【隈研吾氏設計の美術館が劣化でボロボロ】栃木県「那珂川町馬頭広重美術館」 | ☆Dancing the Dream ☆

☆Dancing the Dream ☆

Let us celebrate
The Joy of life ♡
with ☆Michael Jackson☆

隈研吾氏や、万博「大屋根リング」の藤本壮介氏の木材を使った建造物。
この方々が語る「サステナブルな建材…木材…」というお題目で思い出したが…

たしか、森友学園の今は廃墟と化しているという「瑞穂の國記念小學院」は、
”国交省からの木造建築に対する補助(サステナブル建築物等先導事業)でh27年度の応募で採択した2年で6200万円の補助金交付 ”がなされていたという話があった。
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12716050090.html

国はCO2削減という名目で、木造建築だけでなく、木材を多用した建築物を奨励し補助金を出しているのだろうか?










隈研吾氏設計の美術館が劣化でボロボロに…改修費3億円に住民衝撃 ふるさと納税で修繕計画も賛否
限定公開【FNNプライムオンライン】 2024/09/04


隈研吾氏設計の美術館が劣化でボロボロに…改修費3億円に住民衝撃 ふるさと納税で修繕計画も賛否
9/4(水) 18:52配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
https://web.archive.org/web/20240907044320/https://news.yahoo.co.jp/articles/bd306e52046fe75c2b85107e260773060b15cced
4日、取材班が向かったのは栃木・那珂川町。
豊かな自然に溶け込むように建てられた「那珂川町馬頭広重美術館」は、県外からも多くの人が訪れる人気の観光スポットです。
しかし、近づいてみるとある異変を発見。
黒ずみ、腐食した屋根。
ところどころ木材が折れ曲がり、激しく傷んでいるのが分かります。
完成して、24年の美術館。
老朽化が進み、3億円にも及ぶ大規模改修工事の必要に迫られていたのです。
多額の費用に、町民からは「無駄ですね。撤去してもらいたい」「えー!?3億円!?大丈夫ですかね…」などと、驚きの声が広がっています。
那珂川町馬頭広重美術館を設計したのは、世界的に有名な建築家・隈研吾氏。
木材を使った日本的な建築を手掛けることで知られ、国立競技場のデザインも担当しました。
老朽化が進む那珂川町馬頭広重美術館では、地元産の八溝杉(やみぞすぎ)を細く加工し格子状に並べていました。
屋根や壁に使われる杉の木はもともと美術館の内部のように黄金色に輝いていましたが、雨や風にさらされたためか、この4~5年で劣化が激しくなったといいます。
町民:
ちょっとじゃないです。かなりボロボロになってきている。前はきれいだったが、今は真っ黒になって曲がったり、破損したり…。
改修費用3億円を調達するため、町は、あの手この手で資金集めを始めています。
ウナギや和牛がそろう那珂川町のふるさと納税。
町はこうした資金も美術館の改修費にあてるといいます。
更に、クラウドファンディングでも資金を募集。
その資料の中で美術館の設計を手がけた隈研吾氏は、老朽化の原因について、木を守るための保護塗料が今と比べて性能が低かったことを挙げています。
建築エコノミストの森山高至氏は老朽化が早まった原因を「屋根の上に棒のように並べてデザインとして取り付けている杉なので、どうしても屋根の下にあるわけではないので傷みやすい。そこまでの予算がかけられなかったのでは」と指摘します。
那珂川町は美術館がオープン25周年を迎える2025年には、大規模改修を行いたいと考えています。
那珂川町教育委員会 生涯学習課 課長補佐・川上浩さん:
オープン当時の輝きを取り戻したい。那珂川町のシンボル的な建物なので、みなさんのご協力をお願いできれば。



