▼藤本悦志(無所属・新)当選 6746票
▼熊高昌三(無所属・新)4541票 石丸派
▼赤津誠一郎(無所属・新)1216票 石丸派
▼森谷公昭(諸派・新)106票
安芸高田市長選 元郵便局長の藤本悦志氏が初当選
https://www3.nhk.or.jp/lnews/k/hiroshima/20240707/4000026339.html
新人4人の争いとなった安芸高田市の市長選挙は、7日、投票が行われ、無所属の新人で元郵便局長の藤本悦志氏が、初めての当選を果たしました。
安芸高田市長選挙の結果です。
▼藤本悦志(無所属・新)当選 6746票
▼熊高昌三(無所属・新)4541票
▼赤津誠一郎(無所属・新)1216票
▼森谷公昭(諸派・新)106票
藤本氏が前の市議会議員の熊高氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。
藤本氏は安芸高田市高宮町出身の51歳。
旧高宮町の職員などを経て、安芸高田市にある吉田郵便局の局長を去年まで務めていました。
選挙戦で藤本氏は、子育て世代への支援に加え、移動支援などの高齢者政策の充実を訴えたほか、前市長のもとでの市政は市民や議会との対話が不足していたとして「対話からの前進」を掲げ、支持を広げました。
初当選を果たした藤本氏は「4年間の市政の評価はいろいろあると思うが、安芸高田市を良くしたいという皆さんの思いを束ねれば大きなパワーになる。市長派だとか、反市長派だとかで足を引っ張る時代ではないので、目の前にある多くの課題をオール安芸高田で乗り越えていきたい」と述べました。
投票率は58.07%で、前回、4年前の選挙と比べて1.09ポイント高くなりました。
安芸高田市長選、石丸前市長批判の新顔が当選 市政の刷新を訴え
朝日新聞 柳川迅 編集委員・副島英樹2024年7月7日 21時49分(2024年7月7日 23時03分更新)
https://www.asahi.com/articles/ASS7744F7S77PITB00RM.html?ref=tw_asahi
石丸伸二前市長の辞職に伴う広島県安芸高田市長選は7日、投開票された。石丸市政の転換を訴えた無所属新顔で元郵便局長の藤本悦志氏(51)が、無所属新顔で前市議の熊高昌三氏(70)、無所属新顔の赤津誠一郎氏(44)、諸派新顔の森谷公昭氏(68)を破り、初当選した。当日有権者数は2万1995人。投票率は58.07%(前回56.98%)だった。
藤本氏は同市吉田町の選挙事務所で、万歳をした支援者らに頭を下げた。「市長派とか反市長派とか足を引っ張る時期ではない。目の前の課題をオール安芸高田で乗り越えないといけない。選挙戦でしこりを残してはいけない」と喜んだ。
藤本氏は選挙戦で、市議会と激しく対立した石丸市政について「市議会や市民との対話が少ない」と批判した。石丸氏の手法は対立と分断を招いたなどとして、市政の刷新を訴えた。
石丸氏の施策にも反対を表明した。同市中心部にある計三つの保育所と幼稚園を統合し、認定こども園を整備する計画について、石丸氏は議会の反対を押し切って進めようとした。だが藤本氏はこの方針を変更する考えを示した。
藤本氏は昨年11月末に立候補を表明した。20年以上郵便局長を務めるなど地域で長年活動してきた経歴をアピールしてきた。
告示日には斉藤鉄夫衆院議員=公明=や森本真治参院議員=立憲=、自民党県議ら各党議員が藤本氏への支持を呼びかけた。
一方、熊高氏は同市高宮町の選挙事務所で、「やはり組織選挙には勝てなかった。私の力不足だった」と話した。
熊高氏は石丸市政の「継続と改善」を掲げてきた。市議会ではほとんどの議員が石丸氏の施策に反対する中で、支持を表明してきた。市議会が不承認とした、認定こども園に関する市長の専決処分も、2人の議員とともに承認に回った。
立候補表明の会見では「石丸さんのめざす方向と私の方向はある意味同じ方向という気がした」と述べた。SNSでの情報発信など「政治の見える化」を継続するとし、動画サイトで街頭演説を中継するなど組織に頼らない選挙戦を進めたが、及ばなかった。
川崎市から移住した赤津氏と、島根県浜田市在住の森谷氏は支持が広がらなかった。
市選管が発表した確定票は以下の通り。
藤本悦志氏=6746票▽熊高昌三氏=4541票▽赤津誠一郎氏=1216票▽森谷公昭氏=106票。
安芸高田市長選挙が告示 新人4人が立候補 それぞれの主張は?
【公式】HOME広島ニュース 2024/07/01