『潰された自立〜与那国島と自衛隊配備』  | ☆Dancing the Dream ☆

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「台湾有事」の懸念に揺れる日本最西端・与那国島 
自衛隊の配備、強化が進むなか、
“自立ビジョン”の実現を願う住民たちの思いとは【テレメンタリー】
ANNnewsCH 2024/03/02

日本最西端の沖縄県・与那国島。台湾との距離は110キロのこの島は、「台湾有事」の懸念に揺れています。
2016年に、台頭する中国への対抗を念頭に島に置かれた陸上自衛隊。ミサイル部隊の配備計画のほか、有事に自衛隊などが使う「特定重要拠点」での港の整備と空港の拡張計画も浮上しています。

「島が要塞化している」と訴える田里千代基さん=与那国町議会議員=は、ある計画の実現を原動力にしています。「自立へのビジョン」。自衛隊配備の動きが浮上する前の2005年、周辺の島との市町村合併を住民投票で拒んだ島の人々が記した計画です。国境を挟んで隣にある台湾と航路を開いて交流し、与那国が一つの町として自立して生きるための航海図に位置づけました。
当時、町役場で計画を進める中心にいた田里さん。姉妹都市の台湾・花蓮市にも駐在して人脈を広げ、定期航路の実現に向けて奔走してきました。
構造改革特区に挑む中、与那国としてできることが明確になり、台湾との交流深化に至る道筋はついていました。自衛隊配備計画が島に持ち込まれたのはそのころ。一つだった町民は賛否で分断され、自立ビジョンの実現に向かう熱意は失われてしまいます。

住民たちの自立への渇望と、自衛隊配備の国策が交錯してきた与那国島の今を取材しました。
ナレーター:宮城さつき
制作:琉球朝日放送