政府が国債を発行して、金融機関経由で日銀に買わせ、借金して作った金を政府系企業にばら撒き、官僚はその企業に天下る。政治家はその企業から献金を受け、その金を裏金にして選挙で地方議員などにばら撒き、集票してもらう…
これが日本官僚制社会主義のシロアリシステム。
戦後復興期から続いてきたシロアリのごとき自民党政治の経済システムで、財政ファイナンスとも揶揄され、市場機能低下が長い間懸念されてきた。大企業・官僚・政治家が癒着し、国民(中小企業・家計)が疲弊し、格差が拡大(富裕層資産469兆円超、過去最高)した。
日本経済病の本質は、財界・政府・日銀が「賃金より物価・株価」を優先してきたこと。
ステークホルダーたちは自己利益追及のためにこれを止められなかった。
みずほ銀行も、高市首相の「外為特会ホクホク」発言を「弾薬の目的外利用は禁忌」と批判するのは正論だが、金利上昇で銀行の運用損失が増え、株価下落・貸出減少のリスクが高まっているため、自分の首を絞められると感じて選挙中にも関わらず声を上げたのであって、賃上げ批判を避けつつ、自らの財務健全化を優先してきた戦犯であり、同罪だ。
高市早苗首相が、衆院選の応援演説(1月31日、川崎市)
円安だから悪いと言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス。円安でもっと助かっているのが、外為特会っていうのがあるんですが、これの運用、今ホクホク状態です。だから円高がいいのか、円安がいいのかわからない。これは総理が口にすべきことじゃないけれども…
みずほ銀行が公開した異例のリポート「高市演説を受けて~危うい現状認識~」ざっくりまとめ
みずほ銀行のチーフマーケット・エコノミスト・唐鎌大輔氏が、2月2日に公開したPDFレポートで、
高市首相の1月31日の街頭演説(川崎市での「円安ホクホク」発言)を直接取り上げて厳しく批判。
円安で「国内投資が劇的に戻ってくる」と期待するのはまちがい
高市首相は「円安になると企業が日本に戻ってきて、為替に強い経済になる」と期待しているように見えるが、これはアベノミクスで既に失敗が証明された古い考えだ。
実際、円安が進んだ2013年以降、日本企業の対外直接投資(海外進出)はむしろ増えていて、国内回帰は起きていない。為替だけでは企業の行動は変わらない(人口減少・税制・規制などの要因が大きい)。
外為特会の「ホクホク」を財源のように扱うのはまちがい
外為特会(外貨準備)の含み益が増えているから「助かっている」と喜ぶのは誤り。
外為特会は通貨防衛(為替介入)のための「弾薬」であって、平時の政策財源や埋蔵金じゃない。
円安で含み益が増えても、それは帳簿上の数字。本当の有事(投機的な円売り攻撃)で使う原資は有限で、目的外に使ったら通貨防衛ができなくなる。
「ホクホク」という軽い表現が、外為特会の本質を理解していない証拠。
結論
高市発言が円安容認だったかどうかは本質じゃない。それよりも前時代的な価値観が温存されている可能性と、外為特会を有事の弾薬と理解しているかが気がかり。
タイトル直球すぎてびっくり。
— ウラケン・ボルボックスの思索ラボ🍉 (@ulaken2) February 3, 2026
みずほ銀行まで、高市総理に対して、
モームリ と言い出した。
みずほ銀行 高市演説を受けてhttps://t.co/tiHSCbYYmV https://t.co/JjTvD6DjVq pic.twitter.com/DAGOWaPgbg
みずほ銀行
— 森山和道/ライター、書評屋 (@kmoriyama) February 2, 2026
高市演説を受けてhttps://t.co/vHsl1AYLjq
みんな言ってるけど、本当にこんなの初めて見た
銀行が選挙中にこんなのを出すとは
首相の「不用意」答弁で日中関係悪化 不満漏らす経済界、打開の道はhttps://t.co/Kk4A6LjswV
— 朝日新聞デジタル速報席 (@asahicom) January 30, 2026
日本側が最も警戒するのが、中国産レアアースの対日輸出規制です。
ある自動車部品メーカー幹部は「首相として普通に振る舞ってほしい。余計なことをしないで欲しい」。…
朝日新聞 2026年1月30日 18時00分
高市早苗は勝っても負けても自民党を滅ぼす。京都大学教授池亀彩。東京大学名誉教授安冨歩。一月万冊
25:34〜
池亀:
あと私、一番実は怖いのは日本国債の暴落ですね。
安冨
暴落ですよ。やっぱ 一 番怖いんですよね。
だって高市さん、とんでもないことを言っていて。「外為特会ホクホク発言」してましたね。
池亀:
円安容認でしょ?あの発言は。それを「ホクホク」になったってさ。それ円立てでホクホクになってるだけで。
ドルは、1 円も動いてないですよ。増えてないですよ。
だからドル建で持ってるから意味があるでしょ?
それが円建てで増えたって 売る時は1ドルは1ドルですよ。
いや、1ドル200円になったから200 円分の価値があるんですよって、関係ないからね!
池亀:
円の価値がガンガン下がるってことですからね。
安冨:
ちょっと、なに言ってんの?みたいな。
池亀:
笑
安冨:
で、それ高橋洋一ネタなんですよ、多分。
物価高って円が安いのが原因なんだからみたいな。
池亀:
国債って、なんかね、刷ればいいって、皆さん思ってるかもしれないけど。借金ですからね。
安冨:
暴落しますからね。
池亀:
払えてないです。金利すら!
池亀:
そうですよね。すっ飛びます。はい。
安冨:
もっと酷い。だって、「外為特会ホクホク」とかトラスさん言わないでしょ?
