【京都市長選2023年】78年京都府知事選挙をめぐる勝共連合の実態/柿田睦夫(元京都民報記者) | ☆Dancing the Dream ☆

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京都市長選(2024年)





【公共政策講座】#統一協会 ・ #勝共連合 は京都で何をやってきたか #日本共産党|チャプター付
日本共産党京都府会議員団

46:35 〜
講演②:78年京都府知事選挙をめぐる勝共連合の実態/柿田睦夫(元京都民報記者)




柿田です。
今日はですね、勝共連合が京都で何をやったかということに絞って話をしろということですので、できるだけ絞ります。 絞りますが、最初に一言だけあり 今回の安倍銃殺事件についてですね。
確かに 銃殺という行為それ自体は絶対に許せない行為なんだけれども、犯人の気持ちで私もう痛いほどよくわかるんです。
なぜかというと当時、私が赤旗の記者をしとったんですが、同じような左の実例を山ほど見てきてるからです。特に先ほど飯田さんのおっしゃったように、1990年代に入ってですね。被害の私とこにも被害もたくさん相談来るんですが、今も来るんですけれども。私の娘が統一教会になった、息子が入った、という相談 に加えてですね、妻がとか母がという相談が非常に増えた。
なぜかというと当時、日本の霊感商法がですね、文鮮明の送金指示に追いつかなくなってくるんですね。それだけ送金指示が増えてきたんです。それやる ためにもうどうしてもすぐに金が取れる層へのシフトをしなきゃならないという時期だったんですね。
それで、実際に私どもも 破産に追い込まれたとか、家財産なくしたとか、そういう例をいくつも見てきました。
ちょうど被害者の、いや犯人の母親が、ちょうど同じ時期なんですね。
しかも犯人の母親がですね、1億円も貢いで、自己破産に追い込まれてもなお、統一教会の教えが正しいと信じてですね、統一教会のセミナーに通っていた。
これは犯人は財産を取られただけではなくて、母親の人格をここまで壊されたということに対する 怒りがあったんだろうと思います。もし 犯人が先ほども出てきたような霊感商法対策弁護士連絡会とか、被害者家族の会とか、救出カウンセリングをしていくしている 牧師さんのグループとかそういうところともし出会っていたなら、怒りの矛先は変わっていただろうと思います。
だからそれが残念だった。ごめんなさい。

ということで、勝共連合ですか。
勝共連合というのは、統一教会が作ったフロント組織です。
韓国の朴正煕軍事政権のもとで、統一教会は教団の活動の場を確保するために反共謀略戦を非常に強めていきました。 KCIAの指導のもとで。その中で作られたのが 勝共連合で、同じ 1968年に、韓国と日本でほぼ同時に結成されています。ですから、この反共謀略というのは一つは政権に取り入れる方便という側面があるわけです。

その日本で統一教会が 政権党である自民党に取り入っていくため、自らを売り込んでいく場となったのが、70年代の京都府知事選挙 だと思います。







まず1970年にですね。京都府知事選挙。蜷川さんの6期目です。
そして相手の自民・公明・民社、自公民3党が、確か柴田護氏を押した。
当時は非常に選挙も結構自由で、それぞれの支持母体が機関紙号外を配布して、それで府民の信を問うという選挙がやられていました。自公民派は府民新報という号外の14号まで出して、合計50万枚のビラを配ったそうです。それで当時の朝日ジャーナルによると、50万枚のうち45万枚を公明党が配り、残り5万枚を勝共連合が配ったそうです。
それを見てですね、自民党の当時の全国組織委員長の辻貫一という議員がこう言ってます。「僕が彼らの行動力に関心したのは、京都府知事選挙の時だ。実によく働いてくれた。できたら自民党に入党させたい。そして党青年部に筋金を入れてもらいたい」そう言った。
それほど彼らが今最後の残りの1枚まで、残りの1個までビラを配る、そういった丁寧な活動ぶりが評価されたわけです、ただし、この70年選挙の勝共連合の役割は自公民3党が作ったビラを配るというお手伝いの役割でした。

