斉藤知事の問題の本丸は、斉藤と臍の尾がつながっている維新が、「万博」を絡めて政治利用した「阪神・オリックス優勝パレード」の協賛金疑惑だろう。
一死をもって抗議するとの遺書を遺して自死した渡瀬県民局長は告発文に、
(県内の)信用金庫への補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った」と記していた。
維新の愚かさを次々と露呈させている「万博」のイメージを底上げしようと、「阪神・オリックス優勝パレード」の熱気に便乗した維新のスポーツプロパガンダに、兵庫県知事が自らの製造元に忠誠を示すために協力し、このような不正な税金の使い方をしたとするなら?
時系列 パレード協賛金疑惑
2023年
9月22日 阪神とオリックスのリーグ優勝を受けて、大阪・御堂筋と神戸・三宮で、
優勝パレードを行うことを発表。万博キャラクターミャクミャクが登場し
吉村知事と斎藤知事、関西経済連合会の松本会長が記者会見。
パレードの正式名称についても、「政治利用」と批判された。
『兵庫・大阪連携「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」
~2025年大阪・関西万博500日前!』
10月17日 兵庫県と大阪府は、優勝パレードの事業費を募る個人向けの
クラウドファンディングと企業協賛の受け付けると発表。
目標は事業費の5億。
11月7日 クラファン寄付は目標の1割しか集まらず、吉村知事協力を呼びかけ。
11月9日 県の産業労働部は補助金事業の継続として約1億円の予算を要求。
(前年度の補助金額が8億円だったが、コロナ対策緩和('23.5月5類移行)
等のため1億円に減額。財政課長の査定資料には1億円と記載。)
11月16日 産業労働部の事業説明書には、金額が3億7500万円に差し替わっていた。
(片山元副知事が口頭で指示したのは11月14日〜6日の間とみられる。
県は支援対象の事業者が1000から3000に増えたことが理由と説明)
11月16日 優勝パレード、運営費5億円を確保。
クラファンでこの日午前時点で集まったのは約8200万。
企業の協賛金は4億数千万円以上確保し不足を補った。
11月21日 知事査定で「全体をまるく4億円で計上」するよう斎藤知事から指示が
あった。(職員のメモ)
3億7500万円を4億円で計上するよう指示があったということ。
※「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」(コロナ対策の特例で無利子で金を借りた
事業者が返済できるように指導や報告書の作成などを行った金融機関に県が補助する。
(国の臨時交付金)
※ 信用金庫が優勝パレードに寄付したのは、全て16日より後だった。
11月23日 阪神・オリックス優勝パレード開催。
2024年
3月12日 渡瀬局長が告発文書をメディア等に送付。
3月25日 片山安孝副知事の渡瀬局長の事情聴取(録音データあり)
知事は「局長は”噂話を集めて作成した”と供述した」と主張。
3月27日 知事が記者会見で「ありもしないことを縷々並べた内容を作ったことを
本人も認めている。不満があるからといって、業務時間中なのに、
嘘八百含めて文章作って流すという行為は公務員として失格」等と発言。
〃 渡瀬局長は定年退職取り消し、西播磨県民局長を解任された。
4月1日 渡瀬氏は報道各社、一部県議に「反論文」を送付。
「私自身がそのことを認めた事実は一切ありません」
4月4日 渡瀬局長が公益通報(兵庫県職員公益通報制度)を正式に行なった。
4月20日 阪神・オリックス優勝パレード担当の元課長が自死した。
(※県職員向けに訃報が通知されたのは3カ月後の7月23日だった)
5月7日 渡瀬氏が停職3ヶ月の懲戒処分を受けた。
5月20日 県の「綱紀委員会」で渡瀬氏の処分案が決定。
但し、3名の委員から「4月4日に出されている公益通報への判断を
待った方が良いのではないか」という意見もあった。
6月13日 県議会は告発内容の真偽をただす調査特別委員会(百条委員会)の
設置を決めた。
7月7日 渡瀬氏が「死をもって抗議する」等を記した遺書を残して自死した。
7月8日 「ショックを受けている。お悔やみを申し上げたい」知事会見。
8月7日 「嘘八百」発言反省。
しかし、渡瀬氏が事情聴取で「噂話をあつめて作成した」と述べ、
「真実相当性がなく、法律上保護される外部通報にあたらない」
よって「公益通報にあたらない」と述べた。
文書問題調查特別委員会委員名簿
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/meibo.html
【全編】兵庫県百条委、斎藤知事の証人尋問後に会見(2024年8月30日)
1:17:45〜
フリー横田記者:
フリーの記者の横田ですけども。
今の質問 に関連してですね、まさに今おっしゃった3月25日の元県民局長に対する事情聴取が ポイントだと思うんですが。
「文春電子版」2本の記事によると、音声データの中身を紹介してですね。
「誰から聞いたのか」と、「なんで知ってるのか」という明らかにですね、いわゆる《犯人探し》、情報者を特定しようとしてると。
それに対して県民局長が、情報源を秘匿するために「噂話を集めて作成した」という風に答えざるを得なかったと。
そこの前後の調査記録が出てくれば、かなり真相が明らかになると思うんですけど。
まさに「文春電子版」が報道した音声データ、及び、その事情聴取の記録と録音するようにといった指示書を入手して、追求する予定だという理解でよろしいでしょうか?
