【自民党批判(裏金・官房機密費)直後】旧田中角栄邸「目白御殿」で火災 真紀子元外相・夫は避難  | ☆Dancing the Dream ☆

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年初から苦難のなかにある日本。
失われた命、行方の分からない人々、救援の手が届かぬまま寒さに凍える人々を思い、祈るしかない一日一日。

今日も、衝撃的なニュースを目にした。
目白の旧田中角栄邸で大きな火災が起こり、家屋や庭の樹木も焼け落ちている。
真紀子さんやご主人他、在宅中の4名は無事だったという。

田中角栄没後30年の昨年、
変わらぬ若々しさと真紀子節の緊急会見を見たばかりだった。
そして、その後、特に若者にメッセージを伝えるために、真紀子さんがゲスト出演したという動画を今日初めて見て驚いた。
この国を憂い、非常に際どい内容に踏み込んで、70年もこの国に君臨してきた自民党政治の闇の全てを赤裸々に語り尽くしてくれている。

この動画は消されるかもしれない。
いやな予感がするので、文字起こしをしておくことにした。

日本全国津々浦々に金をバラ撒く自民党の金満買収システムの実態。
特に、衝撃的なのは、赤字で示したくだりだろう。
自民党の政策活動費がどのように配られるのか?
当時の森喜朗幹事長がカネを配るシーンが生々しい。
また、官房長官室の金屏風の後ろにある官房機密費の入った不思議な金庫の話。

必見です。



旧田中角栄邸「目白御殿」で火災 真紀子元外相・夫は避難 昭和史に残る政局の舞台
FNNプライムオンライン 2024/01/08

8日、東京・文京区にある建物から、大きな炎とともに大量の煙をあげる火災が発生。
現場は、かつて目白御殿と呼ばれた、田中角栄元首相の自宅の敷地内。
消防車両23台が出動し、大規模な消火活動が行われたが、家は大きく焼け焦げ、骨組みだけが見えていた。
火災現場となった目白御殿。
主である田中角栄元首相目当てに、日本全国から陳情がひっきりなしにあったほか、多くの政治家が出入りして、重要な政局の舞台となった。
角栄氏は、政治とカネをめぐる問題で首相を辞任したあとも“闇将軍”と呼ばれ、政界に絶大な影響力を発揮した。
8日午後3時過ぎ、東京・文京区にある田中角栄元首相のかつての自宅、目白御殿で火事が起きた。
目撃者「田中角栄元首相の家だと思う。銀色の煙突のあたりから、炎がたくさん出始めた。白い煙が高くのぼっていた。いつもと違う煙だった」
この火事で、火元の建物1、2階あわせて800平方メートルが燃え、現場には東京消防庁の消防車両23台が出動。
現在の目白御殿に暮らすのは、田中真紀子元外相。
田中真紀子元外相「みなさんこんにちは、田中真紀子でございます。民主主義は言論ですから、言葉でもってどれだけわかりやすく命がけでしゃべるかなんですよ。しゃべらないで最近の何か“答弁を差し控えさせていただきます”。差し控えちゃいけないの。じゃあ国会議員になるのを差し控えた方がいいです」
2023年12月、久しぶりに永田町に姿を見せ、政治とカネをめぐる問題で岸田政権を厳しく批判していた。
自宅には、田中真紀子元外相のほか、夫の田中直紀元防衛相ら4人がいたが、全員避難してけがはないという。