その勝共連合が選挙の正面に立ったのが 1978年の京都府知事選挙です。
蜷川さんの民主主義の継承発展を目指す杉村敏正さんですね。
自公民は 林田悠紀夫さん。
その中に社会党の元衆議院議員が割って出馬したために、自公民が非常に有利になったわけです。
そして、もう必勝体制を築いた。その 必勝体制の中に勝共連合が組み込まれたんです。
当時、自民党の京都府連会長だった前尾重三郎氏は、「政治家の方丈記」という回顧録に「共産党。
共産党に対抗するために勝共連合に来てもらった」という風な主旨のことを書いています。つまり勝共連合に助けを求めたわけです。
そして勝共連合は どういう選挙をやったかというと、当時の世界日報によると、19代の宣伝カーと 2000人の隊員を動員し、機関紙号外9種類、京都では280万枚を撒いたと言われています。
その撒かれたビラってのを僕らも直接見たんですが、思想新聞号外ですが、例えば見出し「共産党の殺人 リンチ殺人がぞろぞろ」「百合子毒殺の周辺」とかね。
中には、「共産党本部の地下本部には 伊藤律の骨が眠っている」とか。その直後に伊藤律は日本に帰ってきたんですが。そんなデタラメなことを書き倒して、撒き倒した。
そして、四条河原町ではですね、胸のゼッケンに。「宮本」宮本顕治 のことです。「宮本を証人喚問で」というゼッケンをつけて白鉢巻。それが四条河原町を埋め尽くしました。杉村さんのビラを巻いている女性の耳元 にハンドマイクを突きつけて、「人殺し!」「日共!」と怒鳴るんですよね。怒鳴り続けるんです。そういう選挙。
京都の町は、まさしくもう無法の町と化しました。そういう選挙がありました。
そして中 でもですね、当時の思想新聞の定期版がこう書いています。
「特殊部隊を作る。相当効果が出る」と書いてます。
その特殊部隊とは何か。当時の京都民報がそれをリポートしています。
「杉村陣営のオレンジバッチをつけたAさんが通りかかったところ、勝共連合の男に唾を 吐きかけられ、思わず左手で避けようとしたら、突然男が倒れ、その途端、”見たぞ見たぞ!共産党が暴力を振った!”と四方から取り囲まれそのまま派出所へ 連行され」とか。)これ確か共産党京都府委員会の事務所の前で起こったことなんですが )「勝共連合の男は宣伝カーに戻り、左手人差し指を自分の歯で噛み切り目を釣り上げて”暴力を振られた!傷害罪だ! 現行犯で逮捕せよ!”とそばにいた警官に叫んだ」と。
そういう風なことをやったんですね。勝共連合のやったのは何かというと、全く事実無根の捏造したビラをまき、そして先ほど言ったような謀略的な宣伝妨害行動をすることによって、杉村陣営の足を止めて選挙を泥試合に引き込んで争点がわからなくさせる、そういう役割を勝共連合は担ったと思います。

この 78年選挙によって勝共連合、統一教会は完全に自民党に「これは使える」というふうに認められたわけですね。
そして、それをきっかけにして自民党政治家個々とか自民党の支部などへ接触をずっと深めていくようになるわけです。
実は、もうその前からすでにそういうことを始めておりましてね。 京都でのことですが 。1973年。70年知事選挙で「これは使える」ということを認識させた後の1973年。言い換えれば、蜷川さんの7期目の選挙の1年前です。この頃に、この年の自民党の府連大会の決議に、ちょっと今正確にはあれですが、勝共連合の申し込みによって、組織は違うけれども、勝共では「勝共連合と自民党が一致するまで協力していく」という内容の決議がされています。それで実際僕の知ってるのは、京都の精華町の町会議員選挙に勝共連合が 大挙しに入ったという例があります。

