【ジョージア大統領選】反欧米派カベラシビリ氏選出
日テレNEWS 2024/12/15
旧ソビエト連邦の構成国だったジョージアで14日、大統領選挙が行われ、欧米に批判的なカベラシビリ氏が選出されました。政府がEU=ヨーロッパ連合への加盟交渉の中断したことをめぐり、反対するデモが続いていて、さらに反発が強まる可能性があります。
ロイター通信などによりますと、ジョージアで14日、国会議員や地方自治体の首長などによって大統領選挙の投票が行われ、与党系で欧米に批判的なカベラシビリ氏が選出されました。
ジョージアでは、親ロシア派のコバヒゼ首相と欧米寄りのズラビシビリ大統領との対立が続いていました。先月28日に、政府がEUへの加盟交渉の中断を発表して以降、大規模な抗議デモも続いていて、与党系の大統領の選出を受けて、さらに反発が強まる可能性があります。
選挙結果を受けてズラビシビリ大統領は、ことし10月の議会選挙で不正があったと主張し、今回、投票を行った議会を非合法とみなして任期満了後も大統領職にとどまることを表明しました。
野党側もズラビシビリ大統領を正当な大統領とする意向を表明していて、政治情勢の混迷がさらに深まる懸念が強まっています。
(2024年12月15日放送)

ジョージア大統領選、ロシア寄り候補が当選 親欧米派は認めない構え
朝日新聞 有料記事 中川仁樹 友田雄大2024年12月14日 20時58分
https://www.asahi.com/articles/ASSDG3V53SDGUHBI00LM.html?ref=tw_asahi
南コーカサスの旧ソ連構成国ジョージアで14日、大統領選が行われ、ロシア寄りの与党「ジョージアの夢」が擁立した元サッカー選手で前議会議員のカベラシビリ氏が当選した。ただ、今回から国民の直接選挙でなく議会議員らの投票で選出。親欧米派は10月の議会選で不正があったとして再選挙を求めており、大統領選の結果も認めず抗議活動をする方針だ。
【ルーマニア大統領選】第1回投票 親ロシア派候補者が勝利 ウクライナ支援脅かされる可能性
日テレNEWS 2024/11/26
24日に行われたルーマニア大統領選挙の第1回投票で、事前の予想に反し、親ロシア派の候補者が勝利しました。これまでのウクライナ支援が脅かされる可能性があります。
AFP通信などによりますと、ルーマニア大統領選挙の第1回投票で24日、ロシアを称賛してきた極右派のジョルジェスク候補が、得票率およそ23%でトップに立ちました。ジョルジェスク候補は、比較的無名の存在でしたが、ウクライナ支援を打ち切るという主張をTikTokで繰り返していて、若い有権者などから支持されたとみられています。
また、ルーマニアにある、NATO=北大西洋条約機構のミサイル防衛システムを「外交の恥」と呼び、ロシアに攻撃された場合、加盟国を守るのか疑問だと主張しています。
ルーマニアはNATO加盟国として隣国のウクライナに対し、軍事支援を行っていて、予想外の選挙結果に衝撃が走っています。
大統領選挙は来月8日にジョルジェスク氏と中道右派の野党指導者との決選投票が行われます。
(2024年11月26日放送)
ルーマニア大統領選、憲法裁が無効判断
ロシア寄り候補が首位
Reuters By Luiza Ilie
2024年12月7日午前 1:58 GMT+910日前更新
https://jp.reuters.com/world/security/N2WCHREYT5LG5F35M5K246GLCI-2024-12-06/
[ブカレスト 6日 ロイター] - ルーマニアの憲法裁判所は6日、11月に実施された大統領選の第1回投票の結果を無効とする判断を下した。同投票を巡ってはロシアによる介入疑惑が出ていた。8日に予定されている決選投票を含め、選挙の全プロセスがやり直しとなる。
現職のヨハニス大統領の任期は今月21日に終了する。憲法裁の判断を受けルーマニアが制度的混乱に陥り、街頭で抗議デモが発生する可能性があると懸念も出ている。
11月24日に実施された第1回投票では、北大西洋条約機構(NATO)懐疑派の極右カリン・ジョルジェスク氏が首位になったが、数カ月前までほとんど無名だった同氏の躍進ぶりに、ロシアによる選挙介入やソーシャルメディアによる操作を疑う声が出ていた。
ただ、憲法裁は今月2日、第1回投票の結果は有効と判断。8日にジョルジェスク氏と、第1回で2位だった野党の中道右派「ルーマニア救国同盟」のラスコニ党首の間で決選投票が行われる予定だった。
憲法裁は今回の判断の理由として「選挙過程の公正性と合法性を確保する」ためだったと説明。詳細は後日公表するとしている。
ラスコニ氏は「憲法裁の判断は民主主義の本質である投票を踏みにじるもの」と非難。一方、第1回投票で3位だった中道左派のチョラク首相は、憲法裁の判断を「唯一の正しい解決策」とし、支持を示した。
ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学のセルジウ・ミシコイウ教授(政治学)は「裁判所はジョルジェスク氏の再出馬を認めない可能性が極めて高い」と指摘。「極右候補のうち誰が選挙戦に残るか次第だが、その人物を中心に人々が結集する可能性がある」とし、人々が過激化し、街頭で抗議デモが発生する恐れがあると述べた。