角栄元首相の旧邸で火災】田中真紀子さん “仏壇に線香をあげた後に…”
2024/01/09



旧田中角栄邸の火災から一夜明け、実況見分  2024/01/09

真紀子氏「線香後、ガラス割れるような音」 旧角栄邸火災で実況見分
増山祐史2024年1月9日 13時46分
https://www.asahi.com/articles/ASS194FXJS19UTIL01G.html
東京都文京区目白台1丁目で8日午後、故田中角栄・元首相の自宅だった2階建て住宅から出火し、延べ約800平方メートルが全焼した火災で、警視庁などは9日午前、現場の実況見分を始めた。
旧田中角栄邸で火災 真紀子氏「線香消し忘れ」夫婦とも無事 目白台
 東京消防庁によると、全焼した住宅は木造2階建てで、人は住んでいなかった。このほか、敷地内にある平屋建て住宅の窓ガラスや、雑木林の下草などが焼けたという。
 警視庁大塚署によると、角栄氏の長女で元外務大臣の田中真紀子氏(79)は「線香をあげた後、ガラスが割れるような音が聞こえ、気づいたら火事が起きていた」と話しているという。出火当時、敷地内には真紀子氏と夫の直紀氏(83)がいたが、けがはなかったという。(増山祐史)




【ノーカット】田中眞紀子氏らが緊急会見「今こそ政治改革~政治とカネ」―― 政治ニュースライブ(日テレNEWS LIVE)2023/12/08



「自民党は"脱税グループ"」田中眞紀子さんが自民・裏金疑惑を語る!【裏金問題・官房機密費】2023/12/20
たかまつなな https://ja.wikipedia.org/wiki/たかまつなな
 ※この動画は2023年12月18日(月)に撮影したものです。

ーー「今こそ政治改革〜政治とカネ〜」の集会を開き記者会見をした理由は?

M:安倍政権ができた頃から、お金の問題というよりもかなり右傾化するだろうと思っていまして、外交面でもアメリカのイエスマンにむしろもっともっとなるだろうという危惧がありまして。
そのあと菅さん、岸田さんを見ていてもそれを踏襲していますのでね。
ですから一年前ぐらいからもう計画していまして、国会図書館で勉強会をやっていました。いろんな方の意見を聞いて。その結果がこの間の8日の会議になりました。

ーー今回の自民党のパーティ権の問題を裏金の問題をどう見ているか?

M:自民党は何も変わってないな、と思いますし、「田中金権金脈」といって批判されていた今の、…まあ安倍さんにルーツがあると思うんですね。安倍晋三さんに。でもその方は安倍晋太郎であり、そして小泉さんであり、福田さんであり、岸さん。
岸さん、岸信介さんというのは戦争を始めた閣僚、東條内閣の17人の閣僚のひとりですし。
ですから、自民党と言っても流れが二つあって、うちの父なんかは非常にリベラルな方でしたけれども、岸さんの流れというのは非常に保守的なんです。アメリカ追随で、自分の足で立つより敗戦主義がかなり通っていて、そうであるから逆にアメリカに服従しておけば間違いないと、追随をすれば、という考えだけど。私なんかは、むしろもっと自立していかなければいけないし、もっと他のアジアの国、ヨーロッパと仲良くしていかなければいけないと。そう思っていましたけれども、でもやっぱり主流にどんどんどんどん岸田さんも寄ってちゃいますし。安倍さんの系統にね。極めて危険だと思っています。
政治とカネは、けしからん!田中金権金脈!と言っていた、福田さんの系統‥今言った、その人たちがこういうことを安倍派としてやっていたと。ということは、じゃあ自分たちは裏金派閥だったのか!と。
そういうふうに思って、やっぱり国民の視点から言って納得がいきません。

ーーそうですよね。こういう問題はあるということを知っていたか?

M:知っていたというか、私、無派閥だったんです。派閥からお金をもらうことはなかったんです。無所属できたけれど、自民党に入って。
そうしましたら、党、(の下に)派閥が中でこう分かれていますが、党からのお金は、森喜朗幹事長からももらったことがありますよ。名簿順に呼ばれて、行くわけです。党からお金が出てきて、「署名してって」って一応領収書みたいなものを書くけど。それよりかも、お金が封筒に入ったものをボンボン渡されると。そういう機会は党から結構ありましたから。
それの小型が…、下部組織というんですかね、派閥でやってたんだな、と。
安倍さんのところが象徴的だったんでしょうけれども、党の体質、党の問題だと思いますよね。
これは国民の税金ですから。
結論から言うと、まず私は、党費助成の問題は大事だと思いますど、「企業献金はやめた方がいい」です!
本当にやるなら個人献金でね。育てたい人に出す。企業はだめですよ。民間がね、一般の人が出す資金の流れというものが、有権者、国民の目から見て、納税者ですから。国民は一生懸命働いて税金を引かれちゃうわけですからね。うんもすんも反対を言わせずね。
その使い道がこれであるということは、今まで謝罪されずにいたけれど、「やっと表に出たな」とそういう印象です。

ーーそもそも政党助成金もあってそんなにお金が必要なのか?