そして、この年にはですね、自民党の京都の地方議員による「韓国訪問ツアー」というのが生まれました。 これは統一教会系の組織がツアーを組んだんですが、1973年の5月から5日間の韓国訪問ツアーです。それで、そのメンバーはですね28人おりまして、府会議員が田中三松、岸田太一郎、西田吉宏、野中広務。 京都市会議員では津田幹雄、青木芳雄、西脇尚一、国枝克一郎、奥田幹生などが入ってます。その他、例えば 宇治の市会議員のオオタシゲゾウさんとそういう28人が韓国訪問ツアーを行います。
それでツアーの中で何をしたかというと、まず KCIA韓国中央情報を訪問して、意見交換 し、その次に韓国の国際連合が国際勝共連合本部に行って、選任講師から勝共の講義を聞く。 それから 板門店の視察とか、国立墓地の視察とか。それから当時は朴軍事政権のもとで市長は任命性だったそうですね。その任命された 鄭州市長と意見交換とか。そういう日程を組まれていましたが、その中にこういうのがあります。
僕はこれがもう目玉だろうと思いますけども、歓迎 夕食会です。
これあの先ほど言った宇治の市会議員の太田さんが、当時、城南新報てありましたよね、今確か、洛南タイムスの合併資格を聞いておりますけども。当時の城南新報に書きます
「歓迎夕食会」の様子です。
夕食会はキーセンパーティーであった。韓国随一言われる三清閣で催されました。公式訪問する人々の ために 政府が指定した料亭で、山の中腹にありとても立派な建物でした。一人一人の美姫、美しい女性ですね。美姫が着き料理も一流のものを盛り沢山出されました。等々と書いています。
余談ですが、このキーセンというのは朝鮮の昔から宮中の接待をする女性たちのことで、それで日本統治下の下では公娼制度、公の娼婦ですね。公娼制度に組み込まれて、そしてその後大韓民国になって、朴軍事政権のもとでは外貨獲得のための 国営キーセンという仕組みが作られていまして。ちょうど訪韓団が行ったころは、日本の旅行会社もキーセン観光というツアープログラム、これが一つ狙い目だったんだろうと思いますが、そういう形で 議員個々と繋がりをずっと作っていった時期でもあるわけです。 自らの売り込みと同時に取り込みですね。それを同時並行的に京都では行われていた、そういうことです。

それで その後、勝共連合はどうなるかというと、一つはですね、78名の知事選挙でおよび79年の東京都知事選挙でも同じようなことをしたんですけれども。そういうことを通じて自民党に「これは使える」と売り込みができた上で、一方ではですね、『スパイ防止法制定促進国民会議』というのを作りました。

これは それ以前にですね、「日本会議」の前身である「日本を守る会」などが 中心となって現行法制化運動というのを、いわゆる草の根運動をやりましたが、その運動に習ってですね、地方議会で『スパイ防止法』、つまり『 秘密保護法』ですね。
その制定促進決議を挙げさせて、それを中央に持っていくという戦術を取りました。

そういうことで、地方の議会の保守系とか自民党の議員とつながり、その議員や地方の有力者たちを役員に入れて、”勝共連合〇〇支部”というのを作っていきました。これは全国に作っています。そして、この”勝共連合〇〇支部”は現在も存続しています。そしてその勝共連合〇〇支部の役員をしている、例えば自民党の地方議員とか地方有力者の中にはですね、直接取材したんですが、勝共連合と統一協会との関係を全く知らない人もいました。
それから中には「壺は頼まれて買ったけどな。物置に置いてあるわ」そういう風な人たち、 つまり勝共連合〇〇支部というのは、統一教会の宗教職をかなり薄めて地域運動体としての機能を果たしているわけです。これは現在も存続していて、例えば地方の催しの中で結構、主催者とか呼びかけ人の中に「勝共連合」とそういう肩書きのものが出てきます。

その一方で、本体の勝共連合というのは相変わらず 存続するわけです。
例えば最近でもあちこちで共産党を誹謗する思想新聞の妨害を撒いたりしていますが。
じゃあこの勝共連合とは一体何かということを正確に見ておく必要があると思います。

実はですね 、勝共連合というのは当時あまりにも派手な活動をしていたために、「勝共連合が自民党を乗っ取ろうとして」とかいう風な見方をする向きもあったんです。
が、実は勝共連合とは、会長や事務総長がいるけれども、常設の実像部隊のない組織なんです。つまり、組織の実態はない組織なんですね。
じゃあ実働部隊はどうするか。
これ京都の知事選挙の時でもそうでしたが、大学の「原理研究所」とか、それから統一教会の献身者。献身者とは仕事や学業をやめて集団生活をしている信者グループなんですが。 献身者とかそういうところから ピックアップして勝共連合のメンバーで、そして京都の知事選挙を戦っていた。

そこでちょっと疑問が起こるのはですね。
そんな形でその都度送り込まれたメンバーがなぜ 先ほど言ったように自分の指を噛み切って騒ぎ立てるような謀略的な行為までできるのかということです。
彼らに勝共思想というのはその理論的なものはないんですよね。
もともと勝共という理論的に裏付けないんです。あるのはせいぜいが「共産主義はサタン」で、その程度のものなんですよね。彼らをあそこまで狂信的な行動に掻き立てているのは勝共理論ではなくて、これが「文鮮明、真のお父様の摂理なんだ」そして、「この行為が自らを救い霊界で苦しむ先祖を救う行為なんだ」という宗教的確信なんですよね。その宗教的使命感が彼らをしてあそこまでの行動をとるわけ。
統一教会員というのはある時には勝共連合を名乗って活動するし、ある時には街頭で 正体を隠した伝導活動、アンケートなどと称して伝導活動をするし、ある時には 霊感商法の道場で「先祖が霊界で苦しんでいますよ」とかいう伝導者の役割を演じるわけです。
それは全てがなぜ(〜音声障害〜)それがみんなお父様の(聞き取り不能)という宗教的使命感なんですね。そこのところを見ておかないといけないと。

