これは、大問題では?
ADS-Bトランスポンダーは、航空機の位置に関する非常に正確な情報を地上管制官や他の航空機に直接送信するために使用されている。
管制官が視認している周囲の交通状況と全く同様の情報が航空機側でも共有できる上、地形や悪天候による一時的な飛行制限情報も受け取ることが可能となるほか、夜間や雨天でも位置情報が正確であるため、地上ではADS–Bを装備した地上車両などを含め正確に位置を把握することが可能となる。
海保機にADS-Bトランスポンダーが装備されていれば、事故を防ぐことができたのかもしれない。
日本航空516便衝突炎上事故
日本航空516便の使用機材は、エアバスA350-941（機体番号：JA13XJ）。
日本航空516便は、乗組員12人と乗客367人をを乗せて、新千歳空港を定刻より10分遅れた16時に出発し、17時40分に東京国際空港に到着する予定だった。
乗客には8人の子供が含まれていた。
海上保安庁みずなぎ1号の使用機材は、デ・ハビランド・カナダ DHC-8-Q300（MA722）（De Havilland Canadaカナダの機製造会社）で、1992年にデ・ハビランド・カナダ社はボンバルディア・エアロスペース社（Bombardier Aerospace）に買収されたがDHC-8の生産は続けられた経緯から、Bombardier Dash-8とも呼ばれる。（機体番号：JA722A（羽田航空基地所属））。
機長を含む6人が搭乗し、2024年元旦の能登半島地震により被災した人々に援助物資を届けるために、中継場所となる新潟航空基地に飛ぶ準備をしていた。
ボンバルディアダッシュ8は通常、約50〜80席の短距離旅客機で、日航機のA350にように大きな機体ではないが、「かなりの量の燃料を搭載するのに十分な大きさ」である。
17時47分ごろ、34R滑走路（C滑走路）にJAL516便が着陸した直後、海保みずなぎ1号に接触、衝突。炎が上がり、そのまま煙と炎を上げながら滑走。
機体が滑走路上に停止すると、中間部の扉は使用不能だったが、前部と後部の緊急脱出スライドを展開し、機内にいた379人全員が18時5分までに脱出に成功した。
一方、海保機では、機長は重傷を負いながらも自力で脱出したが、その他の乗組員5人は安否不明となり、後に死亡が確認された。
国交省
幹部名簿 令和5年9月15日現在
https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_002571.html
国土交通省幹部名簿（課長職以上）令和 5年 10月 1日現在
https://www.mlit.go.jp/page/content/001633295.pdf
将来の航空交通システムに関する推進協議会 委員名簿 令和 5 年 6 月時点
https://www.mlit.go.jp/koku/content/001619229.pdf
海上保安庁 構成図
https://www.kaiho.mlit.go.jp/soshiki/kikouzu_230401.pdf
海保機はMA722みずなぎ1号
海上保安庁のMA722固定翼機 防衛日報デジタル
https://dailydefense.jp/_ct/17676929
”2日午後5時50分ごろ、羽田空港（東京都大田区）のC滑走路上で、海上保安庁のMA722固定翼機と札幌（新千歳）発羽田行きの日本航空（JAL）516便（エアバスA350）が衝突し、火災が発生した。海保機は能登半島地震の被災者に向けて、食料や水などの支援物資を輸送するために新潟空港へ向かう予定だった。海保関係者は「事故は発生したが、現地で今も苦しんでいる被災者がいる。支援には支障がないよう対応している」と話した。”
衝突した海保機はMA722みずなぎ1号
日本テレビ放送網
2024年1月2日 18:46
https://news.ntv.co.jp/category/society/15f8f7a5eb6140528cd8363d80481334
海上保安庁によりますと、衝突した海上保安庁の機体はMA722みずなぎ1号で、ボンバルディアの飛行機だということです。
ほぼ報道されなかった海保機炎上の様子
https://johou-tenkomori-ch.com/archives/26408784.html
管制官と日航機・海保機の交信記録
続きがあるのかないのか
LiveATC
Listen to Live ATC (Air Traffic Control) Communications | LiveATC.net
https://www.liveatc.net
海保機はADS-Bトランスポンダーを装備していなかった
HOW DID IT HAPPEN? JAL516 Tokyo Haneda Crash
2024/01/03 JAPAN
On 2 January 2024, a runway collision occurred between Japan Airlines Flight 516, an Airbus A350-900, and JA722A, a De Havilland Canada Dash 8 operated by the Japan Coast Guard. Flight 516 was a scheduled domestic passenger flight from New Chitose Airport near Sapporo, Japan to Haneda Airport in Tokyo. While Flight 516 was landing at Haneda Airport, the two aircraft collided and Flight 516 caught fire. The collision killed five of the six crew onboard the Dash 8, but all 367 passengers and 12 crew were evacuated from the A350 with no loss of life.