隈研吾氏が設計の美術館、完成から数年で木材が劣化でボロボロ…改修費用3億円

2024.09.06  文=Business Journal編集部、協力=森山高至/建築エコノミスト

https://biz-journal.jp/journalism/post_383321.html
↪︎(一部抜粋)
”『非常識な建築業界 「どや建築」という病 』(光文社新書)などの著書がある一級建築士で建築エコノミスト・森山高至氏は、そもそも材木の使い方が悪いと指摘する。
――開館から24年を迎えたわけですが、通常、これくらいのスパンで大規模改修は行われるのでしょうか。
「行われないですね。大規模改修はもっと時間がたってから行うものです。そもそも那珂川町馬頭広重美術館では、使ってはいけない材料を、使ってはいけない場所に使っています。20年を超えたから朽ちてきた、ということではなく、完成から数年の時点でボロボロになっていたのを、ようやく今になって修繕することになったのです」(森山氏)
――「使ってはいけない材料を、使ってはいけない場所に使っている」というのは、具体的にどういうことでしょうか。
「木の種類によって、用途に向き・不向きがあります。たとえば、ヒノキのように油分を多く含む材質であれば、水に強いので風呂に使うこともできます。しかし、普通のスギの木で4cmくらいの材木、建設業界でバタ角といいますが、仮設の仕切りに使ったり、壁の中の造作材として使ったりする、補助的な材料を、美術館では屋根などの表面に使用しています。スギは繊維が柔らかい木なので、直接風雨にさらされると、痩せてきたり反ってきたりしやすい性質があり、通常は屋根の下などに使います」(同)
――通常と使わない場所で使うということで、防腐剤やニスなどを塗るといった処理はしていないのでしょうか。
「隈氏は処理をしていると語っているようですが、効果がはっきり確認されていない材料を使っていたようです。一時期、ホウ酸という化学物質を木に含ませる技術が使われており、それによってシロアリ防止効果や、難燃性が上がる、耐水性が上がるといわれていました。それは、例えば風呂場や脱衣所などの室内での防水性能が上がるという程度で、保護成分は水溶性なので、外装に使うと雨などで流れてしまい、効果が長持ちしないのです」(同)
――同美術館では外に使われている木が朽ちていることから、足場を組むなどの補修作業が困難との指摘もあります。
「それもあり、材料費だけではなく、作業のための準備など間接的な経費が大きくなると思われます」(同)
――設計された隈氏は、ほかにも国立競技場など公共建築物を設計されていますが、それらも同様に、比較的短期での大規模改修が必要になるのでしょうか。
「使っている材料にもよりますが、大規模改修が必要になるものもあると思います。日本では古くから寺社などで木材は使われており、なじみが深いものですが、それらは木の種類が違ったり、もっと太い木を使うなど条件がまったく異なるため、長持ちしています。
 スイスに、木を並べて建築材として使用する建築デザイナーの巨匠で、ピーター・ズントーという方がいます。その方はスギなどではなく、風雨にも強い材料を使用しているうえ、スイスは日本ほど湿気が多くないのですが、隈氏はそのズントー氏のアイデアを真似しているのです」(同)
――スイスではできることも、条件が異なれば日本ではそのまま同じようにはできないということですね。
「細い角材を並べると簾のように見えてとてもきれいなのですが、長持ちはしません。以前にも隈氏が、あるお蕎麦屋さんの店舗に細い木材を並べるデザインを使用したことがあり、当初は話題になったのですが、数年でボロボロになりました」(同)
――最近はマンションや大型ビルなどに木材を取り入れる建築デザインが散見されますが、それらに見合った材木の種類や使い方があるわけですね。
「そうです。さらに最近では『アセチル化』(材木などにアセチル基を導入すること)という加工を施したアセチル化木材があるのですが、それはまったく傷みが生じません。京王線・高尾山口駅の駅舎を隈氏がデザインしていますが、そこではアセチル化木材をしているはずです。隈氏がまだ無名の頃は、大きな予算もつかず、目を引く斬新なデザインの建築物をつくることを優先していたため、安い材料を使用せざるを得なかったという背景があると思います」(同)
――馬頭広重美術館は、その頃の設計というわけですね。改修費用が3億円ほどかかるとみられていますが、設計当初から、それほど大きな費用がかかることは想定されていたのでしょうか。
「当然、していないと思います。その頃よりさまざまな費用が高騰していますし、当初は改修についてあまり考慮せずにつくっていたはずです」(同)
 あまり予算をかけられないなか、斬新なデザインで耳目を集める美術館を建てた那珂川町は、改修に莫大な予算を要することになったわけだが、果たしてこれまでに建築費用の元を取ることはできたのだろうか。
 なお、Business Journal編集部は、隈研吾建築都市設計事務所に、
・この程度の腐食は想定内だったのか
・コストパフォーマンスが悪いとの指摘があるが、どう思うか
・国立競技場なども同様に20年を超えると大規模改修が必要になるのか
という3点について問い合わせをしたが、「確認を進めましたが、取材は時間を取ることができないためお断りさせていただきます」との回答だった。
(文=Business Journal編集部、協力=森山高至/建築エコノミスト)”




https://gendai.media/articles/-/45355