「あるところに文鮮明が統一教会という宗教団体を作り、同じ文鮮明が勝共連合を作った」というような評伝があったんですが、これ は間違いなんですよね。
「文鮮明が統一教会という宗教組織を作り、そのダミー組織ないしはフロント組織として勝共連合を作った」こういう見方をしなければいけないと思います。
それで先ほど言いましたように、じゃあ政治家への浸透はどういう形?
先ほど言った ように政治家を韓国ツアーに連れて‥これはずっとやっています。選挙の応援をして当選した国会議員とか地方議員には韓国に行って統一教会のセミナーを受けるという条件付けがされたりします。だからそういうこと。しょっちゅう韓国に行っている議員はあまりしょっちゅう行ったために、もうシック信者と間違われるような議員も出てくる、ということもあるわけです。

それと同時に浸透作戦で一番中心的な浸透行動というのは、選挙の応援と秘書の派遣です 。
選挙の応援の時は、大体の統一教会員が、まあどっかの統一教会のメンバーがそこの選挙に派遣されるわけですが、その時に注意されるのは「統一教会から来ました」とは絶対に言わないこと、「勝共連合から来ました」ということ。
「文鮮明などのこの写真などを身につけているものは全て外していく」こと。
「警察にもし捕まっても統一教会の名前は絶対に出さない」こと。
そういうような注意をされているそうです。
これも たくさんの元信者から聞きました。

中には、例えば 東京に足立教会という拠点があるんですが。そこでは地域の荒川の河川敷の清掃とか、そういうボランティアサークルを作っていまして、そのボランティアサークルに結構区会議員が参加してるんですね。当時の民主党の区議会議員なども参加してました。そういう議員たちをボランティア サークルとして選挙に応援するということもあったあるそうですね。

もう一つ秘書というのはですね。これほとんどの場合人件費は統一協会ないしは勝共連合持ちで、それで派遣される前に統一教会の内部ので研修実施訓練を受けてから行きますので、即戦力になるわけです。そういう意味でも秘書も非常に増えています。
これちょっと古いんですが、1990年代初頭まで勝共連合の中国四国勝共本部に所属して秘書の活動をしていたという元男性が霊感商法対策弁護士連絡会の記者会の記者会見に出まして、証言したことがあるんですが。
彼曰く、当時、中四国勝共本部で時々秘書の会議をやったけれども、その会議に参加するのはだいたい平均30人ぐらいいたというんですね。中国四国だけで30人ぐらいいる。だから当然全国の本部というのは九つか十はあったはずですから、全国にしたら相当な数になりわけです。
そういうような形で自民党の議員に浸透していた。
それはもう最近の報道でご存じのように、もう多数の自民党議員が統一教会との関わりを もっていた。

とりわけ統一協会との接点も持つ議員が目立って増えたのが第二次安倍政権になってからです。同時に、彼らは議員たちはそういうのは祝電を打ったり祝辞を送ったりすることを半ば公然とやるようになっていました。それ以前はですね、私が赤旗記者の頃は〇〇議員が祝電を送ったということだけでニュースになってたんですね。それでその議員のところに「あなたはこういうところに祝電を起きただろう」と言ったら「いやあれは勝共連合。
統一教会じゃなくて勝共連合に頼まれたから」というような言い方を大抵の議員がしていました。それがニュースになる状況だったんです。ところが もう最近ではそれはニュースにすらならないという時代がずっと20年ぐらい続いてきた。10年20年、十数年続いてきてるわけですよね。

