志賀原発 変圧器の火災。
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志賀原発“外部電源一部使えずも 冷却問題なし” 原子力規制庁
2024年1月1日 21時35分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240101/k10014305671000.html
原子力規制庁によりますと、石川県志賀町にある北陸電力の志賀原発では、地震が起きた際、2号機の外部から電気を受けるための変圧器付近で、爆発音や焦げくさい臭いが確認され、この変圧器を使って電気を受ける系統が使えなくなっているということです。
また、1号機でも別の1系統が変圧器の油漏れのため使えなくなっている状況だということです。
現在、1号機、2号機ともに他の系統を使って電気を受けているほか、外部電源が無くなった場合でも非常用のディーゼル発電機がそれぞれ複数あって発電することが可能で、現在のところ核燃料を貯蔵している使用済み燃料プールの冷却に問題はないということです。
「安全上重要な機器の電源確保と燃料冷却は行われている」
志賀原発の周辺では、原発の北側の地域の半径15キロから30キロの範囲で、石川県が設置しているモニタリングポスト13台の情報が得られなくなっているということです。
ただ、原発の敷地内やその周辺にあるモニタリングポストでは異常な値は確認されておらず、現時点で環境への影響はなく監視態勢についても問題はないとしています。
原子力規制委員会と内閣府などでつくる国の緊急時対応センターの関雅之広報官は、「まだ地震が続いている状況で情報の収集に全力を挙げる。現時点においては、安全上重要な機器の電源の確保と、また使用済み燃料の冷却は行われているので、特段、避難行動を取るといった必要性はないと考えている。住民においてはまずは地震に対して身の安全の確保をお願いしたい」と話しています。