M:ですから、一般評論家も、世間も、「政治はお金がかかるものだ」と断言してますけど、そうは私は思いません。私は無所属の時から…歳費っていうのはいくらもらっているかご存知ですか?
月給です。月にね、2百数十万もらってるんです。
文書通信費ってのがあって。私が当選した時は20万でした。それが40万になって、いま直近を調べたら、100万円ももらってるんです。月給の他に。
ですから、300万ちかいお金がですよ、当選1回生であろうと、10何回生であろうと、みんなそれだけのお金をもらっているということ。
一般国民が、そんな生活、一部上場企業の社長でも、月300万近いお金をもらっているでしょうか?と。
その他に、党からもらったり、派閥からもらったり、それから個人のパーティを開いて、またお金をもらって。
私は、政治家ってのは、儲かってるんだと思いますよ。

ーーおお〜、もうかってるんですか? 選挙の時にお金がかるというが?

じゃないと、あんな立候補しませんよ。
(選挙の時は)それは私もかかりました。何がかかったかというと、選挙の体制をつくって、街宣車とか、ウグイスさんとか、集会場の費用、それは必須ですから、それは自分である程度払えないとダメです。それは経費の中で。もらったお給料の中で。歳費の中で。

ーー国政選挙に出ると、一回1000万、2000万かかると?

M:それはかかるかもしれませんね。それはそう思います。
私がやったことは、道路にみかん箱をもっていって選挙期間中、交差点の真ん中でやるんですよ。人が聞いてくれますよ。人が集まってきます。それから公会堂、公民館を借りるときは、一番安い、その地域で一番安い公民館を借りました。あとは私の長岡の自分の事務所で集会をやりました。いかにお金をかけないか。
一番、かかるのはなにかというと、日頃、選挙じゃない時にも、…私はその組織を持ってなかったから落選したっていうか、させられたと思うんですけど。
県会議員、地元の、県の、新潟県会議員、市会議員、市長、村会議員、それらが全部こうヒエラルキーになって三角形になってまして。
そこに、国会議員が当選すると、1年生であろうと、5年生であろうと、それらに「お金くれくれ!」と「盆暮、くれ!」。自分たちの選挙がある時は「お金くれ!」
それが、当然なんですよ。

ーーえ? たとえば真紀子さんのところだったら、新潟の県会議員が、新潟の国会議員に対して、「お金をくれ!」と?

M:「お金くれ!」 それをうちの父の時も、そればっかりですごい怒ってましたよ。
一番象徴的だったのは、うちの父が病気になって倒れているときに、県会議員たちがお見舞いに来たかと思ったら、目白の自宅に来て、「奥さん、お金だしてください」と。わたしはお茶を出して聞いてましたよ。それで、うちの母が、「うちの主人は病気で伏せってます」と。花一本も持ってこないで、お金を出せとはね。心外だから。「お引き取りください!」って言ってうちの母が皆さんを帰したんです。
それを見て、すごいなぁと。 親分が倒れてたって、当然もらいにくるんですよ。

ーーなんの目的で? その人たちは何にお金を使うんですか?