ロシアはルーマニアの選挙への介入を否定している。
ルーマニアの憲法裁判所、
大統領選第1回投票を無効と判断
勝利候補への影響工作が明るみに
BBC News
https://www.bbc.com/japanese/articles/cg4zzk1d1nxo
ルーマニアの憲法裁判所は6日、大統領選挙の第1回投票の結果を無効とした。8日にも第2回投票が行われる予定だった。
これにより、選挙は最初からやり直されることになった。政府は新たな投票日を決定するとしている。
11月24日に行われた第1回投票では、ほとんど無名のカリン・ジョルジェスク氏が勝利していた。極右で北大西洋条約機構(NATO)懐疑派のジョルジェスク氏は以前、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を称賛したことがある。
ジョルジェスク氏をめぐっては4日、国外発の大規模な影響工作が投票結果に影響していたとうかがわせる情報文書が機密解除されていた。
憲法裁の判断から数時間後、ジョルジェスク氏はルーマニアのテレビチャンネルに対し、同国の民主主義が「攻撃されている」と述べ、この判決を「形式化されたクーデター」だと表現した。
そのうえで「投票プロセスを進める」とし、大統領選に再び立候補する意向を示した。
間もなく退任するイオン=マルチェル・チョラク首相は、裁判所の無効判決について「文書の機密解除後、正しい解決策はこれしかなかった」と発言。「一連の文書は、ルーマニア国民の投票結果がロシアの介入であからさまにゆがめられたことを示している」と述べた。
また、文書の機密解除を指示したクラウス・ヨハニス大統領は、新しい大統領が選出されるまで自らが留任すると発表。ヨハニス大統領は、ルーマニアは安定した、安全で堅固な国であり、依然として安全かつ堅固に欧州寄りで、かつNATO加盟国であり続けると述べた。
ジョルジェスク氏は第1回投票で23%の票を獲得。次点は野党「ルーマニア救国同盟(USR)」のエレナ・ラスコニ氏(得票率19%)だった。与党・社会民主党のチョラク首相は3位だった。
「外国国家」作成のTikTokアカウントが活性化
憲法裁の判事らは5日、外部工作が選挙に影響した可能性をめぐる新情報について、第2回投票までは議論しないと発表していた。しかし、6日朝に会合を開いた。
ルーマニアの法律では、選挙が無効とされた場合、無効判決の日から2番目の日曜日に選挙を再開することが定められている。6日の時点では、これは12月22日に当たっていた。
憲法裁はその後、政府に対し、選挙プロセス全体と選挙活動をすべてあらためてやり直すよう求める決定を下した。
憲法裁は11月28日、大統領選の第1回投票について票の再集計を命じていた。動画共有アプリ「TikTok」がジョルジェスク氏に「優遇措置」を与えたとの疑惑を受けた判断だった。
無所属の急進派であるジョルジェスク氏は、主にTikTokで選挙活動を行っていた。TikTokはこの疑惑を断固として否定していた。
こうしたなか、ヨハニス大統領は4日、国家防衛最高評議会の情報文書を機密解除した。
この文書は、2016年に「外国国家」によって作成された約800件のTikTokアカウントが先月、突然フル稼働し、ジョルジェスク氏を支持していたことを示唆した。
さらに、第1回投票の2週間前には、別の2万5000件のTikTokアカウントが活発化していたという。
ルーマニアの対外情報機関は、数万件のサイバー攻撃やその他の妨害行為を含むハイブリッド攻撃を行っていた「敵対国家」はロシアだと指摘した。
国内情報機関は、ジョルジェスク氏の突然の人気急上昇について、同一のメッセージやインフルエンサーを含む「高度に組織化された」ゲリラ的なSNSキャンペーンに起因するとした。
ジョルジェスク氏を宣伝するTikTok動画には選挙コンテンツとしての表示がなく、ルーマニアの法律に違反していたとされる。
アカウントの中には、ジョルジェスク氏のために1カ月で38万1000ドル(約570万円)をユーザーに支払っていたが、ジョルジェスク氏は自身の選挙活動に一切の支出をしていないと主張するものもあった。
ジョルジェスク氏は今週、BBCの取材の中で、自分はロシア政府の手先などではないと主張。ルーマニアの政治体制が自分の成功に対応できず、妨害しようとしていると主張していた。
東欧各国でハイブリッド戦争
ルーマニアはNATOの東側に位置する重要な加盟国であり、ウクライナと長い国境を共有している。
ルーマニアは、ロシアによるハイブリッド戦争を防ぐ最初の東欧国家ではない。
モルドヴァの大統領選挙は、ロシアの干渉と選挙不正の疑惑の中で行われた。黒海を挟んだジョージアでは、親欧米派の野党が、議会選挙がロシアの干渉を受けたと主張し、抗議が続いている。
ルーマニア大統領選、「TikTok工作」で泡沫候補が最多得票 再選挙へ
日経ビジネス By Daisuke Sakai
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00314/121000051/
この記事の3つのポイント
1ルーマニア大統領選で「泡沫候補」がまさかの最多得票
2現大統領は機密文書の機密を解除。ロシアの介入を主張
3TikTokで不正選挙運動か。欧州連合(EU)が調査を開始