それともう一つ最近の報道で注目していただきたいのは、統一協会の組織票の配分を自民党の安倍派が、または安倍晋三氏本人がやっていたという元参議院議員の証言が報道されていますね。
これ非常に大事なポイントだろうと思うんです。
統一教会の組織票と言ってもですね、例えば 創価学会の組織票といえば2百何万とかあるわけです。ところが 統一教会の組織票と言っても全国集めてもせいぜいで十数万票なんです。だから実は選挙には全然役に立たないんです。
ところがワンポイントで役に立つところがありまして、それが参議院の比例区です。
ここでは例えば自民党の見ていただいたらわかりますが、自民党の中の比例区候補で当選者と落選者の票の差っていうのは、ほんの数万票ですね。だからそこでは 統一教会の組織票が生きてくるわけです。
現にその組織票で当選したという議員が、例えば北村議員とか井上議員とか、たくさんいる人いますね。そういうふうな統一教会票のピンポイントの利点を安倍派が握っていたないしは安倍派に握らせていた。そこのところがこの関係が非常に重要なところだろうと思います。
まあもちろん安倍氏自身もそうですし、安倍氏自身がおじいさんの岸信介以来からの統一教会との関わりというのはこの間新聞でも報道されているから省きますが。
あの梶栗正義という勝共連合の理事長が統一教会の日曜礼拝で言った言葉で、これは なるほどなぁと思った言葉は、「安倍一族と統一教会との関係は3代の因縁」因縁ですね、因果の因縁。…と言ったそうです。これも言い得て妙の関係にあるんだろうと思います。

それでなぜじゃあ統一教会は自民党の中にこれだけ食い込んできたのか、食い込む必要があるのか、これで例えばさっき言ったみたいに「統一教会が勝共連合が自民党を乗っ取ろうとしている」とか 「勝共連合の野望を達成しようと思ってるとか」いう見方もあるんですが、僕はそれは違うと思います。
これは新興宗教によくあることになるんですが、権力につながることで教団を守り、活動を保障する、それが一番の目的だろうと思います。
これ韓国の朴政権下で反共謀略制を強めたのと同じ 理屈なんです。
だから例えば今、「勝共連合がこんなにすごい改憲、憲法改正などを持っている」とか何とか言うけれども、勝共連合の改憲がそのものを見ても自民党のその前に出した改憲のほぼ丸に写したような内容なんですよね。
だから 「そういう関係なんだ」ということも冷静に見ておく必要はあると思います。

ただし「ジェンダー問題」、これはね一つ違うんです。
これ 統一協会の教義に関わっていうことです。統一協会の根本教義は「祝福と万物」なんですけれども。
祝福というのは俗にいう集団結婚 。アダムとエヴァの時代にエヴァが不倫をしてそのために人類はサタンの血統になった。だから戦争が起こり、犯罪が起こり、諍いが起こるんだと。だからこの人類を救済するためにはサタンの血統の血統転換をしなければならない。どのように血統を転換するのかといえば、文鮮明が選んだ女性が文鮮明によって清められることで、初めて原罪のない子供を産むことができる。そのことによって人類は血統転換が成し遂げられて、自民の救済が始まる。
というのが簡単に言えば祝福の教えなんです。だから同性婚なんかあったら大変なことになる。これは同性婚というのは女性が、‥もともと地球の祝福の教えは、女性が子供を産んで現在の子供を産むことによって救済される。という教えなんですから。
同性婚なんかしたら 祝福の教義が成り立たなくなってくるんです。
例えば家庭像にしても、彼らの彼らの言う家庭像いうのは男女の婚姻が前提となる家庭なんですよね。つまり子供を産むことのできる家庭なんです。
だから最近のジェンダー平等論はこれは教義にかかることですから教団の決死の覚悟で反対をしていくだろう。そういう覚悟で自民党に働きかけているだろうと思います。

ちょっと話がそれでしまい、主催者の方のお話とはされてしまったんですが、京都での働きというのはその後の活動に、‥先ほど言ったような形で影響してきているということを申し上げまして私の方を終わりたいと思います。


質疑応答
柿田さんの話は、前衛の10月号に論文も書いて頂いておりまして、そこにも書かれてないこともかなりリアルにお話し頂いて、いまの京都の西脇知事のお父さん、西脇尚一さんが…、西脇知事のお父さんが韓国のツアーに(音声切れ)侍らせていたということも初めて聞きまして、驚きまして、闘志がわいているところです。


https://ja.wikipedia.org/wiki/西脇隆俊
2018年4月投開票の京都府知事選挙に、自民・民進・公明・立憲民主党・希望の党から推薦を受け[5]立候補。前職山田啓二による府政の継承を訴えて、日本共産党が推薦した弁護士の福山和人との一騎打ちを制して初当選した。