M:自分たちがお金が必要なんでしょう。それをまた同じように自分が組織に配るんでしょう。
だから、「地盤培養費」といいますからね。自分の選挙地盤を安泰にするためには、市会議員だろうと、東京だったら都議会議員だろうと、区議会議員だろうと、何だろうと。
そのお金はね、集会をやるの。
例えば私が言った、道路で立会演説会をやる、例えば。終わったら、人を動員してもらうわけ。
私は動員してもらわなくてもいいの、聞く人が1人でもいいし。1000人来ても私は質問に答えられるように一生懸命勉強して自分で努力してんです。
ところが、動員して、「婦人部来てくださ−い」とか、「商店街のナントカさん、銀行組合来てください」って集めてもらう。
集めるのに、彼らはお金をを使っているわけ。
上の人もそういうふうにお金を使ってる。
だから、自分で選挙地盤を確立するために、お金を配らないと人が集まらない。集まったらそれがまた投票行動に結びつくんですよ。

ーーでも、演説とか集会に人がいないと見栄えが悪いから「来てください」と?

M:そう。集まってくれば、投票するんですよ。

ーーでも、選挙区の人にお金を渡したら公職選挙法違反ですよね?

M:違反です、もちろん。
私が一番はじめに聞いた話は、新潟じゃないです、他の県の議員から。
マッチ箱ね。いまはマッチを使わないけど。マッチ箱にね千円札が入ってて、それをバーーーっと配ったことがあるっていうのは、他の県の議員から聞きました。
だから、国民がね、若い方に本当に言いたいんだけど、政治っていうのは、自分の生活、自分の税金の使い方にかかってるんだから、政治は別世界だと思わない方が良いですよね。

ーーそれはものすごい前の話では? いまだにそんな事があるのか?

M:私もう議員辞めて10年以上になるけど。私が立候補した時はそうでした。

(中略)

ーー田中さんはパーティをやったことは?

M:やりません。一度もやったことない。
やれば今みたいなことに。やらないで、みかん箱もっていって道路に立ってやるとか、毎週地元をぜんぶくまなく回る。今週は、ここ、ここ、と。郡部だったり街部だったりと集会をずっとやりましたよ。

ーー選挙にかかるお金は極限まで抑えて、議員報酬の中でやる?

M:そうです! でも党からお金はもらってましたからね。森喜朗さんから。
幹事長から、100万、はい、はい、はい(とそれぞれに配る)
「あんたじゃ、ゼロ足りないだろ?田中さんのお嬢さんだから」
「おじさんがもらっとくよ」(胸ポケットに入れる)なんてって。
「えええ〜〜〜!」って。


ーーえっ!(絶句)

M:そうですよ。
私、これはマスコミに何度も言ったことがありますよ。
事実だもの。
で、私が、「それは、ちょっとおかしいんじゃないですか?」って言ったら、
「じゃあ、要るの? 欲しいの?」
(胸ポケットから出して)ポイって。


ーーえええ〜〜〜〜!(驚愕)

M:他の議員は、「ありがとうございますーー!」ってね。
私は「あなたのお金じゃないじゃないですか!」と。
「国民の税金を配ってるんでしょ!」と思いましたけど。
そういう人たちが一杯いるの。ボスが。


ーーじゃあ、政党助成金の使い方を党の中の偉い人が、誰にいくらかを決めてるということ?

M:なんでしょうね。
他の人がいくらもらってるのか知りませんけど。

ーーそういう世界なんですね。

M:だから官邸機密費の問題を次に言いたいんですけど。
これも税金ですよ。 いくらあるのか知らないけど。
官邸機密費も官房長官が、使う権限があるんです。
総理に相談してんでしょ。総理が知らないとかね、そんな空っとぼけたこと言わない方が良いですよ。
それを使ってる。
それから外務省だって、外務大臣をやりましたけど、外務省の報償費というのがあって。
外交のためにね、人質がもしもあったら、それを釈放するために使うんだとか、建前はあるけど。
実際は外交官の幹部が適当に使っているっていうのを見たことありますよ、何度も。

ーーどういうことですか?

