入 /ペルシャ湾内の日本船41隻も通過交渉 | ☆Dancing the Dream ☆

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4月28日、「出光丸」がホルムズ海峡を通過した後、目的地は「名古屋」となった。

日本行き原油タンカーの初のホルムズ海峡通過 となった。

 

そして、4月29日、駐日イラン大使館は、次のような声明をXにて発信。

「出光興産が所有する「日章丸」が、イラン産の石油を日本へ運ぶために1953年に行った歴史的な

 任務は、両国間の長きにわたる友情の証であり、そのレガシーは今日においても極めて大きな意義

 を持ち続けています。」

 

イランに揺さぶりをかけられた高市は慌てて同日、自らの働きかけが効いたかのようなX投稿をしたが、実際は、後手で4月30日、ペゼシュキアン大統領と電話会談したというのが事実だったようだ。

電話会談では念仏のように「日本やアジアを含むすべての船舶の自由で安全な航行の確保を強く要望」したと報じられた。

 

5月1日、さらに、中東から日本に向かうタンカーは12隻になった。

UAE フジャイラ発:6隻

紅海・地中海側経由:4隻

ホルムズ海峡経由:1隻

 

さらに、5月1日、驚くべきことに、ロシアのサハリンから日本の菊間に向かうオマーン船籍の原油タンカー「VOYAGER」の動きが発見された。

 

これらの日本船の動向は、東京大学大学院情報学環教授の渡邉英徳さんのAIS観測によるX投稿とnoteから発信された情報でした。

 

 

渡邉英徳教授  note 2026年4月30日より

正常化ではなく多重化

 

これら11隻の到着地を見ると,日本側の受け入れ地も分散しています。

千葉,名古屋,四日市,堺。最新のMINERVA ZOEは「JAPAN FOR ORDERS」ないし東京方面行きとして表示されています。つまり,東京湾,中京圏,四日市,関西圏という,日本の主要な石油・石化拠点に向けて,複数の船種・複数の積地からタンカーが向かっているのです。

 

ホルムズ海峡をめぐる情勢は,依然として不安定です。すべての船が自由に通れる状況に戻ったわけではありません。海峡では引き続き,どの船が,どの属性を示し,どの文脈に属するかによって通航可否が左右される,選別的な秩序が続いていると考えられます。日本向けの石油輸送は,その不安定さを前提として再構成されつつあるようです。

 

もちろん,出光丸のホルムズ通過は象徴的なできごとです。しかし,より大きな構造として,フジャイラ発・紅海のサウジアラビア側・エジプト側からの原油タンカー,アルジェリア・地中海側からの石油製品・原油タンカー,そして日本における複数の受け入れ港への分散が,同時に進んでいます。

いま起きているのは,ホルムズ海峡の「正常化」ではなく,日本向けエネルギー輸送の「多重化」と考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐藤章氏(元朝日新聞)独自情報 2026/04/16

https://www.youtube.com/watch?v=spaD-xESNr8&t=174s

経産省の官僚が、高市官邸に陳情に行った。

要するに政策的に助言しに行ったわけなんですよ。

 

どういう助言というか要請をしたかというと、

「産業界が今大変である」と 。

「まだストレートな石油不足 じゃないんだけれども将来的に石油不足になることはもう間違いないので、それに伴って当然価格も上がっていて、そして例えば ナフサであるとか、マーケットにもう出なくなっちゃうというような心配が あるので、ホルムズ海峡の奥に日本のタンカーが、まだ何十隻も残ってる。40数隻をイランとなんとか裏のルートでも何でも交渉して、ホルムズ海峡をなんとか少しずつでも通して欲しい」と。

「そして、日本に石油を少しでも届けて欲しい」ということを高市さんに陳情というかお願いしたわけなんですよ。

 

ところがですね、情報によれば、高石さんが、これについて、

勝手なことをするな!」という一言で一喝したって言うんですよ。

こういう情報が入りました。これは独自情報です。 

 

 

 

 

ペルシャ湾内の日本船41隻も通過交渉

 

 

 

 

配信

 

政府はペルシャ湾に残る日本関係船41隻について、イランが一部の船舶から徴収している通航料をイランに支払うことなくホルムズ海峡を通過できるよう、イラン側への働きかけを強める。政府関係者が明らかにした。 

 

 

 石油元売り大手の出光興産の原油タンカー「出光丸」は4月28日、米・イスラエルのイランへの攻撃以降、日本行きとしては初めて同海峡を通過した。サウジアラビアで原油200万バレルを積んでおり、日本の原油搭載船の通過も初。

 

  イランは1バレル当たり1ドルの計算で、1隻200万ドル(約3億1500万円)を徴収する例も指摘されるが、政府関係者は通航料を「支払っていない」という。 

 