奥谷委員長(自民):
はい。その通りですね。 その通りです。
やっぱりあの内容を聞いたら、そら「情報源、言えないでしょ?」って普通は思いますよね。
しかも 元県民局長があの告発してる相手は兵庫県のトップである知事ですから。
いろんな取り調べとか、聴取の仕方とか、元県民局長が知事また副知事を相手に告発してたとか、そういったことを鑑みると情報源を明かすことなんて、あの時にできたはずもないんじゃないかなと思ってます。
竹内委員(ひょうご県民連合):
竹内ございますけれども。(マイクの調子が悪い)地声でいいですかね?
今のですね、ご指摘は、この委員会としては、当該音声を要求をしましたが、23日付で要求しておりますが、まだ入手しておりません。
ただ、文春さんが会員に向けて出された音声、私、聞かせていただきました。
もしあれが事実とするならば、あの記事の内容にも、「東京地検特装部も驚く!」といったような内容がございましたけれども。
第三者的な裁判所が認めたような捜査手法ではない、しかも、パソコンを持って行っている…これは
事実でございますから…、強制力を持った調査をしていると。
そもそも、ああいった調査の中でですね、もう「公益通報そのものの概念が一切ない」ということで、極めて問題が大きい。
ああいった調査を元にしたですね、処分とか、その手順というのはですね、もう「入り口から間違っている」と私は個人的に考えておりますので、百条委員会の皆さんにも、事実、そういった音声が当局から提出された場合 はですね、これは、「捜査手法そのもの、調査手法そのものが問われる、もう、入り口の問われる事態だ」と。これは本当に、我が国のですね、地方警察や裁判所という客観機関が入るわけですけども。全くない。
公益通報、怖くてできなくなります!
あんなことをしておけばですね。
極めて重要 な問題だと思っております。よろしくお願いします。
横田記者:
関連して、もう1問ですね。もしあの「文春電子版」の記事の内容、音声データが事実だとしたら、これはまさに今おっしゃられたように、「公益通報者の告発潰しの違法な権力行使だ!」と。
まさに、維新創業者の橋本徹さんもそうおっしゃって辞職に値するとおっしゃってるんですが。
そういう認識をお持ちでしょうか?
奥谷委員長(自民):
あの音声データが事実とすれば?
そうですね。おっしゃっていただいた通り。
不信任案を提出にするに値するかどうかは、これはちょっと委員会外の話になります。
岸口副委員長(維新):
あの、23日の証人尋問の時にね。
「そのデータがあるのか? 書き起こしたものがあるのか?」というのを私、尋ねました。で、「音声データはある。書き写したものもある」と。
で、これは、県庁内の担当の課がですね、「厳重に保管をしている」という風な話でありました。
なのにですね、一方で、このデータが出てしまってる。
音声も出ている。
このね、「ちょっと、この杜撰さは、私ちょっと許せんな!」と、実は思ってます。
で、今、週刊文春さんなんかがですね、示しておられるものが、全文なのか、果たして、本当のものなのかというのは、今、判断がつきませんので。
やっぱり、それは、まず我々は、もう事務局から提出をされたものを持ってそこからスタートをしたいというふうに思ってます。
6/27の百条委
「丸尾アンケート出すな!」
維新(増山、岸口)必死の抵抗
兵庫県議会 文書問題調査特別委員会【百条委員会】(2024/06/27)
丸尾 まき 委員
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/giinshokai/shokai/50on/ma/maruo.html
兵庫知事や幹部が「パワハラや物品授受」 職員アンケートの結果公表
有料記事
朝日新聞 高木智也2024年5月15日 19時38分
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20240515002796.html?iref=pc_photo_gallery_next_arrow
第三者機関の設置を求める申入書を手渡す丸尾牧県議=15日、兵庫県庁、高木智也撮影
兵庫県の斎藤元彦知事や県幹部を批判する内部告発文書が報道機関などに配られた問題をめぐり、丸尾牧県議(無所属)は15日、知事や県幹部の言動について県職員にアンケートした結果を公表した。パワーハラスメントや物品供与を指摘する声が複数あったという。
元西播磨県民局長(60)が作成した告発文書には、職員へのパワハラや「知事はおねだり体質で贈答品が山のように積まれている」など、計7項目が書かれていた。
これを受けて丸尾県議らは4月26日朝、県庁周辺で登庁してくる県職員300人にアンケートを配布。元職員1人を含む21人から回答があった。
うち7人が知事や幹部のパワハラ、6人が知事や幹部への物品供与を回答で指摘したという。
パワハラについては「庁外での公務イベント時には、目的地に15分前に着かないと激怒。随行の秘書が罵倒される」「考古博物館で駐車位置が気に入らないと激怒」などの回答があったという。
朝日新聞は県総務部総務課に対し、こうした言動が実際にあったのかどうか確認を求めたが、同課は「担当部署も決まっておらず現時点では回答できない」とした。
丸尾県議はこの日、県にアン…
7/8の百条委
「渡瀬局長のプライベート記録も出せ」
維新(増山、岸口)
https://x.com/postmankaiji/status/1819295095444984270
百条委員会の設置に反対した維新
https://x.com/izumi_akashi/status/1827328370952245290
必聴‼️2人の職員が自死‥看過できない
「阪神・オリックスパレード協賛金疑惑」が本丸
〜byポストマン開示請求クラスタさん
「阪神対オリックス」始球式に吉村知事と斎藤知事 W優勝で“合同パレード”を提案(2023年6月15日)
【独自】優勝パレード1週間前 片山元副知事が補助金増額を指示
サンテレビニュース 2024/08/06
https://twitcasting.tv/postmankaiji/movie/799127098