M:外国に私が出張で行く。
例えばASEANの会議があって行く、なんとかのサミットで行く。
そうすると関係の局長以外の局長も乗ってくるの、私の飛行機に。
私は大臣であるからファーストクラスだけど、「秘書官や局長はビジネスで行ってください」「エコノミーに行ってください」って言うと、「税金なのにね。みんな外国に行くんだから、みんなファーストで行ってました」って。
「ダメ!税金だからそういうことやっちゃいけないんです」って私は言って、後ろの席に行ってもらいましたよ。
それなのに、一部の所管でない局長たちは、終わるとね、途中、シンガポールで降りたりとかね。どっか行っちゃうの。私費じゃないでしょう? 公務にこと寄せて自分は私的にどっか行ってるんでしょうね。
それは、何度か見てますよ。
だから、税金の使い方っていうことに、もっと国民は納税者なんだし、納税しないっていうわけにいかないんですから、だから、もっと真剣にならなきゃダメですよ。

ーーそういうのを国民として見抜くのは難しいのでは?

M:今の状態じゃ、分かりませんよね。

ーー自民党がこういう問題があったってことを知ってたら投票しなかったという人もたくさんいると思うので。どうやって国民としては目を向けていけば良いのか?

M:これが一番申し上げたいところなんだけど、「立会演説会」というのをやるべきなんです。衆議院も参議院も。市会議員も、都知事選もそうですよ。区議会議員も。
とにかく選挙期間中に、その地域の公園かなにかで全部の候補者が集まる。地域住民は来るじゃないですか。そこで自分の政策をしゃべる。で質問する。例えば「この選挙区の有権者は何人ですか?」と聞いたら、答えられない人もいるんじゃないですか。候補者の中で。
うちの父がよく言っていたことは、子供の頃からよく聞いてたんだけど。「お父さんは立会演説会で鍛えられた」と。
(中略)
それから、次はね、有権者がやるべきことは、当選した議員のことを「よかったよかった」なんて言ってないで、その人がどういう議員立法をやったか、主権在民だから、国民が立法行為をできるわけだから。
どういう議員立法をやってるか?と。国の将来、何を考えているか? 外交で世界に対してどういう責任を取ろうとしているか?
そういう議員立法、父なんか、110何本、自分の閣法と個人でたくさん法律を作って、国の形を変えていったわけ。事実ね。それが一番基本。
議員立法をやったか? 何をやったか?
それから、委員会で質問をしたか? どんな質問をやったのか?
教育問題をやったのか? 社会保障やったのか? 環境問題をやったのか? 安全をやったのか? 経済をやったのか? 聞きたいです。
それを新聞とかテレビでね、公表して、みんなでそれを見て、「あいつは良いと思ったけど、議員になったら遊んで飲み会ばっかりやってる」と思ったら、次は落とせばいいんですよ。そうすると緊張感が生まれる。そういう制度改革を提言してるんですけど私は。

(中略 :公開討論会〜全政党揃わないとやらない。クロストークNGで一問一答で一巡だけ。それが当たり前になっている)

M:今の議員の答弁だって、官房長官も閣僚もそうだけど、第2、第3の矢の関連質問をさせないでしょ。一つでしょ。私、大臣中なんか、外務省でも文部省でも科技庁のときだって、相当ひつこかったですよ。だから相当、勉強しないと。分からなくなったら秘書官からメモもらってそれを読んでましたけど、できるだけ、自分で咀嚼したものを答えると。自分の責任で。
で、役人から「大臣メモ見てください。メモ」「自分の言葉で喋らないで下さい」ってよく言われましたけど。
「あなた、大臣?」「違うでしょ?私」って言うと。だから役人はすごく嫌だったでしょうね。だって指導受けることないもん。私が責任を取るんですから。
そうそう。だから、県会議員たちに「金配らないから、お前ら夫婦、落としてやる!選挙で」と。
「まさか〜」と私は思ってたら、圧倒的に票が出てたら僅差で落っことされましたよ。
「田中真紀子は落ちないから、大丈夫だから、こっちにやってくれ」という言い方をしたんだって。だからうちの支持者なんかも、そっちに入れたって。 私、落とされた。
だから、お金を配らないと。 その人、派閥に入ってましたから。村長さん(長島忠美)。派閥からも一杯お金をもらうし、選挙になると一杯もらうんでしょうね。党からももらうんでしょうね。潤沢だから渡したんでしょう。私、一円も出さないから、そんなことだったら「落としてやる」と。それで落とされた。
だから、「じゃあもう結構です」と。

ーー自民党の派閥の資金パーティでキックバックがあった人たちも、おそらく地元の人たちのために使ってたのではないかということ?