池亀:
ないんですよね。
池亀:
ああ、そっか。そういう人なのか。結構すごいですね。
池亀:
いや、でも本当、皆さん、今ね、物価高で苦しんでるじゃないですか。それが円安のせいだっていうことに、気づいてないのかな?
安冨:
だからしかも、円安、物価高対策を重視してる人ほど、大半は自民党に入れるらしいんですけど。
池亀:
全然、意味わかんないですよね! (安冨:爆笑!)
安冨:
そうそう! そうですよ! うん。前代未問の国会が間もなく出現するっていう情勢ですね。
で、で、これが起きてる理由っていうのは、つまり自民党でずっと選挙を担ってきた久米晃さんの想像をはるかに超えてるわけですね。
池亀:
そう、そう、そう、そうなんですよ。いいと勝つんですよ。
で、小泉ブームとか中曽根のブームとかも、いいから勝ってた。ブームが起きたとしか思えない。
ですけど、今回は、高市内閣は全てが最悪の状態になっているのに、圧勝するってことになると。
それは「社会と選挙が完全に切れる」ってことになる。
じゃ、どこ繋がってるんですか?と言ったらバーチャル空間ですよね。
「バーチャル空間だけで閉じたものになりつつある」っていうことになって。
で、そこには、「真実」とか「事実」とかは何にも関係がないっていう…ことになります。
この選挙が。自民党が圧勝すれば…。
で、それが「圧勝よりはかに怖い」と思うんですけど。
池亀:
う〜む。(唸る)
安冨:
だからそれが現実に起きつあるっていう。
安冨:
あははははっ!
池亀:
ちょっと、ちょっと信じ難いですけど。( 笑)リフォームパーティーが次のイギリスの総選挙で政権取りそうだってのは衝撃的です。
でも、一応、現実に動いてるじゃないですか、あれは。
池亀:
まあね〜〜。いや、でも私ブレクシットの時の国民投票の時にイギリスにいましたけど、全く予想してなかったですね。
池上:
うん。でもあれ49%と51% だからすごく微妙なところではあるんですけど。私の周りで誰1 人としてブレグジットを指示してる人…数人ロンドンの方いましたけど、スコットランドは全体的に反対してたので。
安冨:
ははははは!
だからそういう風に「社会が分断されてる」っていうことの 1 つの表現なのかもしれないですけど。外為特会(外国為替資金特別会計)とは?
- 政府が持っている外貨準備(主に米国債など)の運用をするための特別会計。
- 円安になると、外貨資産の円換算価値が上がる。帳簿上の含み益が増える。運用益(利子など)も増えやすい。
- その一部の剰余金は一般会計(国の普通の予算)に繰り入れられるので、政府の財布が潤うように見える。
- 高市氏の言い分
- 円安の「メリット」を挙げて、輸出企業が儲かる、外為特会の運用も好調(ホクホク) だから円安一辺倒に悪くないというニュアンス。
- 後日Xで釈明「円安メリットを強調したわけじゃない。為替変動に強い経済を作りたい趣旨」。
- 高市は「意味わかってない!」理由
- 外為特会の「ホクホク」は一時的な帳簿上の含み益でしかない。実際にお金が自由に使える財源ではない。
- 含み益を現金化するには外貨(米国債など)を売って円に戻す必要。それこそ為替介入の逆(円安是正のためのドル売り円買い)になる。
- 売れば円高圧力がかかり、せっかくの円安メリットが消えるという矛盾が生じる。
- 円安の本当のツケ(輸入物価高騰 → 物価高 → 国民生活苦)を無視して、「政府の外為特会がホクホク」と喜ぶのは本末転倒。
- 国民はガソリン・食料・電気代が高くて苦しんでいるのに、政府だけ「儲かってるよ〜」みたいな軽い表現が、庶民感覚ゼロに見える。
- 野党やネットでも「家計簿見ながらホクホクしてる人いるか?」「国民を殺したいのか?」という批判が殺到。
- 財政・為替の信認が低下する。
- つまり「ホクホク」は幻想の財源で、本物の経済力強化ではない。意味を分かってない。経済の本質を理解してない。
- 外為特会の「ホクホク」は一時的な帳簿上の含み益でしかない。実際にお金が自由に使える財源ではない。
「日本国債の暴落」で世界恐慌がおきるメカニズム
日本国債は、世界で2番目に大きい債券市場(約7〜8兆ドル規模)で、「世界で最も安全な資産のひとつ」と長年見なされてきた。
ユーロ圏(ドイツ・フランス・イタリアなど19カ国)は共通通貨「ユーロ」を使っているが、国債は各国の政府が別々に発行しているため ユーロ建ての「ユーロ債」は存在しない。
- 日本国債は米国債(世界最大の安全資産)と並んで「究極の安全資産」の役割を果たしている。
- 世界中の銀行・年金基金・保険会社・ヘッジファンドが大量に保有。
- 特に「円キャリートレード」(低金利の円を借りて、高金利の他国の資産に投資する)の基盤になっている。
これが突然「安全ではなくなる」と、世界中の金融システムの前提が崩れる。
国債の価格と金利(利回り)は逆の関係というのがポイント
- 金利が上がる → 国債の価格が下がる
- 金利が下がる → 国債の価格が上がる
例えば利回り1%の国債を持ってる。
突然、新しい国債が利回り3%で発行されたら、古い1%の国債なんて誰も欲しがらないので、売るために価格を下げざるを得ない。価格暴落。
つまり、国債暴落=長期金利が急上昇して、国債の市場価格がドカンと下がること。