 イラン側は今回、1953年に出光興産が英海軍の監視の目をかいくぐって秘密裏にイラン産原油を買い付けた「日章丸事件」との関わりを強調。日本は両国友好の象徴とされる出光興産の関係船以外でも同様に通過できるよう求めている。

 高市早苗首相は30日、イランのぺゼシュキアン大統領と電話協議した際日本やアジアを含むすべての船舶の自由で安全な航行の確保を強く要望した。 

 

 日本関係船は4月にインドなどに向かう商船三井の液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)を運搬するタンカー3隻がホルムズ海峡を通過したが、インドなどの働きかけもあったとされる。

【田所柳子、中島昭浩】

 

 

 

 

 

 

露「サハリン2」から原油輸入

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欧州連合(EU)や米国を含む5カ国から制裁を受けるロシア関連の原油タンカー「ボイジャー」が

1日、ロシア産原油を積載して、愛媛県今治市の菊間港に向かっていることが分かった。

中東産原油の調達が滞る中、ホルムズ海峡の封鎖後初のロシア産原油輸入になるとみられる。

サハリン(樺太)南端の石油・天然ガス開発事業サハリン2」で生産されたもので、米国やEUによる制裁の例外となっている。

 

菊間港周辺にある太陽石油(東京都千代田区)の石油施設まで原油を運搬しているとみられる。ボイジャーは昨年6月にも、この石油施設へ原油を運搬した。 

 

太陽石油の広報担当者は、「経済産業省から、昨年と同様に原油受け入れの依頼があった。ボイジャーによる輸入は制裁対象にはなっていないと聞いている」と話した。

同社は2022年のウクライナ侵略後にロシア産原油の取引を中止し、経産省の要請があった場合のみ輸入しているという。

 経産省資源エネルギー庁の担当者は産経新聞の取材に対し、「中東情勢が悪化する中、量は少ないが、ロシア産の原油もエネルギーの安定供給において重要だ。米国とも調整し、サハリン2からの輸入は、制裁リスクがないことを確認している」と述べた。 

 

船舶の位置情報を提供するサイト「マリントラフィック」によると、ボイジャーは4月24日にサハリンのプリゴロドノエ港を出港し、日本海沿岸のナホトカ湾を経由して、大隅海峡(鹿児島)に迫っている。現在は、佐多岬(鹿児島)の南約10キロ沖の海上を11ノット(時速約20.4キロ)で航行。菊間港には2日午後7時19分に到着予定となっている。

 

 ボイジャーは、2019年建造のオマーン船籍の原油タンカー。2025年1月、米財務省の外国資産管理局(OFAC)がロシアのウクライナ侵略に関連して制裁対象に指定し、EUなども続いた。ただサハリン2は、米国やEUの制裁適用から除外されている。 

 

日本はサハリン2からLNG(液化天然ガス)の調達を継続している。ガス田はその性質上、天然ガスに加えて、原油も「随伴」で産出されるため、サハリン2から原油の輸入が行われている。 

 

資源エネルギー庁の担当者は、ホルムズ海峡の封鎖が続いた場合、サハリン2以外のロシア産原油の輸入再開についても「国益に照らして、総合的に判断することになると思う」と話した。(西山諒)

 

 

川口雅浩・経済プレミア編集部  

 

 

「サハリン2」関連過去記事

 

✔️ 「サハリン2」は日本のLNG輸入の約9-10%を占め、代替が即座に難しい重要プロジェクト。

また、「サハリン2」は、三井物産・三菱商事が大株主(合計22.5%)と日本企業の権益なので、プロジェクト停止は日本企業に巨額損失を与える。米国は戦略として、重要な同盟国日本を完全なエネルギー危機に陥らせないために配慮し、制裁の「抜け穴」として例外を認め、定期的に延長している(現在は2026年6月まで)。

 

 

オマーン発と偽装し、UAEフジャイラで瀬取り

UAE産であることを隠してオマーン産に見せかける…

 

✔️瀬取り:洋上において船から船へ船荷を積み替えること。

✔️仕向け地:商品や貨物を運送する際の最終到着地点

 

偽装について:

・イランが日本船を積極的に標的にして攻撃・拿捕する可能性は低いが、UAE(特にフジャイラ)はイランから見て敵対的な意味になり易いので、直接「UAE発・日本行き」とせず攻撃や拿捕を避ける。

・戦争保険料が極めて高騰中で「危険度の高いUAE直送」より「オマーン関連」に見せかけた方が保険が付きやすく、船主が運航しやすくなる。

・目的地偽装(台湾→日本)や喫水変更は、衛星監視やAIS追跡を混乱させる標準的な手法。

国際海事では常套手段。 

 

 

 

イラン船の動きと「航行禁止エリア」

イラン船は機雷の位置を把握しているから禁止エリアを航行できる?