M:地元だけじゃなくて、ああ一杯もらってたら、自分でこう(ポッケないない)使って…。だって家を立てたり、マンションもってたり、車を買い替えたり、奥さんも良い帯いい着物を着て皇居に来られますよ。
私的に使ってんじゃないですか。
みんな知ってるんですよ。言わないだけだけですよ。

ーーいまだにそんなにあるんだと、広島のとか、びっくりしましたね。

M:こっちの候補者にこれっぽっちでね、河井の奥さんにはこんなに出したりしてね。
あれは派閥の力関係なんですよ。

ーーああいうのは、金権政治の時代で終わったのかなと思ってたのに。

M:うちの父のこと、「金権だ」って言っている人たちが、「裏金派閥」だったってことじゃないね。
脱税グループ。究極は。
だから、もう解体した方が良いんですよ!
岸田くんの元に「解散します」と、「主権在民で選挙します」と言うか、「私はもうリザインして辞めます」と言えばよかったのに、ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ言っててね。
「下手な手品師だ」ってよく私思うんだけど、お客がどんどん帰ってて、「待ってください!もういっかい手品、今度は上手くやりますから」って呼び止めてるみたい。今の岸田くんはね。

ーー民主党の時はパーティや裏金はあったか?

M:いや私はそんなの行ったこともないし私は。
民主党もきっとグループはあるんでしょうね。知らないです。深くは入ってませんから。

ーー裏丸やパーティの問題は自民党の派閥に限った問題だと思うか?

M:野党のことをあまり知らないですからね。
自民党は、もう全部でしょうね。全部の派閥でしょうね。
裏金とかパーティ券とか、それは派閥の中で個人がパーティ券を売って、定数以外のものは、自分が手に入れて私的に運用したと。使ったと。
違う! 党ですね! 個人の議員や派閥(というより)、党自体がそういう体質なんですよ。ずーーっと。
だからそれが下まで、ずーーっと行ってる。
だから、もっと事は大きいということをメディアも気づいてやった方がいいんじゃないですか。

ーー個人献金だけにした方が良いという話でしたけど、個人献金は集まりにくい。
もし個人献金だけにしたらポピュリズムがうまれるのでは?

M:そうでしょうね。
日本では個人献金は馴染まないと思いません?いま誰か出したい人はいます?議員で。何党でも。

ーーなかなかいない。
政党助成金だけでやるとか、議員報酬だけでやるのが良いとお考えか?

M:もちろん、当選だけじゃなくてね、党だとかから何かお金をもらっちゃうと、投票行動、国会でのね。
この法案を安倍さんや岸田さんが頑張る、「憲法改正して自衛隊を軍隊にして」というのに、賛成じゃなくても、「賛成しろよ!」って、国対で委員長が言うじゃないですか。私が「反対です」って言ったら、「じゃあ、離党しろ」ってことになるじゃないですか。
私なんか結構反対してたので、「じゃあ、マキちゃん、こんど公認しないから自民党から出ろ」と。
「嫌だ。自分の考えと違うのに、党や派閥に言われて、本会議場で投票したくないから。そのために議員になってないから、私は」と。「しないんだったら、自民党から出ろ」と。「はい、さよなら」と。
はじめから入ってないです。無所属でしたから初めから。
どれだけ派閥が、どれだけ自民党がお金がかかって馬鹿なことをやってるかって、親のを見てましたから。
とにかく父が、ため息をついてましたよ。こんなに金がかかって、「金くれ金くれ」議員が言ってきてね。県会議員如きまでが言ってきてね。大変なもんですよ。可哀想でしたよ、父も。会社がありましたからね、うちの父は。

ーー田中角栄さんの時代から問題は改善されていない?

