近年のジャパンハンドラーのドン、アーミテージが亡くなったのか。時代は変わる。
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) April 15, 2025
「米 アーミテージ元国務副長官 死去 79歳 アジア通で知日派」 pic.twitter.com/UWcsAqcGs5
橋龍×クリントン「普天間返還」
橋龍と内部の敵(防衛庁&外務省)との暗闘
春名幹男氏(元共同通信ワシントン支局長)は、『仮面の日米同盟』において、安倍政権が安保法制をまとめる基礎となった、『日米ガイドライン』は、外務省によって意図的に誤訳されていたことを指摘。
英語で書かれたものを日本国内用に改竄していた事実を明らかにされた。
春名氏が掘り起こした米国の機密文書の数々には、「在日米軍は、日本を守るために在駐しているのではない。」ということが書いてある。
そもそも、在日米軍が整えているのは、「外征」のための武器であって、「防衛」のための武器は整えられていない。「アメリカが日本を守る」体制など整えられてはいない。
橋龍の普天間返還の闘いは、1995年「米兵少女暴行事件」を発端に起こった大規模な反対運動を背負ったものだった。
怒れる沖縄の10万人規模の反対運動は、元国防次官補 アーミテージに、「普天間返還して沖縄に誠意を示さなければいけない」と言わしめた。
また、ラムズフェルトが懸念したのは、普天間が「沖縄住民にとって危険だ」ということへの懸念ではない。「住宅密集地の側の基地はテロリストに襲われる危険がある」ということ。
あくまで米国の国益を考えてのことである。
橋龍が、普天間問題で米側に取り付けたのは、普天間は、「移転」ではなく「返還」だった。
サンタモニカでのクリントンと橋本総理の会談では、日米間で「普天間返還」の合意が固まった。
日経新聞がこれをスクープ。「普天間返還」が活字化された。
普天間を変換して海兵隊を嘉手納に統合するという内容だ。
その日に、橋本とモンデール駐日大使が記者会見で、「普天間返還」を発表。
これは、橋本が日経にリークし、「普天間返還」の既成事実化を図ったのだ。
沖縄の希望を託され「普天間返還」実現に動く橋本龍太郎が、内部の敵、外務省、防衛庁を押さえこむ先手を打ったのだろう。
(*橋龍の死には暗殺説さえ存在する)
ところが、その後2か月で「普天間返還」は潰れてしまう。
米海軍と空軍は、元々犬猿の中で、統合に反発したからだというが、小野寺防衛大臣は、
「安保条約㈹条によって日本はアメリカに基地を提供する義務がある」と述べた。
日本の外務省、防衛省が、米側の国務省、国防総省の都合を忖度して普天間の「移設先として辺野古」に白羽の矢を立てたのである。
日本の外交・安保を動かしているのは、「日本の外務省、防衛省 + アメリカの国務省、国防総省」の
エリート官僚たち。彼らが秘密を共有し、日本国民に真実を隠し、沖縄返還に始まる日米同盟の
日米安保体制の維持、強化を行ってきたのである。
2015年の新ガイドラインの外務省による情報操作もその一例である。
外務省が発表している邦訳は、"故意に誤った翻訳を行って、あたかもアメリカが日本を守るように見せかける"ものであった。