（１：３３〜）
"The plane was reportedly not equipped with an ads-b transponder which helps other planes know its position.
The bombardier reportedly entered the active Runway.
Due to it being at night it is also likely that the controller did not spot the mistake."
"同機は、他の航空機がその位置を知るのに役立つads-bトランスポンダーを装備していなかったと報告されている。
夜間であったため、管制官がミスに気づかなかった可能性も高い。"
Automatic Dependent Surveillance–Broadcast, ADS–B
放送型自動従属監視
wiki https://ja.wikipedia.org/wiki/放送型自動従属監視
"航空機が衛星測位システム（GNSS）を使用し自らの位置を特定し、その機位を定期的に送信することで追跡を可能とする監視技術となり、主に航空交通管制で使用される。
衛星測位システムを使用し自ら定期的に位置情報を地上受信機に対して送信を行うため、従来のレーダーシステムよりも広範囲での状況が確認できる上に精度も高く、従来の二次監視レーダーで使用される地上からの問い合わせ信号（トランスポンダ）も不要となる。航空機同士が相互に位置情報を交わすことで個別に状況判断を行うことも可能となり、操縦士の入力を必要としない完全自動式となる。また、航空機の正確な位置が把握できることから、従来の方式よりも航空機同士の間隔を詰める指示を管制官が出せるため、混雑した空域や空港などでより多くの交通量を捌けることに繋がり、進入や着陸に対する許可を待つ時間が短縮されることから燃料消費量の削減や大気汚染の軽減も見込まれている。管制官が視認している周囲の交通状況と全く同様の情報が航空機側でも共有できる上、地形や悪天候による一時的な飛行制限情報も受け取ることが可能となるほか、夜間や雨天でも位置情報が正確であるため、地上ではADS–Bを装備した地上車両などを含め正確に位置を把握することが可能となる。"
Japan plane fire: What happened
Sky News Wednesday 3 January 2024 18:22, UK
https://news.sky.com/story/japan-plane-fire-everything-we-know-so-far-13040894
（抜粋）
"What caused the collision?
衝突の原因は何か?
While the investigation has only just begun, it has been suggested that the coastguard plane is the aircraft that should not have been on the runway.
Transcripts of traffic control instructions appear to show the JAL flight had been given permission to land, while the coastguard aircraft had been told to taxi to a holding point near the runway.
In a statement on Wednesday, JAL said its aircraft recognised and repeated air traffic control's landing permission before touching down.
However, the captain of the small aircraft said he entered the runway after receiving permission, a coastguard official said.
調査は始まったばかりだが、海上保安庁の飛行機は滑走路にいるべきではなかった航空機であることが示唆されている。
交通管制指示のトランスクリプトは、JALのフライトが着陸許可を与えられていたことを示しているように見えるが、海上保安庁の航空機は滑走路近くの保留地点まで移動するに言われていた。
水曜日の声明で、JALは、その航空機が着陸する前に航空交通管制の着陸許可を認識し、繰り返したと述べた。
しかし、小型航空機の機長は、許可を得た後に滑走路に入ったと述べた、と海上保安庁当局者はいう。
Mr Atkinson said a busy airport in the evening is a "very visually challenging environment" for everyone involved - from air traffic controllers to pilots and vehicle drivers - with "an awful lot of lights of various colours, some of which are flashing".
"As one approaches a runway at night, it's often very difficult to perceive those little signs of, for example, a relatively small aircraft," said Mr Atkinson, who is also an air accident investigator.
アトキンソン氏は、夕方の忙しい空港は、航空管制官からパイロットや車両運転手まで、関係者全員にとって「非常に視覚的に困難な環境」であり、「さまざまな色の非常に多くのライトがあり、そのうちのいくつかは点滅している」と述べた。
「夜間に滑走路に近づくと、例えば、比較的小さな航空機の小さな兆候を認識することはしばしば非常に困難です」と、航空事故調査官でもあるアトキンソン氏は語った。
Flight Radar 24, which tracks flights across the world, offered more details on the collision, saying the coastguard plane was not equipped with a modern ADS-B transponder.
ADS-B transponders are used to transmit highly accurate information about an aircraft's position to ground controllers and directly to other aircraft, and are more accurate than using conventional radar surveillance.”
世界中のフライトを追跡するフライトレーダー24は、海上保安庁の飛行機には最新のADS-Bトランスポンダーが装備されていなかったと述べ、衝突にについてさらに詳しく説明した。
ADS-Bトランスポンダーは、航空機の位置に関する非常に正確な情報を地上管制官や他の航空機に直接送信するために使用されており、従って、従来のレーダー監視を使用するよりも正確なのである。