M:それが一番イージーだったんでしょうね。
父が当選した頃は議員の数も少なかったし、政治のお金も戦後ですから、そうはかからなかったでしょうけど、もう政治のシステムが全部、さっき言った県会議員からなにからヒエラルキーが出来上がっちゃってますから、それを動かさないと、当選もできないと。
派閥は、自分の法案も通せないと。いうことが出来上がっているんでしょう。
だからもう一回、崩してね。風穴を空けるということを若い世代に期待したいと思います。

ーーこう言う状況で衆院解散しても自民党がまた勝ってしまうんじゃないか?
民主主義として機能していないのではないか?
ここで政権交代が起きないと何をしたっていいんだと緊張感が全く生まれないのでは?

M:それは私の友達や周囲でも、全く同じ意見です。
自民党はけしからんし、嫌だけど、野党が育っていないし信用できないから、結局投票するとなると自民党に投票する。でなかったら、棄権しちゃうと。
私が申し上げたい事は、「イヤでも野党に投票するしかない!」
3ヶ月で潰れるかもしれない。前回もそうだったし。何年ももたないで、グルグル変わるかもしれない。
そうっやって政治家を有権者が鍛える、政党を作る努力を、有権者が投票によって示すと、だんだん成長して、最終的にはイギリスのような政権交代の二大政党になってくる。
それには何十年もかかると思いますよ。
民主党政権の閣僚になってみて、主人も防衛大臣になって、私もやりましたけど、やっぱり政治がわかってないの。理念型なの。レクチャーして言う分には立派なんだけど、じゃあ政治家だからやって下さいって言ったら、振り向いたら誰もついてこないって言うかね。
国民は良いと思っていても、動かすのは政治の仕組みがわかってないと。その動かす仕組みを自民党はあまりによく知りすぎている。
だから政治というものの仕組みと動かし方が分かっていない。それは分かっていないのは経験がないから。
企業で言えば社長やら専務をやった人は会社全体とか、他の財界との関係は分かるけど、平社員じゃ分からないじゃないですか。
だから、鍛えるんですよ、有権者が鍛える。野党を。
政権を取らせる。
それでその都度なにかを学んでね。
作っちゃ壊し、残念ながら。国威は下がるかもしれないけどしょうがないでしょうね。

(中略:若者の政治参加について)

ーー森さん以外にお金をもらったことってあります?

M:私がもらったことなんてないけど、官房長官から聞いたことがあるけど。
同じ閣僚の時に「マキちゃん、あんた総理のお嬢さんだったから、官邸の機密費知ってるよね?」って。
「知りません」「知らないかい?」って。
「官房長官室知ってるでしょ?」
昔の古い官邸、あそこの官房長官室あがって、左に上がってく。ある事は知ってうけど、行ったことないんです、私ね。
そしたら「あそこの官房長官室に金屏風があってね。後ろに金庫があってね。そこを開けると、白の封筒が一杯はいっている」と。「だんだんだん」と。
でね、「なくなっちゃうとね、また全部すっと入ってるんだ。あのお金、誰がどこから持ってくるか、あなた知らない?」って言ったから、「そんなの見たこともない。やめて。知らない!」って言ったの。
「あれ不思議だよな」って。
官邸職員(?)外務省(か?)大蔵省が持ってくるんでしょうね。

ーーそれ自由に使えるんですか?

M:だからそれを持ってくるわけでしょう。それをばら撒くんでしょう。
それは、国民のお金だってことは私、分かってるの。
そんなシステム駄目でしょうが。
なんかの緊急事態用なんでしょう。本来はね。
外国にもあるんですよ。シークレットファンドって言って。
どこの国も大統領官邸にはあるはず。
それを全部、自分の派閥や政党にばら撒いてるっていうのは、なぜか自民党が70年間も天下を取っているうちに、そういう垢が、そういう習慣がついたってこと。
それをやめさせるんだったら、野党が交代制で、チェックアンドバランスでチェックできるようにしないと、だめ。
だから、時間かけて野党を第二政党ね、政権交代可能な第二政党を作ること。